NO.2507 6月30日で運用は最後でした、キハ66・67系気動車最終日リポート in 早岐駅 | コウさんのコウ通大百科 PART3

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(平成24年1月〜平成30年3月の記事はPART2の内容です)

 
 当ブログでは、NO.2506におきまして、キハ66・67系気動車で去る6月27日~28にかけまして運行されておりました最後の団体列車でもありますリバイバル「ながさき」の深夜の追っかけ撮影の模様をご紹介しておりました。
 
 リバイバル「ながさき」は、昭和59年まで門司港~博多~佐賀~早岐~佐世保・~長与~長崎間で運行されておりました夜行普通列車「ながさき」のリバイバルとして運行されていたものでありまして、以前ユーチューバーのスーツ氏が個人で110番ユニットを貸し切りまして運行されておりましたリバイバル列車を再現した形で運行されていたものであります。
 
 この時には、早岐・長崎方より前2両に側面の痛みが見られておりました3番ユニットが、後方2両にオリジナルのシートを持ちます2番ユニットをそれぞれ連結しておりまして、両先頭車には画像2にもありますように「ありがとう キハ66・67」と書かれましたヘッドマークも掲示しまして運行されておりました。
 
 また、この列車では深夜の停車駅では乗車しておりました係員が改札や階段の所に付いていた事もありまして、一般の立ち入りもできないような策も取られておりまして、そう言った事からツアー参加者にとりましては安心して撮影・乗車もできていたのではないかと思います。私自身も、結局は通過駅であります鍋島・南風崎各駅で動画撮影は行っておりましたが、ホームに立ち入りができない事は昨今の事情を思いますと仕方がないのかなとも思う所ではありましたでしょうか。
 
 (前回掲載できなかった(「Twitter」では紹介)、有田駅西側の外尾踏切より)
 
 
 ここまで、リバイバル「ながさき」の模様を改めてご紹介しましたが、今回は去る6月30日のキハ66・67系気動車最終日の模様を佐世保車両センターもあります佐世保市の早岐駅で収めておりましたので、皆様にご紹介してまいります。
 
 
 当ブログでは、NO.2500でご紹介しておりましたが、キハ66・67系気動車の引退前までは、朝夕は2ユニットの4両編成で運行されている事をご紹介しましたが、この最終日も夕刻~夜にかけまして以下の列車で4両編成の姿が見られておりまして、このうちの244D→3243Dでは以下画像の「国鉄急行色」同士4両編成が実現しておりまして、まさに最後にふさわしい姿が見られておりました。
 
 (6月14日撮影、6924D早岐駅着後)
 
 (ユニットは左記が佐世保方を表します)
 3242D→253D 1番ユニット+110番ユニット
 246D→6924D 8番ユニット+6番ユニット
 3244D→6922D 7番ユニット12番ユニット
 
 このうち、1番ユニット+110番ユニットで運行されておりました253Dでは、両先頭車の行先表示に「ありがとう」と表示されておりました。残念ながら私自身はその姿を見る事ができませんでしたが、ご覧になられた方にとりましてはまさに有終の美を見る事ができてよかったのではないかと思っております。
 
 
 さて、ここからは早岐駅撮影の模様をご紹介してまいります。私は今回仕事を終えまして駆けつけましたが、やって来た時点では既に6922Dが早岐駅着、246Dが発車直前でありました。
 
 この日の早岐駅では、本来1番ホームに入ります6922Dはこの日早岐駅5番ホーム着、そして246Dが先述のように早岐駅4番ホームを発とうとしておりました。私自身もどちらを収めようかと思いましたが、結局6922Dの佐世保車両センター入区シーンは収めず、246Dが早岐駅を発とうとする所を収めるに至っておりました。
 
 キハ66・67系気動車7番ユニット+12番ユニットで構成されました6922Dは、画像奥にあります12番ユニット(キハ66 12)からもわかりますように、佐世保車両センター構内に留置されました。その代わり、運用変更で本来所定ではキハ66・67系気動車が運行される事になっておりました255D(早岐→諫早間)はYC1系気動車4両編成に変わっておりまして、ここでキハ66・67系気動車所定の運用に初めてYC1系気動車が入るに至っておりまして、先ほどまでキハ66・67系気動車がいました5番ホームに入って来ておりました。
 
 (入線直後)
 
 YC1系気動車の諫早行きの行先です。普通列車で非ワンマン列車でもありますので、「普通 諫 早」とシンプルな姿であります。本当に、こういった姿が今後見られるようになってしまうのもまさに世代交代なのかなとも思うような所ではありました。
 
