2021.6.19 鎌倉あじさい号、185系雨の湘南旅② | たいちょ〜の心のつぶやき 第2章

たいちょ〜の心のつぶやき 第2章

『縁は、連結する』鉄道など交通を中心に興味の赴くままに、日々呟き語るブログ。
※最近すっかり鉄道ルポタージュ化してますが、言いたいことを素直に言うという意味でブログタイトルは変えてません。

さて、青梅駅に発車20分ほど前に先着。
ここで、青梅駅企画のスタンプラリーの台紙を貰うのも兼ねて改札の外に出てみる。
(※実はホーム上の待合室にも置いてあったらしい)

  前回、波乱含みの送り込み回送撮影

改札には、鎌倉あじさい号の案内が。

なんか電車柄の猫がいるけど、これは何…?


と思ったら、


おめにゃん


だそうで。


うーん、こじつけっぽい💕www


そしてまたホームに上がると、横断幕が登場。

利用客で段々賑わいが増してくる。


しかし、青梅駅のホームは1面2線。

しかも前後の線路は単線。

そんなこともあり、旅立ちの余裕はほとんどない。

入線予定の2番線から、青梅特快が発車したのは8:37。

奥多摩側から入線してきたのは、なんと発車2分前!

たくさんのカメラの砲列に出迎えられて、


8:39入線。


すぐに幕がチェンジされたが、表示は全て「臨時」に。


LED発車案内表示は、時刻など文字フォーマットが少し変わる。


しかし、しんみりしている間もなく8:41にすぐ発車。

慌ただしく青梅駅を送り出されるというか、追い出されるというか。


だがまたしかし、青梅線は追い抜きなしの頭打ち快速運転。

停車駅こそ少なくなるものの、その走りはいたってのんびりゆっくりしたもの。

それは先月までのリゾートやまどりと全く同じであった。


青梅線内の停車駅は河辺8:46、羽村8:51、拝島8:59、昭島9:04。

意外にこまめに停まる。

しかし、青梅であらかた乗り切ったのか、各停車駅での動きは非常に少ない。


拝島では数分停車する余裕も。

終始速度は45km/hいくかどうかののんびりさだったが、それでも速いのだろうか。


さて、昭島を出ると次は立川だが、ここからが「鎌倉あじさい号」一つ目の注目ポイントが。


青梅短絡線の逆通過


通常、青梅短絡線を通過する中央線直通の旅客列車は特急含め全て下りのみの運転である。

上りは立川駅では3番線また2番線に入るために、通常は青梅本線上り線を走る。

つまりは、実質は下り列車専用と考えても差し支え無い使われ方をしている。


しかし、これが南武線に直通するとなると、事情が変わってくる。

南武線に直通するためには、中央線ホームからだと4〜6番線からしか入って(出て)いけない。

しかし、青梅本線上り線からだと、立川駅は4番線に入れない=南武線に直通できないのだ。

このため、南武線に直通する場合は青梅短絡線を上り方面に走っていくことになる。

この運行パターンは、かつては奥多摩や五日市方面への貨物列車で多数見られたのだが、現在では

週二回の横田基地へのジェット燃料輸送(米タン)に関連するものが定期的なものでは唯一。

まして旅客列車となると、前回は5月のゴールデンウィークに川崎発着で運転された「華」程度で

定期の設定はなく、しかも今回は午前9時台に立川に向かうから極めてレアなものになる。

かくいう自分も、昔は父の実家に行くために青梅短絡線の側を通る必要があったのだが、やっぱり

下り専用だと思っていた節があって、貨物列車が逆に走ってきた時は大層驚いたものだった。

そんなレアなシーンを、車内、それも運転台後ろから眺める。


東中神を出ると対向待ちで最終的に一時停止したが、場内信号機が青を示すと再び加速。

下り線を跨ぎ西立川駅の側線へ。


西立川駅構内の配線と信号システム上、駅のホームに入れるのは下り列車のみ。

朝の送り込み回送で停車した側線をゆっくり通過し、いざ青梅短絡線へ!