一昨日の記事で、Nゲージのお立ち台を作ると宣言したばかりですが、クマタ貿易で購入した「天賞堂のプラ製C11最適バージョン」と称するデコーダー(ESU製 Loksound 5 micro )が届いたので、搭載作業を行いました。
Loksound 5 microです。簡単にDCC化できる 8ピンプラグが付いています。スピーカーのエンクロージャーは4段(低いサイズ3段、高いサイズ1段)が準備されています。
果たして、うまく搭載できるでしょうか?
まず、説明書の図をよく見て、余計なネジを外さないように注意しながら、C11のボディーを外します。
デコーダーを積むスペースは、ほとんど考慮されていないように見えます。経験された方々のサイトがなければ、ここで諦めてしまったかもしれません。みなさん、ありがとうございます。(「天賞堂 C11 デコーダー」で検索しました。)
参考にさせていただいた方々は、エンクロージャーの段数を低めにして、基板の下にスピーカーを収めておられましたが、私は、できるだけエンクロージャーの段数を高くしたいので、運転席の天井にスピーカーを収めることにします。こうすると、外からスピーカーが見えてしまいますが、絶縁のため、スピ-カーを黒いアセテートテープで覆ってしまうので、そんなに目立たない筈です。
みなさんご承知の通り、基板上には、アナログ運転用のプラグが差し込んであり、これを外して、デコーダーのプラグを差し込むとDCC運転ができるようになります。ただし、製品によっては、プラグを差し込んだだけでは、全ての機能が制御できないことがあります。このC11も、尾灯を単独で制御することは出来ませんでした。尾灯制御のためには、プラグとは別に配線が必要のようです。
次に、皆様の例にならい、基板の下のスピーカー固定用リングを外します。このリングは、Loksound 4 の搭載を考慮したものらしく、Loksound 5 には不要だと思います。
写真はありませんが、ここで一旦、デコーダーを装着し、試運転を行いました。試運転の結果、8ピンプラグを差し込んだだけでは、尾灯単独の制御ができないことを確認しました。前進時に必ず点灯してしまいます。尾灯を非点灯にするスイッチが用意されていますが、このスイッチを切ると、後部の照明も非点灯になります。バック運転の多いC11には致命的です。
そこで、思い切って、尾灯のLEDを基盤からカットしました。この手法に眉をひそめる方も多いと思いますが、私の知識では、尾灯制御の配線は理解できませんし、牽引中も尾灯が点灯したままになるのは興醒めですから、苦肉の策です。
スピーカーのエンクロージャーは、低いサイズ2段と高いサイズ1段の計3段の高さにしました。ギリギリで運転席の天井に収まる大きさです。
ここで、デコーダー本体、スピーカーの両方を、絶縁のため、アセテートテープで覆います。
実は、初めてクマタ貿易からESUのデコーダーを購入した際、スピーカーの絶縁に思い至らず、一瞬でデコーダーを焼損してしまいました。その時は原因がわからなかったので、クマタ貿易に教えを乞うたところ、親切に教えていただいた上に、手数料は必要でしたが、新品に交換していただきました。
このサービスは、クマタ貿易のHPにも明記してあります。
「クマタ貿易さん、その節はありがとうございました。」
絶縁が終わったら、いよいよデコーダーを搭載します。
デコーダー本体は、下写真のように基板の下に押し込みました。
ボディーを被せるときにコードが暴れないよう、アセテートテープでコードを押さえています。
フライホイールの上にアセテートテープを貼ったのは、キャブライトの絶縁のためです。クマタ貿易の説明書によれば、キャブライトを絶縁しないと、デコーダーの動作異常が発生するようです。
デコーダーを搭載したC11の動画です。ご笑覧ください(何度か撮り直しましたが、どうしても雑音が入ります)。
手前に映っているのは、刈田の試作品です。
どのくらい前だったか定かではありませんが、TMSの軽便際の記事に、城東電軌さんの刈田のモジュールが掲載されていて、「人工芝を刈り取って作った」と書いてありました。
そこで、近在のホームセンターを駆け回り、最も目の細かい人工芝を購入して作ったのが、この刈田です。
オーバースケールではありますが、稲株の出来には納得しています。
失敗したと思うのは、刈田の「地面の色」です。
近年の刈田は、一面が藁の色に見えますが、昭和39年にTMSで掲載が始まった「摂津鉄道」の坂本さんの作例では、刈田の地面は黒に近い色に見えます。色の違いは、稲刈り方法の違いによるものでしょうか。
私のレイアウトは、昭和40年頃の想定なので、坂本さんの例に倣うべきでしょう。
潔く作り直すことにします。
本日も、ご訪問ありがとうございました。