NO.2497 6月30日で引退、さよならキハ66・67系(その3、川棚~小串郷間乗車・撮影編) | コウさんのコウ通大百科 PART3

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(平成24年1月〜平成30年3月の記事はPART2の内容です)

 

 6月30日で引退となります、JR九州の長崎地区(長崎県内)で運行されておりますキハ66・67系気動車撮影の話題を引退日当日まで連続でご紹介しておりますが、前回その2では平成25年に撮影しておりましたイレギュラー区間での姿に関しましてご紹介しておりました。

 

 このキハ66・67系気動車は、本来は長崎線の諫早~長崎間、佐世保線の早岐~佐世保間、そして大村線全線(早岐~諫早間)でありますが、この時は初日は大分駅から久大線・長崎線・唐津線・筑肥線を経由しましてから唐津駅(→回送で西唐津駅)へ、2日目には筑肥線筑前前原駅から唐津駅、そして唐津線・長崎線・鹿児島線・筑豊線・後藤寺線・日田彦山線・久大線を経まして大分駅まで運行されておりまして、長い距離のツアーが設定されておりまして、タイトルも「キハ66・67で行く、西九州ぐるり撮り旅」と言う名称でJR九州大分支社が企画の上で運行されていたものでありました。

 

 しかも、使用車両には「国鉄急行色」の10番ユニット(→110番ユニット)が使用されていた事や、運行区間に筑豊線・後藤寺線・日田彦山線も含まれていた事でかつてのレギュラー区間でもあった事から注目されておりましたが、以降この110番ユニットも団体臨時列車では特に使用される存在として至ってもいただけにこの引退は残念ではなかったかと思う所でもありましたでしょうか。

 

 

 さて、今回ご紹介しますのは、去る6月8日に撮影した内容に戻りましてご紹介しますが、その1が小串郷駅付近で撮影した内容に関しましてご紹介しておりましたが、今回は隣の川棚駅に場所を移しまして、キハ66・67系気動車に乗車しまして川棚駅から小串郷駅まで戻りまして往復しました話題を皆様にご紹介してまいります。特に、今回川棚→小串郷間では冒頭の110番ユニットにも乗車しておりましたので、その内容もご紹介してまいります。

 

 

 この訪問時、川棚駅では「ありがとう そして さようなら」と称しましたポスターが展示されておりまして、長崎線・大村線の各地の撮影地で撮影されました姿が見られておりました。それにしても、「6月30日ラストラン」とも書かれた姿からも、「引退まで1ヶ月もないんだな(訪問時)」とも伺わせているようでもありました。

 

 (光の関係で見にくい事はご了承ください)

 

 

 この川棚駅は、2面2線のホームでありますが、かつては2面3線のホームであったようでありまして、駅自体は広いです。ご紹介しておりますように、この大村線は、「有明線(肥前山口~諫早間)」開通前は長崎線でありましたし、昭和59年までは門司港~博多~佐世保線~大村線~長崎間で運行されておりました、普通夜行列車「ながさき」もこの駅に停車した事がありましたので、長い編成にも対応していた事も伺わせておりました(荷物車を合わせて7両編成での運行であったようです)。

 

 尚、現在旧2番ホームの線路であった所は、バリアフリーに対応しました通路が一部設けられておりまして、線路跡をふさいでおります。けれども、諫早方では路盤も残されておりまして、こう言う所がかつてのホーム跡を偲ばせております。ちなみに、この駅では毎週土曜日にはクルーズトレイン「ななつ星 in 九州」が停車しておりまして、その際には1番ホームに7両編成+DF200形デイーゼル機関車が入線しております(そのため駅名標(駅板)が白地の駅名標も見られております)。

 

 (旧2番ホームから1番ホームを望む)

 

 

 さて、今回乗車します4232Dが現在の川棚駅2番ホームにやってまいりました。この列車は、川棚駅を13時22分に発ちます列車でありますが、今回乗車しましたのは前回及び冒頭ご紹介しました、「国鉄急行色」の110番ユニットによる運行でもありました。

 

 (2番ホームに入線)

 

 

 この時は、学生さんがこの川棚駅から多く乗車しておりました。そのため、この時は残念ながら車内画像を収める事はできませんでしたが、それでも独特のエンジンをわずか5分間の短い間ではありましたが堪能する事ができておりました。

 

 