 (前面)
 
 (側面)
 
 今回255Dでは、(←諫早)207番ユニット+214番ユニットの編成でありましたが、このうちの214番ユニットは5月に佐世保車両センターに入りまして、それから6月中まで試運転が行われておりましたが、6月下旬より運用に入っておりました。そのため、車内は新車独特の香りが見られておりました。
 
 (YC1-1214車内)
 
 (川崎重工・2021年製を表す銘板)
 
 
 さて、6924Dの到着があと数分ほどに迫って来ておりましたが、私自身は「ありがとう そして さようなら」のポスターに目を向けておりました。何と言いましても、この日で最後でもありますので、正直悲しい所でもありましたので・・・。
 
 
 こうして、数分ほど遅れましてハイビームを照らしました6924Dが早岐駅4番ホームに入ってまいりました。実はこの列車が早岐駅に到着する最後のキハ66・67系気動車運行の定期列車と言う事にもなりましたが、本当にこの姿を見ましても最後まで堂々としていた事が伺えるのではないかとも思います。
 
 (早岐駅入線)
 
 6924Dが早岐駅へ着きますと、多くの6924Dの乗客も交えての撮影会がわずかな間に行われておりました。それにしても、1人が撮影されましたら必ず次の方へと譲ると言う姿が見られておりまして、本当にマナーがいい事を実感する姿が見られておりました。
 
 (順番が来ましたのでここで撮影)
 
 
 上の画像を収めますと、私自身は対岸の2番ホームへ移動しまして、編成全体の撮影・そして動画で佐世保車両センターへの入区シーンも収めました。この入区シーンでは、周りの方々の声は聞こえず、エンジン音と駅の放送案内が聞こえる程度で静かな入区シーンでもありましたが、大声や罵声までも見られます最近の「葬式鉄」からしますと本当にマナーもよく送り届けられている事も伺う事ができておりました。
 
 (動画)~エンジン音と駅の放送案内しか聞こえません

 

 

 佐世保車両センターへ8番ユニット+6番ユニットが入った直後、今度は先に入区しておりました7番ユニット+12番ユニットが早岐駅側の留置線へ引き上げてまいりまして、私をはじめ複数名が収めておりました。本来考えられるならば、転線かなと思っておりましたが、その割には奥に入っておりましたのでどうなのかなと思っておりました。

 

 すると、このユニットのエンジンが切られまして、その後車内の照明が消されまして、結局この場で留置と言う事になりました。この7番ユニットと12番ユニットと言いますと、昨年12月に一旦運用を離脱しまして、その後直方車両センターに疎開されていたユニットでもありまして(番外参照)、キハ200系気動車が転属した事で復活したと言う経緯を持つユニットでもありましたが、もう復活はないと思いますと本当によく頑張ったなと言う印象さえも感じさせられるほどでもありました。

 

 (留置された12番ユニット)

 

 

 その後、今度は8番ユニット+6番ユニットの編成がやってまいりましたが、このユニットに関しましては一旦画像の位置に引き上げた後再び佐世保車両センター構内へと入って行きました。このユニットに関しましても、私は心から「お疲れ様」と唱えまして、佐世保車両センター構内へ再び入る姿を見守っておりました。

 

 

 その翌日、キハ66・67系気動車8ユニットは、佐世保車両センター・早岐駅を離れまして、佐世保線~鹿児島線経由で熊本の川尻信号場(6ユニット)・八代駅(2ユニット)へそれぞれ疎開留置されました。私自身も先日出向きましたので、この模様に関しましては後日ご紹介したいと思いますが、今後小倉総合車両センターへ廃車回送されるまでの留置場所でもありますので、いつ順番が回ってきましてこの地を離れる事になるのかはわかりかねますが、「その時」までとにかく休んでいただければと思いました。

 

 

 今回は、6月30日のキハ66・67系気動車最終日の模様を早岐駅へ出向きましてご紹介しましたが、本当にいい最後の姿ではなかったかと思います。やはり「コロナ禍」もありまして、撮影に行く事ができなかった方、乗車する事もできなかった方もいらっしゃったのではないかとも思いますが、その分静かに送る事ができた事は良かったのではないかとは思っております。今後はこれら8ユニットが熊本県内に留置されておりますので、先述のようにいつ「小倉送り」になるかはわかりませんが、とにかくまずはこれら8ユニットに関しましてお疲れさんと言いたいと思います。