NO.2498 6月30日で引退、さよならキハ66・67系(その4、大村線松原・竹松付近撮影編) | コウさんのコウ通大百科 PART3

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(平成24年1月〜平成30年3月の記事はPART2の内容です)

 

 6月30日で引退が決まっております、長崎県内で運行されております佐世保車両センター所属のキハ66・67系気動車の話題をご紹介しておりますが、前回その3では川棚駅~小串郷駅間の往復乗車の話題をご紹介しておりました。

 

 この後ご紹介しますように、現在キハ66・67系気動車は6運用が存在しておりますが、このうち5運用におきまして日中長崎~佐世保間の区間快速列車を運行しております。そのため、駅での交換ではキハ66・67系気動車同士の交換も日中見られております。

 

 この時も、往路の川棚→小串郷間では画像1にもありますように「国鉄急行色」によります110番ユニット、復路の小串郷→川棚間では画像2にもありますように「SSL塗装」によります6番ユニットでの乗車を果たしておりましたがキハ66 6の側面の姿を見ましても長い間運行されて来ている事が実感するような姿でもありまして、見ていて痛々しい姿が印象的でもありました。

 

 こちらはキハ66 6の車内にあります転換クロスシートでありますが、このキハ66・67系気動車は急行から快速・普通まで多彩に使用できるように設計されておりまして、このような転換シートが味を出しているようにも思います。それにしても、このシートにどのくらいの方々が座られていた事でしょうか?46年もの長い間でもありますので、それだけ多くの方が座られていた事も伺える所でもありましょうか・・・。

 

 (向かい合わせ時)

 

 (進行方向向き時)

 

 

 さて、今回ご紹介しますのは、引き続き去る6月8日に撮影を行いました模様をご紹介してまいりますが、今回は場所を変わりまして、大村市の松原駅及び竹松駅付近で撮影しました内容を皆様にご紹介してまいります。

 

 

 その前に、いよいよキハ66・67系気動車にとりましては最後の週末になりましたが、ご覧の皆様など撮影・乗車に行かれます方々のために、ここでは現在の運行列車に関しましてご紹介します。尚、乗車・撮影に行かれます際には皆様それぞれルールを守っていただきたいと思います。

 

 【下り】橙色が今回掲載列車、(注)佐世保→早岐間の列車も下りとして扱います

 225D 佐世保5:59→長崎7:49 4両

 5125D 諫早7:19→長崎8:10 4両

 3271D 竹松7:31→長崎8:19 4両

 5127D 長与8:28→長崎8:45 2両

 4227D 佐世保11:11→長崎13:02 2両

 4229D 佐世保12:02→長崎14:02 2両

 4231D 佐世保13:04→長崎15:05 2両

 4233D 佐世保14:11→長崎16:05 2両

 4235D 佐世保15:10→長崎17:10 2両

 5135D 長与15:26→長崎15:44 2両

 245D 竹松16:36→長崎17:49 2両

 5137D 長与17:27→長崎17:44 2両

 253D 佐世保19:14→長崎21:51 4両

 6922D 佐世保20:17→早岐20:30 4両

 6924D 佐世保20:53→早岐21:06 4両

 255D 早岐21:11→諫早22:11 4両

 

 【上り】橙色が今回掲載列車

 3270D 長崎6:18→竹松7:26 4両

 3226D 長崎8:56→佐世保11:05 2両

 4228D 長崎10:01→佐世保11:57 2両

 4230D 長崎10:59→佐世保12:58 2両

 4232D 長崎11:59→佐世保14:05 2両

 4234D 長崎12:58→佐世保15:05 2両

 5126D 長崎14:24→長与14:40 2両

 240D 長崎15:09→竹松16:31 2両

 5128D 長崎16:56→長与17:13 2両

 3242D 長崎17:24→佐世保19:08 4両

 246D 長崎18:05→佐世保20:46 4両

 3244D 長崎18:22→佐世保20:13 4両

 

 

 今回撮影駅であります松原駅であります。この松原駅は画像のように無人駅でありまして、待合スペースのみしか見られない駅でもありますが、それでも利用者は多く見られております。

 

 そんなこの駅のホームは画像のように2面2線の線路・ホーム配置でありまして、駅自体も広いです。尚、これまでもご紹介しております、かつて郵便車・荷物車も連結しました、7両編成で運行されておりました夜行列車「ながさき」もこの駅には停車しておりましたので、それだけ長い両数の停車は可能ではあったようです。

 

 (奥、2番ホーム・諫早方面)

 

 (奥、1番ホーム・佐世保方面)

 

 また、保線のための側線も長い側線が見られております。残念ながら稼働自体が少ない事もありまして線路が錆びておりますが、保線車両がこの側線に入る姿も実際に見られております。

 

 

 さて、佐世保駅からの4233Dがやってまいりました。この列車は、冒頭及びその3でご紹介しました「国鉄急行色」の110番ユニットで運行されておりました佐世保行き4232Dにおきまして川棚→小串郷間で乗車した事をご紹介しておりましたが、その折り返しとしましてこの4233Dとして長崎駅へと戻る姿でもありました。

