なななんと、かつて北総線沿線に住んでいた者としては、北総線が値下げの可能性の検討に着手、というビッグニュース!

新型コロナウィルスによる定期券売上が激減し、営業収入が前期比24%減・経常利益が52%減というなかで、思い切りましたね!

 

さて、どのくらい運賃が下がるのでしょう?

 

ポイントは、「ほかに客が流れないくらい下がるか?」ですね!

 

例えば、矢切駅から日本橋あたりに行きたいとしましょう。

この場合、矢切から日本橋まで、北総線~京成線~都営浅草線を利用した場合、片道688円です。(ICカード利用、以下同様)
ところが、矢切から市川まで京成バスを利用し、JRで市川から東京駅へ行くと、片道242+308=510円です。

なんと、片道178円もの差!

会社から定期代出るようなサラリーマンはまだしも、自腹で行くなら、片道178円・往復356円は大きいでしょ!

なので、実際にそういうルートを使う人も多いですね。

もちろん、北総線沿線から都心に向かう場合、どうしても京成線と都営浅草線を利用することが多く、3社それぞれ初乗り運賃取られちゃうから、ってのもありますが、矢切から京成高砂の片道309円というのが高すぎるのだ!

 

東松戸~日本橋なんかもそうですよね!

東松戸から日本橋まで、北総線~京成線~都営浅草線を利用した場合、所要36分程度で、片道828円

矢切から東京までJR京葉線を利用すると、直通列車が来た最短の場合で、所要37分程度で、片道473円

東京駅の京葉線地下ホームが遠いとか、八丁堀の日比谷線乗換が遠いとしても、この片道355円の差は大きすぎる!

 

この2駅だけでなく、北国分からもJR市川行のバスが出てるし、秋山からもJR松戸行のバスが出てるし、

バス→JRという、北総線沿線住民なのに北総線を回避する人は多い・・・

 

 

このように、多少遠回りでも、安さを求める客をかなり失っているというのが北総線の現状。

「このくらいの運賃の差なら、便利で早く目的地に着く北総線を利用しようかな」

と思わせるくらいの、運賃値下げが実現するか?!