NO.2501 6月30日で引退、さよならキハ66・67系(その8、筑肥・唐津線入線編(前編)) | コウさんのコウ通大百科 PART3

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(平成24年1月〜平成30年3月の記事はPART2の内容です)

 

 掲載日の時刻の時点では、6月29日のキハ66・67系気動車の運行も終わりまして、いよいよ6月30日の運行を残すのみとなりました。

 

 このキハ66・67系気動車も、筑豊地区で26年、そして長崎地区で20年に渡りまして活躍を続けてまいりましたが、ついに引退の日がやって来ております。

 

 これまでも当ブログでは「6月30日で引退、さよならキハ66・67系」と称しまして、この6月に撮影を行いました際の模様、このキハ66・67系気動車に関しました過去の内容をご紹介しておりましたが、この6月撮影に関しましては、上の画像1のように「国鉄急行色」が4両編成で見る事ができておりましたりもしておりまして、本当にラッキーな姿を見る事・収める事ができておりました(その5参照)。

 

 他にも、6月8日撮影では、全6運用の姿も見る事・収める事ができてもいまして(その1その3その4参照)、この時には3色の車を収める事もできておりました。中でも、画像の「ハウステンボスライナー」とも称されます12番ユニットに至りましてはこの1ユニットしか見られない訳ですので、より目立つ車両ではなかったかとも思う所ではあったでしょうか。

 

 

 さて、今回と、次回の2回に渡りましてご紹介します「さよならキハ66・67系」の話題は、去る6月20日に撮影を行いました筑肥線(唐津・山本~伊万里間)・唐津線(唐津~久保田間)・長崎線(久保田・佐賀~鳥栖間)で運行されておりました団体臨時列車に関しまして収める事ができておりましたので皆様にご紹介してまいります。

 

 

 この団体臨時列車は、引退前の企画として(企画発表時は引退発表されていませんでした)、「シーサイドライナー色キハ66・67形で行く!筑肥線・唐津線のたび」として運行されたものでありまして、オリジナルシートが装備されております2番ユニットが使用されておりました。

 

 当初は、博多駅発博多駅着として運行される事になっておりまして、キハ66・67系気動車は福吉→唐津→伊万里→山本→佐賀→鳥栖→博多間で運行される予定でありましたが、福岡県内が緊急事態宣言が延長されていた事から佐賀県内に区間を短縮しまして運行される事になりまして、唐津→伊万里→山本→佐賀→鳥栖間に短縮されまして運行されておりまして、去る6月19日・20日の2日間にわたりまして運行されておりました。

 

 

 さて、ここからは初日の6月19日の模様をご紹介します。この日私は仕事でもありましたので、初日の運行を終えまして唐津市の西唐津駅に隣接します唐津車両センターに入区する所を仕事を終えまして駆けつけておりました。

 

 画像は西唐津駅でありますが、この西唐津駅では現在は運用を離脱しまして保留車となっておりますキハ40系気動車の機関未改造車でもあります昭和56年製のキハ47 128+キハ47 1127の2両が留置しておりまして、西唐津駅のホームや反対側の駐車場からも見る事ができておりました。今後これら2両はいずれも廃車回送される事にもなりますが、画像からもわかりますようにまだきれいな姿を維持しておりまして、この後運用にでも入るのかな?と言うような姿がこの時見られておりました。

 

 (右側・キハ47 1127)

 

 (右側・キハ47 128)

 

 

 これらキハ47形気動車の6年先輩でもあります、キハ66・67系気動車の2番ユニットが、鳥栖駅から回送しまして西唐津駅・唐津車両センターに戻ってきました。と言いますのも、6月18日に佐世保車両センターがあります早岐駅から回送されて来ておりまして、今回は2泊3日の行程で佐賀県内の運行にも至っておりました。

 

 キハ66・67系気動車2番ユニットは、寝床であります唐津車両センターにゆっくりとした速度で入ってまいります。この唐津車両センター内では、白地のキハ47形気動車や黄色のキハ125形気動車、電車でも黒地の103系1500番台電車、ステンレスの303系電車、そして白地の305系電車が在籍しておりますが、このように青地の塗装はありませんので、一際目立つ存在ではないかとも思う所ではありましたでしょうか。

 

 (転線・唐津車両センター構内へ)

 

 

 ここまで初日の姿をご紹介しましたが、ここからは2日目であります6月20日の模様をご紹介します。画像は唐津駅でありますが、停車ホームであります2番ホームにいらっしゃる方々とともに、私が収めておりました対岸の3番ホームでも多くの姿が見られておりました。

 

 

 10時30分前、唐津車両センター・西唐津駅からキハ66・67系気動車2番ユニットがやってまいりまして、2日目の運行が始まる事になります。先述のように、本来は福吉駅(回送で大入駅?)から運行されておりましたが、区間短縮となった事もありまして、この時間帯からの運行に至っていたものであります。

 

 入線後、2番ホームへと回りまして、305系電車との2ショットを収めます。この305系電車は画像のW1編成でしたら平成27年(2015年)製ですので、キハ66・67系気動車が昭和50年(1975年)製ですので40年も差がある事がお分かりいただけるのではないかと思います。