 

 松原駅では、1番ホームにYC1系気動車(206番ユニット)運行によります佐世保行き4236Dが停車しておりまして、この駅で交換します。本当に、いつの間にか長崎地区の中心車両となりましたし、7月以降はこのYC1系気動車1形式のみに変わる事にもなりますので、あっという間に世代交代が進んでしまった事が伺わせるような姿ではないかとも思う所でしょうか。

 

 そして、4233D・4236D双方が松原駅を発ちました。このYC1系気動車の特徴としまして、最前部には白い光が、最後部には赤い光を周りに灯しておりますが、白い光の部分に関しましては通称「イカ釣り漁船」とも言いますので、7月以降にはその「イカ釣り漁船」ばかりになるのも夜間にはより目立ってしまうのも間違いない所ではありましょうか。

 

 

 その約1時間後、今度は佐世保行き4238Dとして再びYC1系気動車(202番ユニット)がやってまいりました。ここでは学生さんが1名、それ以外にも数名の下車の姿が見られておりました。

 

 4238Dは、橙の「ハウステンボス塗装」でもありますキハ66・67系気動車12番ユニットで運行されておりました4235Dとの行き合いで停車しておりましたが、この4235Dの前が、その3でご紹介しました4234Dでありまして、この後再び長崎駅へと向かう事になっておりました。

 

 それにしても、多く見られます青の「SSL塗装」、次いで「国鉄急行色」とある中でこの「ハウステンボス塗装」は唯一の存在でもありましたので、その1でもご紹介しましたように昨年暮れ~今年3月までは直方車両センターで疎開されていた経歴を持っている事を思いますと、キハ200系気動車がいなくなった今、よく復帰してくれたなと思う所ではありましたでしょうか。

 

 国鉄デザインのキハ66・67系気動車とJRデザインのYC1系気動車との2ショットで並ぶまでの姿です。この時は4235Dが先に松原駅を発っておりまして、その下の画像にもありますように並ぶまでの姿も収める事ができておりました。それにしてもこのキハ66・67系気動車やキハ200系気動車と「ハウステンボス塗装」が存在しておりますが(キハ200系気動車は熊本車両センターに転属)、今後YC1系気動車でもラッピングでもいいですのでこのカラーが見られるようになる事ができましたらより注目を集める分いいのではないかとも思う所ではあります・・・。

 

 その直後、4238Dも長崎駅へ向けて発って行きました。先述のように、ハウステンボスをアピールするこのカラーの12番ユニットも一度離脱した経緯もあっただけに、今度こそ本当に離脱へと向かう事になると思いますと残念でならない所でもありましたでしょうか。

 

 

 松原駅での撮影を終えまして、竹松駅近くの小路口第一踏切で長崎~竹松間の運行であります240Dと折り返しの245Dを収めるためにやってまいりまして、この日運行の全6ユニットをこれで収める事になりました。ちなみに、この踏切からそう離れていない所には、「西九州新幹線」の新大村駅が建設中でありまして、開業後には新幹線・在来線(大村線)も停車する駅にもなります。

 

 (新大村駅)~別の日撮影

 

 

 240D~245Dは、画像の「国鉄急行色」であります1番ユニットによる運行でもありましたので、その姿を画像のように収める事ができまして、先述のようにこの日運行されておりました全6ユニットを収める事ができました。それにしても、「西九州新幹線」は令和4年に開業予定ではありますが、この新幹線開業を待たずしてこの気動車は全車引退になるようですので、正直開業まで待ってくれれば良かったのになとも思ったほどでした・・・。

 

 240Dは、竹松駅1番ホームに到着しまして、この後245Dに変わりまして長崎駅へと市布経由で戻る事になります。ちなみに、折り返し時間もわずか5分でもありますので、正直短いかなと言う印象でもありましょうか。

 

 

 こうして16時36分、245Dは竹松駅を発ちまして、市布経由で長崎駅へと戻る事になります。この時には天井の煙からもディーゼルエンジンを轟かせながら竹松駅を発って行っておりまして、この車の塗装が「国鉄急行色」でもありますので、見ていてより堂々としている感が良かったのではないかとも思ったほどでした。

 

 

 今回まで、3回に分けまして6月8日に撮影しましたキハ66・67系気動車の話題をご紹介しましたが、上の表にもありますように日中6運用全てで大村線の運用に就いておりまして、その姿を見る事が可能となっております。けれども、このような姿も今月末で終了であると言う事は正直残念でならない所ではないかと思います。ご覧の皆様も、撮影に行かれるか最後の乗車を果たしていただければと思いますが、冒頭でも述べておりますようにマナー・コロナ対応はちゃんとしていただきたいです。尚、次回は「国鉄急行色」同士の姿も見られました4両編成での姿をご紹介させていただきますので、次回もご覧になっていただきたいと思います。