国鉄末期の頃、柳井駅構内に80系が保管されていることは良く知られていました。

加えて、1984年10月に可部線で運用を終えた73系が柳井駅構内に留置されており、同年12月に訪問しました。


解体待ちのクモハ73、クハ79の4両

子供の頃からとても馴染みのあった73系の見納めです。じっくりと時間をかけて眺めて脳裏に収めました。

80系はファーストナンバーのクハ86001、モハ80001の2両が保管されていました。

長年の留置で腐食も見られ、しかも窓も開いたままです。

後に交通科学博物館(現在は京都鉄道博物館)で保存されるとは予想だにありませんでした。

関東育ちの私にとって、3枚窓の80系は馴染みが薄く、2枚窓車が1両も現存していないのは残念です。