富山地方鉄道の観光列車「アルプスエキスプレス」の乗車記です。
前編からご覧ください。
 
■車内(2号車)
1号車と3号車はボックス席やリクライニング座席が並びますが、2号車は多種多様な座席が並んでいて、この列車イチオシの車両です。
 
特急アルペン号として運転される際には、この2号車は指定席となり220円の追加料金が必要ですが、普通列車として運転される場合は自由席なので追加料金はありません✨
※現在はコロナ禍のため、特急アルペン号でも自由席として開放しています。
 

 
窓向きのカウンター席やカフェのようなテーブル席、どの席に座るか迷ってしまいます🤭
 
 
こちらはソファ席です。
JR九州の「指宿のたまて箱」にも似たような席がありましたね。
 
 
飾り棚の中には、サイン色紙が展示されています。
サイン色紙は3点あり、ひとつは2019年春に黒部市でライブを行った「ももいろクローバーZ」のメンバーのもの🍀
 
 
他の2点は女子鉄アナウンサーの久野知美さんと、ホリプロの南田裕介さんのものでした。
どんなサインかは、実際に乗車した際にお確かめください。
 
2号車の車端部は、ボックス席です。
 
 
サービスコーナーも設置されています。
 
通常であれば、アテンダントさんが乗り込み飲み物やグッズなどの販売を行っているとのことですが、昨今の情勢でこちらも休止中になっています😭
 
 
サービスコーナーの隣の飾り棚には、「富山の薬売り」にちなんで、薬が展示されています。
 
 
サービスコーナーの向かい側はフリースペース。
ここで購入した飲み物を飲んだり、順番を待ったりするのにいいですね。
 
 
ここでひとつ奇妙なことが。
中間車である2号車の形式が、なぜか運転台付きを示す「クハ」。
一方、両端の運転台付きの車両が、「モハ」になっているのです。
 
 
これは、中間車両を抜いた2両編成で運転できるように、中間車と先頭車のモーター類を入れ替えた過去があるためだとか🙄
 
また、見た目は西武鉄道5000系「レッドアロー」なのですが、この車両には、JR九州の485系特急電車、京浜急行1000形電車、地下鉄日比谷線の3000系電車などの部品が寄せ集められて使われていますので、興味がある方は調べてみると面白いと思います。
 
■車窓
立山駅を出た列車は、電鉄富山駅に向かって進みます。
ホテルグリーンビュー立山を右手に見ながら、途中の岩峅寺(いわくらじ)駅までは、山岳鉄道らしい下り坂です⛰️
 
 
景色のハイライトは、有峰口(ありみねぐち)駅~千垣(ちがき)駅間の千垣橋梁

常願寺川を渡る富山地方鉄道の車両が撮影できることから、撮り鉄の方には有名なポイントです📷️
車窓からは、石造りの芳美橋が進行方向右側に見えます。
 
 
岩峅寺(いわくらじ)駅~寺田(てらだ)駅間は、水田も広がる平坦な区間。
寺田駅からは本線となり、電鉄富山駅まではもうすぐです。
 
途中で、アルプスエキスプレス同士のすれ違い?かと思ったら、あちらはアルプスエキスプレスでなく普通の車両😅
2両編成で、座席もリクライニング座席だけでした。

 
富山地方鉄道の旅には、1日フリーきっぷがおすすめ。
 
夏期(4~11月)は2,600円、冬期(12~3月)は2,100円で、市内電車も乗り放題になります。
 
 
次回もお楽しみに👋
 
↓お中元にいかがですか(ご自宅用でも😉)。