皆様こんばんは。ブログおよびホームページ管理人の神@北見です。
今日は帰りが遅くなってしまい模型弄りをする気力も無いので、最近の鉄道界をみて思うことを書いて終わりにしたいと思います。
国鉄時代の旅客車は客車に始まり、次第に電車や気動車が幅を利かせ始め、最近では客車はめっきり見なくなってしまいました。そして日本の鉄道旅客車両は電車と気動車に2分されるようになってきたと思いきや、気動車のほうは別の方向へ進化しつつあります。
電車ではモーター車を表す「モ」や制御車の「ク」と組み合わせて「クハ」とか「モハ」という形式が今でも主流です。気動車というと「気動車」の「キ」と、等級を表す「イロハ」を組み合わせて「キハ」とか「キロ」という形式が一般的でしたが、最近は駆動方式やエネルギー源の相違により車両形式が分かれ、これに対してJR各社で色々な呼称を採用しつつあります。
JR北海道
電気式ディーゼル動車…H***
JR東日本
電気式ディーゼル動車…GV-E***
ハイブリッド式動車…HB-E***(小海線に最初に登場した形式のみキハE200)
蓄電池式動車…EV-E***
JR東海
ハイブリッド式動車…HC85系(形式は電車と同じくモハ・クモハ)
JR西日本
電気式ディーゼル動車…EDC***
JR四国
四国では通常の液体式ディーゼル動車しかいませんが、「キハ」は使っておらず1000・2000番台の形式を使っています
JR九州
電気式ディーゼル動車…YC1
蓄電池式動車…BEC***
と、各車毎に形式の付け方がバラバラになってきています。電車や客車は会社独自の英文字を入れる場合もありますが基本的に国鉄時代の形式記号を踏襲している感があります。しかし最近登場している液体式以外のディーゼル動車や蓄電池車についてはJR統一の思想はありません。
そもそも近年ではディーゼルエンジンを駆動力として直接車軸を回すような車両は廃れている傾向にあり、モーターで車軸を駆動する方式が主流になりつつあります。そしてモーターを駆動する電力源として、ディーゼル発電機を使用したり、蓄電池を使用したり、そのハイブリッドであったり、更に燃料電池というものも試用されようとしています。速度と共に変速・直結を切り替えて、直結段では速度と共に機関回転数が上がって行くような走りをする車両は過去の産物になってしまうのでしょう。それに伴い「キハ」なんていうカテゴリーもそのうち消えてしまうのでしょうね。
↑気づくとキハ58系がJR線上からほぼ絶滅してしまってから既に10年以上も経過しています。「キハ58系なんていたなあぁ」と思っているうちに、そのうち「キハ」なんていう形式車両自体が歴史の産物になってしまうのでしょう。
石炭から石油へとエネルギー革命が起こり蒸気機関車が居なくなったのと同様に、石油からカーボンフリーの時代となり気動車もいなくなってしまうのでしょう。そもそも現在気動車が走っているような路線はローカル線が主流で、ローカル線存続の話も厳しい局面を迎えている現実ですので、路線そのものと共に無くなってしまうと寂しいものがありますね。
とりとめのない記事になってしまいました…。過去に蒸気機関車が無くなる頃に全盛期であった蒸気ファンの方々も、同じような心境だったのでしょうかね。
今回も最後までご覧いただきありがとうございました。それでは次回もお楽しみに!!