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こんにちは!がんとくです。

さて今回は、TOMIX415系のお話です。


もともと、415系は九州車を再現しようと、TOMIX 92581セットを入手し、色差しなどをして整備していました。これは、過去のブログ記事にもしていますが、その時点では細部標記などは入れず、車番のみを純正のインレタで貼り付けていました。

数年前、トレジャーの423系向けのインレタを購入し、検査標記などを貼り付けてクリア保護していました。


鋼製車はこれで満足していた一方、ステンレス製の1500番代については、長らく欲しいなと思いつつも、なかなか重い腰が上がらず、入手するまでに至っていませんでした。ある時、ひょんなことから、旧製品の4両セットを入手する機会があり、今回はこれをいじっていこうというお話です。


旧製品ゆえに、帯の色が濃いめで、経年からくすんでいるようなので、今回は前頭部の顔パーツ以外を再塗装することにしました。


まずは分解作業をし、ボディに付いている部品を全て取り外します。屋根の一体成形になっているベンチレーターは、ニッパーでカットしました。穴は適当なプラ棒で埋め、出来るだけ平滑になるように削って成形しました。ただ、屋根上のビードを残したまま削る作業がうまくいかず、だいぶやっつけ仕事になってしまいました。屋根が車体と分離できる中間車だけでも、GM211系エコノミーキットから持ってきた方がよかったかもしれません。


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側面の水色の帯は、クレオスのペイントリムーバーで落としておきます。IPAに浸けるのは今回面倒だったのでパスしています。

車体の塗装は、マスキングの面倒さを考えて、まず帯色の水色を塗装したあと、全体の銀を塗ることにしました。水色はMr.カラーのスカイブルーを使っています。前頭部は水色以外の箇所をマスキングしています。

次に、帯をマスキングして車体の銀を塗装します。本当は窓枠やドアの枠を塗り分けた方がいいんでしょうが、お手軽加工ということでパスしています。塗料はGMの銀を使いました。

その後、先頭車については屋根以外のボディ全体をマスキングし、中間車の屋根と一緒に、呉海軍工廠のグレーを塗装しています。


細部の標記は、世田谷総合車輛センターのインレタを使い、Fm1501編成の車番、その他標記を貼り付けています。同編成は現在大分の所属ですが、南福岡車両区に所属していた時代をプロトタイプとし、「本ミフ」を貼り付けています。インレタは割と丈夫にできているので、車体のビードの上から、所属と定員を一気に転写しても、失敗しませんでした。インレタを全て貼り付けた後に、半光沢のクリアを吹いて保護します。


床下については、モハ415以外は製品のものをそのまま使っています。モハ415については、クモハ115用と、モハ113用の床下を切継ぎ、シート部分にサハ211のロングシートのパーツを組み合わせています。

クハ411については、先頭部にTNカプラーを装着しました。床下にスペーサーのプラ板0.5mmくらい?をかませた上に、0374タイプのTNカプラーをねじ止めし、トレジャーの211系向けスカートをねずみ色1号に塗装した上で取り付けています。TNカプラーに表現があるジャンパ栓はカットし、KATO115系向けのジャンパ栓を装着して、赤・黄・青の色差しをしています。なお、各車の妻面側に向く箇所には、KATOのホース表現のあるカプラーを取り付けています。

旧製品の211系・4151500番代は室内表現がクロスシートなため、クハ411については現行の211系からロングシートを持ってこようかと思いましたが、コスト面や、前面の行き先表示のサイズなどの課題が多かったので、今回はクロスシートの背面をカットするお手軽加工にとどめています。


(…本当はGMの京阪電車向けの座席バルクパーツなどを活用しようかとも思ったのですが、全長が足りない・シート長さが窓割と合わないこともあって見送っています…)



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ついでに、Fo104編成向けにアルファモデルのクーラーを用意しました。

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(ここの黒いところ、吸い込まれそう…)


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ついでに、Fm1501のクーラーも気分でHG向けに交換してみることにします。左が従来のAU75G、右がAU75G(II)です。全然違いが分からん…


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裏側はこう。G(II)はなぜかB2の刻印が…


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415系の屋根が雑な出来なので、211系にはめた状態を。前後に微妙な隙間があるので、完全な代替品というわけではなさそう。ちなみに屋根との隙間はほとんどないように見えました。


加工点は以上です。それでは、完成した車両を順に見ていきましょう。


まずは100番代の編成から。




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クハ411-204

100番代は、昔旅行で乗ったFo104編成に設定していましたが、実車が2020年に廃車となってしまったようです。KATOからの製品化という嬉しい出来事の反面、実車には引退が近づき、複雑な心境になってしまいます。


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クハ411-204 (反対側)



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モハ414-104

モハ414の行き先表示部分は、車内の色で塗りつぶされています。



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モハ414-104 (反対側)



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モハ415-104

こちら側には「下関」行きの方向幕シールを貼り付けています。



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モハ415-104 (反対側)

こちら側には、「新田原」行きの方向幕シールを貼っています。現在では、関門トンネルを越える列車は、大多数が小倉行きになってしまい、日豊本線に乗り入れる列車も少なくなってしまいました。



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クハ411-104


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クハ411-104 (反対側)




さて、本題の1500番代車です!



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クハ411-1601

ボディがステンレス製となり、従来の近郊型電車とは一線を画すデザインですが、走り装置の仕組みは従来車と同じため、415系を名乗っている面白い電車です。ローズピンクの423系との凸凹編成も再現したくなってしまいますね!


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クハ411-1601 (反対側)



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モハ414-1501

走り装置は従来と同じと書きましたが、台車は211系と同じDT50(T車はTR235)を履いているので、乗り心地はよくなっているはずです。



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モハ414-1501 (反対側)

本当は床下に交流機器を載せたいのですが



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モハ415-1501

床下にどっしり詰まっている抵抗器とブロアーが目を引きますが、こうしてみると割と馴染んで見えます。



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モハ415-1501 (反対側)

実はこちら側の床下は、元のモハ210の方が似ている気がします



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クハ411-1501

こちら側には、「福北ゆたか線 直方」行きの方向幕シールを貼り付けています。




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クハ411-1501

こちら側には、「門司港」行きの方向幕シールを貼り付け。本当は「佐世保」か「早岐」、または「長崎」がよかったのですが、なぜかKATOのシールには入っていませんでした

1500番代の製品化予定でもあるのでしょうか?



最後に、ジオラマ103にて試運転の様子を貼っておきます。

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100番代との8連。この組み合わせが一番好きです。

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こちらは100番代が先頭。下関行きで8両って今あるんですかね?


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ちょっと逆光ぎみ…

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後ろ

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最後はB番線側で!単独だと福北ゆたか線の幕が似合ってていいですね!

今回は以上です。長かったですがお付き合いいただき、ありがとうございました!

それでは〜。


使用パーツ一覧

KATO

11-703 KATOカプラー密連形A(黒)

Z04-7536 115系300番台 横須賀色 胴受


TOMIX

0277 PS16HK

0336 密連形TNカプラー(SP・黒・6個入)

JA01 アンテナ

PC6061 AU75G(II)(4個入り)


トレジャータウン

TTP147-13 211系スカートC(中京地区用)



100番代に使ったクーラー

アルファモデル

No.181 AU75(H)

No.182 AU75(H)フック狭

No.183 AU75(S)


⭐︎インレタ

世田谷総合車輛センター

707 九州415系1500番台車番


ヤフオクで入手した、JR九州マーク


⭐︎ステッカー

101538E1  415系(九州色) シール


以上