 

 方向幕は、前日に引き続きまして「団体」の幕のままでありました。やはり団体臨時列車でもありますので「団体」である事はわからなくはない所ではありますが、イレギュラーな姿を思いますとわからなくはない姿ではあります。

 

 そんな「団体」幕の中にありまして、キハ66 2の側面幕がテープで覆われた姿が見られておりました。と言いますのも、初日に何らかのものが当たりまして破損していたためでありまして、応急処置としまして2日目はこのような姿で終日運行が行われるに至っておりました。やはりこう言った事で中止となると思うと後がない事もありまして残念だと思いますので、正直わからなくはない姿ではなかったかと思っております。

 

 

 場所は変わりまして、伊万里市の肥前長野駅へとやってまいりました。本来は唐津駅発車までいるつもりでしたが、それを待たずして上の画像の「団体」幕を収めた後に来るに至っておりました。

 

 この肥前長野駅は無人駅でありまして、1面1線のホーム配置となっております。ちなみに、筑肥線の山本~伊万里間はこの駅隣の大川野駅が行き違い式となっている以外は、他の駅ではこのようなホーム配置となっておりまして、この姿からも普段利用者もそう多くはない事が見ていて伺う事ができるのではないかと思います。

 

 そんなこの駅ですが、今回のツアーでは降車はできないものの停車駅として設定されておりました。と言いますのも、福岡のアイドルグループ「HKT48」がその1その3でもご紹介しましたように小串郷駅にて最新シングル「君とどこかへ行きたい」のジャケット撮影を行っていた姿をご紹介しておりましたが、実はこの肥前長野駅もジャケット撮影が行われておりまして、その下の画像の姿からお分かりいただけるのではないかと思いますし、そう言った事もありまして、今回この駅にも停車を行うようになったのではないかと思われます。やはり、JR九州が全面協力でもありましたので、わからなくはない所でもありましたでしょうか。

 

 (オリコンニュースより引用しています)

 

 

 キハ66・67系気動車の団体臨時列車がやって来る前に、先に伊万里駅からの列車(2526D)がやってまいりました。この列車は画像からもわかりますようにキハ125形気動車でありますが、この列車を運行しておりましたキハ125-7は黄色の姿は隠れまして、ラッピングが施されていた事から白い姿が見られておりました。

 

 このラッピングは、日本遺産「肥前やきもの圏」のPR企画として運行されていたものでありまして、佐賀県内のやきものなどをモチーフにデザインしたものでありました。尚、この運行は3月より運行を行っておりましたが、ラッピング運行最終日でもありましたこの6月20日にようやくラッピングを収めるに至っておりました。

 

 (アップ)

 

 尚、この運行はこの後再び唐津~伊万里間で運行される運用となっておりましたので、この後の駒鳴駅でもその姿を収める事ができておりましたので次回も詳しくご紹介させていただきます。

 

 

 その数分後、お目当てでありましたキハ66・67系気動車2番ユニットの団体臨時列車がやってまいりました。やはり青の塗装でこの筑肥線を走る姿は見ていて違った印象でもあったように思います。と言いますのもかつて朱色一色と言う事は国鉄時代ありましたし、キハ125形気動車も黄色一色ですのでわからなくはありませんが、青一色と言うのはこれまでなかっただけに、最後の最後にこの企画を行ってくれて良かったと思った時でもありました。

 

 (ホームに入線)

 

 キハ66・67系気動車2番ユニットは、肥前長野駅で約1分ほど停車します。ツアー客は、先述のように降りまして撮影する事ができない事に関しましては仕方がないとは思いますが、我々撮影に来ていたものとしてはバンバンと撮影されていた姿が見られておりました。ちなみに、この時には30名ほどが見られておりましたが、私も以下画像のように収めまして、その下の画像では駅名標(駅板)とも絡んで撮ったりもしておりました。

 

 (駅名標と絡んで)

 

 

 そして、団体臨時列車は伊万里駅へ向けて発車して行きました。伊万里駅と言いますと、松浦鉄道西九州線とも接続しておりますが、かつては線路がつながってもいましたし、キハ66・67系気動車自体も定期でたびら平戸口駅へ運行された事もありましたし、松浦鉄道伊万里駅にも団体臨時列車での入線実績もあっただけに、今つながっていたならばどういった運行になっていただろうかと思う所でもありました・・・。

 

 

 今回は、キハ66・67系気動車の団体臨時列車の筑肥線・唐津線入線の模様の前編としてご紹介しましたが、これまでは110番ユニットの実績がよくあった中でこの「SSL塗装」の姿は「国鉄急行色」とは違った所が良かったのではないかとも思う所ではあります。けれども、もうこの運行も今後ないと思いますと正直残念でならない所ではないかと思っております。次回「6月30日で引退、さよならキハ66・67系」のタイトル最後の話題は、後編としまして駒鳴・山本・厳木の3駅での模様をご紹介しますので次回もご覧になっていただきたいと思いますし、キハ66・67系気動車自体もこの日が最後ですので、無事に運行が終了できる事を願いたいと思っております。