2021年7月撮影。
2011年3月11日の東日本大震災から9年間、常磐線に運転見合わせ区間がありました。
そのため、いわき駅-仙台駅は特急ひたち号の設定がありませんでした。
2020年3月のダイヤ改正で常磐線が全線運転再開になりました。
それに伴い、1日3往復の特急ひたち号が東京方面から仙台駅まで直通運転を再開しました。
ということを知ってはいたのですが、乗車する機会なく、1年以上が経過しました。
で、今回、仙台に行くので乗車してみました。
東京から仙台へ行くとしたら、ぱっと思い浮かぶのは、東北新幹線です。
特急ひたち号を乗り通して仙台へ行くっていうのは物好きっていえば物好きです。
ところで、2021年4月1日から9月30日まで、インターネットで切符を購入するサイトえきねっとでお先にトクだ値スペシャルを発売しています。
JR東日本の全ての新幹線・特急電車が対象ではないのですが。
特急ひたち号はお先にトクだ値スペシャルが発売されています。
いくつか条件がついてきますが、品川駅ー仙台駅、通常料金9280円のところを4640円と50%OFFです。
今回はこの切符を購入して、かなり安く乗車しました。
さて。
いわき駅までは何度か来たことがあります。
富岡駅まで復旧していた時にも、いわき駅で各駅停車に乗り換えて常磐線を利用したことがあります。
今回、列車はその先、大野駅・双葉駅・浪江駅・原ノ町駅などを通って行きます。
しかも、いわき駅での乗り換えはなしです。
車窓から時々海が見えましたが、ほとんどは建物が少ない田園風景でした。
とはいっても、工事をしているところもありました。
川(阿武隈川かな!?)を渡り、建物が多くなってくると、あと少しで終点仙台駅という時間になりました。
品川駅を12時45分に発車してが17時25分仙台駅到着ということで4時間40分の旅でした。
調べてみたところ、はやぶさ号(東北新幹線)だと東京駅-仙台駅は約1時間30分です。
これだけ時間差があると時刻表を使ったトリックの小説が出来そうですね。
で。
今まで特急ひたち号に乗ると、水戸駅・勝田駅・日立駅で下車するお客さんが多かったです。
なので、いわき駅から先は空いているかな、と思ったのですが、私が乗車した車両で10人くらいは乗っていて、ちょっとびっくりでした。
と、結構お客さんが乗っている、という感想を持ったのですが。
1両に約60人分の座席があるので16%。
数字にしてみるとあまり乗っていなかったんだなぁ。
とにもかくにも新幹線の約3倍の時間をかけてののんびり旅でした。
仙台駅の階段。
最後に。
走行距離の長い特急列車として博多駅-宮崎空港駅のにちりんシーガイア号の411.5KMがあげられると思います。
ひたち号は品川駅-仙台駅で373.9KM。
にちりんシーガイア号ほどではありませんが、かなりの長距離を走る特急列車だと思います。
もっとも、2001年3月までは大阪駅-青森駅の白鳥号が1000KMを越える距離を走っていたんですけどね。
ではまた。