RedWing-227系 / Where is the glory made in Japan? | 安芸もみじ / Photos, Historys, Trains - Hiroshima JAPAN

RedWing-227系 / Where is the glory made in Japan?


最近、コンスタントにUPしていますRedWing-227系です。

今回の記事から3月に撮影した写真です。

まずは城西側からの撮影で、高須駅前そして横川駅での写真へと続きます。



RedWingは227系0番台で、川崎重工業車両カンパニーと近畿車輛によって、2014(平成26)年から276両が造られました。

デビューは2015(平成27)年3月14日ダイヤ改正で、広島へ新形式が設計されての導入は、山陽本線が国有化されて以降、初めての出来事でした。

それまでの老朽車の置き換えは、他線区へ新車が導入されての玉突きで、広島へ転属して来るのが常でした。



少数ケースでは同一形式での番台区分による新車が配置されるか、改造によって形式変更となって広島へ転属して来るなどもありましたが。

広島専用形式がダイヤ改正で登場すると知った時には、JR西日本に一体何が起きたのだろう?と驚いたものです(笑)

その後、227系にも番台区分が製造されて1000番台が、和歌山線・万葉まほろば(桜井)線・きのくに(紀勢)線にデビューし、2019(平成31)年3月16日から運転を開始したため広島専用形式ではなくなりました。



RedWing-227系は先述の通り川崎重工と近畿車輛による製造ですが、三菱電機では鉄道車両製造で不正検査が行われていたとか・・・・。

三菱電機長崎製作所が製造する鉄道車両用空調装置の一部において、購入仕様書の記載とは異なる検査の実施や検査の不実施、検査成績書への不適切な記載を行っていたらしく。

契約によって鉄道会社内ごとに購入仕様書に記載される項目は異なるものの、不適切検査は大まかに『仕様書とは異なる検査の実施や、検査の未実施』と『検査成績書への不適切な記載』の2つに分かれるようです。



不合格なものを改竄して記載した訳ではないようですが、現在はこれらの不適切検査の判明後、直ちに当該製品の出荷を停止し、適正に検査が完了していることを確認した製品のみを出荷しているそうです。

今後は、不適切検査の原因究明とともに再発防止策を策定して速やかに公表し、三菱電機グループ内における同様の不適切検査の有無については、外部の弁護士などを含む調査委員会を組成し点検するとしています。

三菱と言えば1992(平成4)~2005(平成17)年の三菱自動車・三菱ふそうの設計ミスとリコール隠しが、やはり映画"空飛ぶタイヤ"の影響からかすぐに頭を過ります。



三菱グループによるこういった不正はその後も続き、技術立国ニッポンそして品質のMADE IN JAPANという、世界の信頼を根底から揺るがしています。

ところで川崎重工もですが、1964(昭和39)年に東海道新幹線が開業して以来、川崎重工・日立製作所・日本車輌・近畿車輌など大手車両メーカーは、均等に製造を担っていました。

国鉄分割民営化後も川崎重工とJR東海との関係は深かったにもかかわらず、2004(平成16)年に川崎重工が中国鉄道省と"東北新幹線 E2系の技術供与"契約を結んだことから・・・・。



『中国に新幹線のような最先端技術を売ることは、国を売るようなものだ』と、業界や官僚など周囲の猛反対に対して川崎重工は耳を貸さなかったことがありました。

800億円という魅力に取り憑かれた川崎重工でしたが、中国は川崎重工から技術提供を受けて開発した中国版の新幹線を『独自開発』と主張し、アメリカなど複数の国で特許申請をした事件へと発展しました。

この事件以来、JR東海は川崎重工を警戒して取引を縮小化したため、川崎重工はJR西日本の山陽新幹線の車両の製造に力を入れたのですが、そのJR西日本の N700Aで川崎重工製の台車に亀裂が発生する重大インシデントが起こります。



品質管理部門が台車製造過程での禁止事項を徹底しておらず、製造担当者40人の従業員は製造規定を知らなかったという恐ろしい現実がありました。

JR西日本は2007(平成19)~2010(平成22)年に納品された303台の内、品質基準を下回る台車が100台、JR東海が2005(平成17)~2012(平成24)年に納品された130台の内、46台が基準を満たしていませんでした。

300km/hの高速走行中に台車破損による脱線事故も、現実問題として起こる直前となった事件は2018(平成30)年と記憶に新しいところです。



機密漏洩と品質不信からJR東海は、今増備中の新型新幹線 N700Sの発注を、川崎重工へは行っていません。

川崎重工のHPには『川崎重工が鉄道車両製造に着手したのは1906(明治39)年。以来、国産化第1号蒸気機関車や日本初のアルミ車両をはじめ、鉄道の歴史に残る数々の名車両を製造し、わが国トップメーカーの座を不動のものにしています』と謳っています。

三菱のケースも川崎のケースもコンプライアンスとガバナンスに、重大な欠落が今はあるように感じてなりません。

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1904(明治37)年に20世紀の梨の苗木が鳥取県東郷町に導入されてから100年後の7月4日、現 湯梨浜町の『東郷町の20世紀梨を大切にする町づくり委員会』が 2004(平成16)年に設立した記念日だそうです。

因みに7月4日は語呂合せです。

梨と林檎・・・・甲乙つけ難いですが、焼き林檎は好きですよ。

ところで今日は、アメリカ合衆国独立記念日でもありますね。

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