今日は南海天王寺支線です。
↑は約30年前に天王寺〜飛田本通で撮った今池町行きの1521系1526。
この天王寺支線は天下茶屋から天王寺へ向かう路線だったんだが、1984年の天下茶屋駅高架化の際に天下茶屋〜今池町を部分廃止したため本線から切り離された孤立路線となり、1993年には残った天王寺〜今池町も廃止された。
大学時代、通学で環状線に乗っていると天王寺の手前にかかる阿倍野橋の下の暗闇にうっすら車両っぽい何かが見えたんで一緒に通っていた同級生に訪ねたところ「アレなあ、南海電車やねん。」との事。
ワタクシ、無知なもんで南海が天王寺まで来ている事を知らなかったんでその言葉を聞き、大層驚いたのは覚えている(苦笑)
で、↑は同じ踏切で撮った今池町行きのモハ1526…こん時は夕方で陽が落ちかけで50mm F1.4を使ってたけどかなり厳しい露出だった記憶がある。
その後、先述の同級生と天王寺支線に乗りに行ったんだが、真っ暗で人気のない天王寺駅の段階でビビりまくりで終点の今池町に降り立った時は、ただただ後悔しかなかった(苦笑)
いや〜、この数年後ニューヨークに行き、一人で地下鉄に乗ったりしたが正直、今池の方が100倍怖かったよ。
そして↑は今池から折返してきた天王寺行きのモハ1526のケツ撃ちカット…ええ、ブレてます(笑)
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天王寺支線を検索している中で、こちらの記事に辿り着きました。
関東の私には、一昔前のこの路線の沿線の街の雰囲気がリアルには分からないのですが、それは言葉にしづらいようなものなのだろうと思っています。
吊り掛け式の古い単行電車が走るお写真を拝見していますと、私も乗って、見てみたかったと感じます。今の天王寺駅周辺の賑わいからは想像もつかない光景ですね。
地図を見ながら、地下鉄堺筋線、天王寺駅に向けての未だ空白の線をトレースして、往時を想像しています。
お写真興味深く拝見させて頂きました。
風旅記: https://kazetabiki.blog.fc2.com
まあ、悲しい出来のカットしか撮れませんでしたが今は亡き天王寺支線の思い出なんで、ワタクシ的には大切な宝物のひとつでもあります。
橋の下にある暗くてアンモニア臭のする天王寺駅は人も殆ど居らず、まるで異世界に踏み込んだ様な気持ちになりました。
そして終点の今池から天下茶屋へ行く道中は、軽い気持ちで踏み込んでしまった自分にただただ後悔する緊張感のある時間となりました(苦笑)
お返事くださいましてありがとうございました。
頂いたお返事からも、この路線のあった街はそういう場所なのだと感じるものがあります。
他所者が不用意に訪ねる場所ではなかったのだろうと想像しています。
地下鉄がこの路線の一部をトレースするように走る今、街の様子は変わらないままなのか、天王寺界隈の若者の賑わいのように、時が過ぎて変わってきているのか、興味を惹かれるところでもあります。
貴重なお写真を拝見でき、ありがとうございます。