東京に出張に行きましたので、せっかくですので大宮駅までホームライナーに乗車し、大宮駅から新幹線のグリーン車で帰ってくることにしました。
 できればは金沢運転所の489系を使用する「ホームライナー鴻巣3号」に乗車したかったのですが、時間の関係で「ホームライナー5号」の乗車となってしまいました。




①上野(1941)→大宮(2006) 3975M  [ホームライナー鴻巣5号]  185系7(1号車・クハ185-301)
 上野駅に19時20分頃到着したところ、8番線ホームにはすでに列車が入線しており、客扱いも開始されていました。車内を見ると「おや?」と思うほど乗客が少なかったので、ゆっくりと写真を撮ってから、ライナー券を購入して車内に入ります。

 車内を進み1号車に席を取ることにしました。185系については過去に1度だけ乗車したことがあるのですが、その時はグリーン車に乗車しましたので普通車には始めての乗車となります。座席に座り初めて気がついたのですが、普通車は特急車両にもかかわらず窓が開くのにはびっくりしました。

 車両自体はいわゆる「国鉄型車両」ですから、古いのは仕方がないところですが、出入口のドアが大きくて乗り降りしやすい点や、オーソドックスは箱形車両によるところが大きいと思うのですが車内全体が広々した感じがしてとても好感が持てます。

 発車時間が間近になるに従い乗客は増えてきましたが、全体的に6割程度の乗車率といったところでしょうか。隣の7番線に留まっている高崎行き普通列車のグリーン車も混雑しているところをみると、多少のお金を支払ってもゆっくりと座っていきたい人が多いことが伺えます。

 さて列車は定時に上野駅を出発しましたが、この時間帯は列車ダイヤが過密となっているためでしょうか、ゆったりとしたリズムで進みます。京浜東北線の列車は湘南新宿ラインの列車に抜かれるわけではないので、別にこのペースでもいいのですが、特急車両らしくない走りが続きます。

 赤羽駅を過ぎた頃からようやくペースが上がり始めましたが、浦和駅からはまたもとのペースに戻ってしまい、そのまま大宮駅に到着してしまいました。
 ホームライナーなので特急列車とは違うことは承知していますが、なんか少し寂しい気持ちでした。





②大宮(2058)→長野(2226) 549E  [あさま549号]
 大宮からは新幹線のグリーン車に乗車して長野に戻ります。新幹線のグリー車に乗車するなんて贅沢な!と言われそうですが、東京駅から普通車の指定席に座っていくのと、大宮駅からグリーン車に座っていくのとの違いはわずか440円ですから、私は一人の場合は必ずこの方法をとります。

 あさま号のグリーン車はシートピッチが大きく座席自体も大きいので、ゆったりと座ることができます。また、余程の混雑時ではない限り、隣のシートには誰も乗ってきませんので気を使わなくて済みます。
今回も誰も横には来ませんでしたので、ゆったりと座って長野まで帰ってきました。



 [ホームライナー鴻巣号]には今回で2回目の乗車ですが、前回の乗車時にはほとんど満席という状況でしたので、今回の乗客の少なさには少々驚きでした。普通列車のグリーン車を見ると、結構乗っていますので、多少の差額を払っても発車時間を待たずに乗れる普通車のグリーン車に乗車する人が多くなったということでしょうか。
  いずれにしても、ワンコインで185系の乗車を楽しむことができました。


【乗車日:平成19年 9月11日】
鉄道コム