JR九州 普通回数券 平成日付券と西暦日付券のフォントの違い | 菅沼天虎の紙屑談義

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交通機関を利用する為の切符・・・一般の方々にとっては使い終わってしまえばタダの紙屑で、最後は係員に渡して終わりになるモノです。
そんな紙屑に夢中になってしまった大馬鹿モノの戯言にお付き合い下されば幸いです。

JR九州の普通回数券を整理しておりましたら、平成日付券と西暦日付券の微妙なフォントの違いに気づきました。

 

 

日豊本線の門川駅発行の補充回数券で、平成日付券と西暦日付券となります。

 

 

 左側が平成日付券、右側が西暦日付券で、表紙の日付記入欄の「平成」の印刷の有無以外は、一見同じように見えます。

 

 

 

 

 

「普通回数券」のタイトル部分です。

 

 

 

上段が平成日付券、下段が西暦日付券で、発区分記号の[九]と、「普」、「通」、「券」の文字は明らかにフォントが異なっており、「券」は特徴のあるフォントとなっています。

 

 

 

 

 

有効期限記入欄の「まで有効」の部分です。

 

 

 

 

上段が平成日付券、下段が西暦日付券で、「ま」、「有」のフォントが異なり、「で」の大きさも異なっています。

 

 

 

 

 

注記事項部分です。

 

 

 

上段が平成日付券、下段が西暦日付券で、第1項の「11券片」の「11」の数字、第2項の「途中駅」の「駅」の「馬」の部分の下点、第3項の「普通旅客運賃」の「普」の文字など、フォントが異なっている文字が散見され、西暦日付券は全体的に文字の線が細く、平成日付券よりも文字が鮮明に印刷されています。

 

 

 

 

 

区間表記の左側の「門川」の部分です。

 

 

 

上段が平成日付券、下段が西暦日付券で、「門」の右下のハネ方が異なり、注記事項部分とは逆に西暦日付券の方が文字の線が太くなっています。

 

 

 

 

 

JR西日本やJR四国の普通回数券も、先に申しましたタイトル部分の「券」の特徴のあるフォントが同じで、こちらも平成日付券と西暦日付券ではフォントに違いが見られ、JR九州と調製先が同じであるものと思われます。

 

 

 

 

いずれも発区分記号以外は、文字のフォントが同じで、「券」の部分も特徴のある同じフォントとなっています。

 

 

JR九州、JR西日本、JR四国では、今回ご紹介いたしました普通回数券以外にも、補充片道乗車券でも平成日付券と西暦日付券で、一部のフォントに違いが見られますので、いずれご紹介いたします。

 

今回のエントリを持ちまして、JR九州の普通回数券発売終了の一連のエントリを終わりといたしますが、最初のエントリで申しましたように、既にJR西日本がICカードエリア内相互間の普通回数券を、9月30日限りで発売終了する事を発表しており、私鉄でも京阪電気鉄道が2020年12月30日で普通回数券の発売を終了し、西日本鉄道が7月31日で普通回数券の発売を終了するなど、これまで想像すらしていなかった普通回数券の発売終了が現実となっており、今後、普通回数券の発売を終了する会社が増える可能性が高いと思われます。