東海道線と東急東横線&東京メトロ副都心線を乗り継ぎ、東京メトロ副都心線の小竹向原駅にやって来た。



そう、今日は劇作家で演出家である谷賢一さんが主宰している劇団DULL-COLORED POP の演劇ワークショップに参加したのだ。

参加したのは、今年からはじまった[劇団DULL-COLORED POP演劇学校]の戯曲を読む会。
この戯曲を読む会では、舞台に立つ人と舞台を観る人が一緒に戯曲を読み、物語や台詞に潜む意味や世界観を研究するものだ。


読む戯曲は、谷賢一さんの名作『従軍中のウィトゲンシュタイン(略)』。
※(略)となっているのは、戯曲の正式名称が本気でむちゃくちゃ長いから(笑)

この戯曲は、あの有名な哲学者ウィトゲンシュタインが、第一次世界大戦に従軍中に考えをまとめたと言われている論理学の理論にたどり着く様子をもとに書かれている。
あちこちにウィトゲンシュタインの論理学的思考と第一時世界大戦の戦場の生死の様子が描かれる。

この戯曲を読む会では、参加者の音読(自分も二度挙手して台詞とト書きを読みました♪)と谷賢一さんの解説を交えながら、あたかも自分がこのお芝居に出演する役者として、戯曲研究をしているような感覚を味わい、とても有意義な時間を過ごした。

谷賢一さん曰く、また秋にも作品を変更して開催するかもとお話されていたので、次回の戯曲を読む会を楽しみに待っていたい。