 そして、13時27分に小串郷駅に戻ってまいりました。この小串郷駅は、その1でも述べておりましたように、1面1線の線路配置でもあります。それでも、この姿からも車両が「国鉄急行色」をまとっている事や国鉄型の車両である事もありまして、より味わいがある事が伺えているのではないかとも思います。

 

 13時28分、4232Dは佐世保駅へと向けてディーゼルエンジンを轟かせまして、煙を出しながら発って行きました。尚、後日ご紹介しますが、この列車は折り返し4233Dとして長崎駅へ戻る事にもなります。

 

 

 この後、私は13時39分発の4231Dに乗車する事になりますが、この小串郷駅に関しまして改めてご紹介しますが、その1でご紹介しましたように、国道205号線からは外れた所にありまして、住宅地の中に設けられている駅でもあります。

 

 それでも、この駅には画像のようにフリーWi-Fiが導入されておりまして、実際に使ってみましたが、スマートフォンやタブレットをお持ちの方には待ち時間にも暇を持て余すにはもってこいではないかとも思う所でしょうか。

 

 そんなこの駅は、福岡のアイドルグループ「HKT48」がこの駅でジャケット写真を撮っておりまして、実際に以下画像のようにその写真の姿がお分かりいただけるのではないかと思います。このジャケット写真やPVが明らかになりますと、ファンも来られるようになっておりますので、この1枚でも宣伝度は高いのではないかとも思う所ではないでしょうか。

 

 

 さて、小串郷駅13時39分発の4231Dがやってまいりました。この列車は6番ユニットでありまして、その1でご紹介しました際には小串郷踏切で4230Dの姿を収めておりましたが、残念ながらうまく収める事ができず、4230Dの折り返しとなりますこの列車でその姿を収めるに至っておりました。

 

 この6番ユニットのキハ66 6の車体を見ますと、画像のように痛々しい姿が印象的でありました。こういった所も長く使い込んだ事を示す所ではないかと思うところではないでしょうか。

 

 

 画像は、4231Dの車内、シートの部分を収めたものであります。このキハ66・67系気動車は、転換クロスシート車であるのが大きな特徴でありますが、画像のように向かい合わせとなっている姿、そしてまっすぐとなっている姿それぞれができるのもこの気動車の特徴でもあるだけに、こういった面白い事ができなくなると思いますと残念ではないかと思ってならない所ではあります。

 

 (向かい合わせの姿)

 

 (まっすぐとなっている姿)

 

 

 そして13時44分、4231Dは川棚駅へとやってまいりまして、私自身もわずか5分間の乗車ではありましたが楽しむ事ができておりました。本当に、この気動車自体も46年と長い間使用されて来ておりますが、先述の痛みの部分と言い、転換クロスシートの姿と言い、そう言った部分も年季が経っている部分を伺える所ではないかと思う所でもありました。

 

 13時45分、4231Dは長崎駅へ向けて発って行きました。この日この駅で降りられた方は10数名ほどいましたが、逆に乗車された方は学生の方を中心に20名近くの姿が見られておりまして、利用される方々の足としての姿が見られてもいました。尚、この列車は区間快速列車でもありますので、竹松駅までは各駅停車、以降は快速として決まった停車地を市布経由で長崎駅へと向かう事にもなります。

 

 

 その後、川棚駅には14時21分発の佐世保行き区間快速列車でもあります4234Dが入線しておりました。この時にはマイカーでやって来ておりまして、車内で食事をとっていた最中でしたので、駅近くの田島踏切で収めておりましたが、この4234Dの運行列車は画像のように「ハウステンボス塗装」の12番ユニットでありました。それにしても、上の画像の「SSL塗装」、「国鉄急行色」としますと淡色系でもありますので、より目立つ所でもありましょうか。

 

 

 今回は、実際にキハ66・67系気動車に川棚~小串郷間を往復乗車、そして川棚駅の姿をご紹介しましたが、乗車時間自体は片道わずか5分、そして往復だと10分間ではあったものの、いずれもキハ66・67系気動車でしたので乗車できただけでも満足ではなかったかと思っております。やはり何と言いましてもこの6月末で引退という事が偲ばれる部分ではな今とも思う所ではありますので、乗車できた証ができただけでもいいのではなかったでしょうか。次回その4では、さらに南下しまして大村市の松原・竹松駅付近での模様をご紹介しますので、次回もご覧いただきたいと思います。