こんにちは。
今日はNゲージ鉄道模型、KATO 3060-2 EF65 500(F形)のDCC基板を載せ換えました。
右がそのEF65F 526号機ですが、左のED79とED75が関係します。
これからED75 82号機(TOMIX 9135 ヒサシ付き)の動力ユニットを、左のED79シングルアームパンタグラフ(KATO 3076-1)へと載せ換えます。既に74号機、76号機(ED75 1000の動力ユニット使用)に同様の改造を実施、これで3両目になります。
この改造を進めると、TOMIXED75(上)に搭載のDCC基板DZ125が余って行き、ED79(下)動力ユニットへ装着のDN163K4aがどんどん減って行くことになります。そこで、
ちょっと面倒くさいんですがEF65Fに載っていたDN163K4aを余ったDZ125へ交換、DN163K4aを捻出してED79から改造のED75ヒサシ付等に使用しようという魂胆です。
有効利用、新たに基板を購入する出費を抑制できます。
直流機には大抵一番下のモニター屋根が付いているので可能です。高圧機器が所狭しと並ぶED75など交流電機にこの作戦は使えません。
ED62の記事最後に書きましたが直流機は何気にDZ125化が進んでいます。DN163K4aのまま残っているのはEF65 FとPFの計4両だけです。そのうちEF65F 2両へ施工しました。
写真は下から2番目、パンタの載るパーツ中央部にDCC基板が納まる穴をあけたところ、同じ青15号ながら屋根が別パーツなんですね。左右ギリギリのキワドイ穴あけになっちゃったので..
屋根パーツが浮かないよう矢印の部分に1本ネジを打ちました。これも上にモニター屋根が被るので出来る作戦です。
元々製品に付いていたライト基板の中央部をちょん切って、前尾灯LEDなどはそのまま使用します。矢印の部分にグラインダーを当てて絶縁してから使いますが、今回1か所絶縁を忘れて、奥に映るDZ1251枚のライト制御がダメになってしまいました(泣)。よく考えてやらないと失敗します。幸い走行には支障なかったので、電車の中間動力車などライト点灯の無い車両へ転用します。
DZ125は他にも余っていたので写真のように配線しました。KATO以外の製品をDCC化するのに広く使ってきた基板です。こんな面倒なことを...という感じですが、DZ125はだいぶ安い、今は後継のDZ126になっていますがDN163K4aより現在の定価ベースで35%ほど安価です。余っているんだし、使える車両に使わない手はない といった感じです。苦労はしますが安くDCC化できる というのもあるかも..失敗してたら元も子もないですけどね。
上の写真の接続概念図です。Digitrax製はリード線の色により接続先が決まっています。
配線を間違えたり、短絡させたりした状態でDCC電圧がかかると基板がダメになります。
DCC基板から配線した先が他の端子と導通していたらアウトです。
製品に付いていた基板は直流2線式のものですから、集電部とモーター端子、抵抗を介して前尾灯LEDが直結しています。なので慎重に絶縁してからDCC基板のリード線をハンダ付けする必要がありますが..1枚失敗しちゃいました😅。
またDZ125はライト制御用の電圧も高く、左上に書いた抵抗1kΩを入れないとLEDがお釈迦になります。基板型とは扱いの違う点が色々あります。
配線後、ボディーをはめ、空けた穴に基板が納まるようにします。DZ125の赤いシュリンクフィルムはスペースがギリギリなので剥がしてセロテープ絶縁に、、薄いフィルムと思いきや、基板の高さ、幅を抑えるのに意外と有効なんです。
こうしてEF65F 2両 526と532号機へ施工してDN163K4aを2枚捻出しました。
さて、EF65 532はEF65P形のボディーを使ってヒサシ無しのF形を再現したもの、先日も機番の金属インレタ文字化をしたりしたときに走行しました。が、ここのところヒサシ付526号機の出番があまり無かったので,,
整備中の20系客車を牽引してもらいました。カプラーのボディーマウント化が全車終了しているのでテストランを兼ねています。設定は寝台特急 日本海 としてみました。
EF65Fが日本海を?って、半年だけ先頭に立っているんですよねー。1972年のこと、機関車不足のためEF65Fが増圧ブレーキ回路を復旧または新設の上PFと混用で牽引に当たったとのことです。大阪-米原間の牽引でした。同時期に20系”あかつき”も大阪-下関間牽引した筈です。私は実物を見ることは出来ませんでしたが、ヒサシ付きのEF65Fがブルトレ牽引、見てみたかったですねー。
模型はJRマークも付いていますし、編成増圧仕様当時ですからホース類がフル装備だった筈ですが少ない..。この点当時の姿と異なりますが、時にはこういう運転もいいかな。
最後までご覧いただきありがとうございました。