岳南電車「夜景電車」に乗る | 車内販売でございます。

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車内販売を13年半で10000回を利用してきた「車内販売大好きな乗客」が書くブログです。 各地の観光列車に乗り鉄しています。

静岡県の岳南(がくなん)電車に、乗車してきました。

岳南電車は、東海道線の吉原駅から岳南江尾駅までの9.2kmの短い路線です。

有名な「夜景電車」に乗ってきました。

夜景電車は予約制です。

電話予約をしたうえで、当日1000円を払って受付します。

グッズの販売は吉原駅でしていますが、車内販売はありません。

受付の隣でパンを販売していましたので、2個購入しました。

 

受付でもらったのは、1日乗車券です。

蛍光塗料で暗闇で光るのです。

ご乗車証明書の硬券も入っていました。

そして、天然水もついています。

 

 

車内の様子です。

今回2往復したオレンジ色の岳南電車ですが、2両編成でした。

「夜景電車」として車内を消灯して運転するのが1両、隣の1両は通常通り明るい車内です。

どちらも、転換クロスのような座席です。扉の近くはロングシートのような座席の部分もあります。

これ「転換クロス」「ロングシート」と言い切って良いのか微妙なもので。

天井の明かりですが、消灯した車両は完全に真っ暗です。

まあ、沿線の民家や工場からの明かりが少し入ってきますけど。

上の写真の黒い蛍光灯の箱は何かな。お化け屋敷で使う通称ブラックライトかな。

夜景電車では窓を開けるため「虫コナーズ」が提げられていました。

「虫コナーズ的なもの」ではありません。

工場で働く外国人のためなのか、マスクをつける呼びかけが、様々な言語で書かれています。

実際に1両で、私を含めた日本人3人、外国人6人という時間もあれました。

2両の間には、通り抜けできないと案内がありました。

車掌さんは通るため案内だけにしてあります。

 

 

「夜景電車」の車内ですが、うまく撮れませんでした。

3万円のコンパクトデジカメ利用で、暗い状態での撮影に慣れていないと、イマイチの写真です。

車内は完全に消灯されていますが、隣の車両の光が入ってきます。

完全に暗い状態を望む方は、「ナイトビュープレミアムトレイン」が別の日に運転されます。

工場ですが、暗いとシャッタースピードを速くできませんから、走行中の振動でブレまくりです。

そして工場がさほどライトアップしている日ではなかった気がします。

美しい写真は撮れませんでしたが、見る分には価値があると思います。

明るいと、工場や富士山が撮りやすいです。

各駅のホームからは、富士山が良く見える「ビュースポット」が設置されています。

 

 

終点の岳南江尾駅に着きました。

1往復目は、まだ空が少し明るい状態でした。

車両の手前に、灯篭を作って、歓迎してくれました。

2往復目の真っ暗な時間帯だと、こうなります。↓

水を撒くと、灯篭の光が水に反射して美しいです。

岳南江尾駅のホームからは、新幹線が轟音とともに走り抜ける様子が見れます。

流れ星みたい、と言いたいところですが、無理がありますかねえ。

 

岳南電車は、乗客を増やす対策の一つとして「夜景電車」を運転したのは素敵だと思います。

小さい私鉄は、多額の投資はできませんが、できることはする必要があります。

岳南電車が置かれている状況と特色を活かす方法として、夜の工場が見れる「夜景電車」ょよく考えたと感心します。

 

今回、私が「夜景電車」に乗りに行けた利用は2つあります。

★基本的に夜景電車は土曜夜の運転ですが、私は土曜休みになったのは30年ぶり。

 →普段は土曜だと乗れないので絶好の機会でした。

★土曜夜に乗ると、東京まで普通列車だと帰りにくい。今回は新幹線に乗り放題だから交通費は考えなくてよい。

 →静岡のこの辺ですと、青春15切符を使いたくなるのです。帰りに新幹線だと損した気分になるのです。

 

岳南電車のニュースを1つ。

岳南電車が、電気機関車公園をオープンさせるそうです。

電気機関車では車内販売なさそうで残念ですが(笑)

 

 

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眼を傷めていましたが、日常生活は問題なくなりました。

あと2週間くらい、視力0.3くらいですけど。

 

今週末に台風が近づくそうです。

台風よ、それてくれぇ。

出かけて「お手振り」したいんだあ。