2021.6.5 レッドアロークラシックと最後の別れの日【後】 | たいちょ〜の心のつぶやき 第2章

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『縁は、連結する』鉄道など交通を中心に興味の赴くままに、日々呟き語るブログ。
※最近すっかり鉄道ルポタージュ化してますが、言いたいことを素直に言うという意味でブログタイトルは変えてません。

前回、武蔵丘で最後のお別れを済ませたはずのレッドアロークラシック。

そんな前回の話

14:40頃に武蔵丘車両検修場を離れ、歩いて急坂を降りつつ向かったのは高麗駅。
レッドアロークラシックのマスクケースの配布は終了してしまっていたが、丁度いいタイミングで
「ちちぶ30号」が臨時停車するとのことで、半ば飛び乗りに近い形で飯能まで乗車することに。
少し遅れていたこともあり、ギリギリ改札窓口で特急券を発券してもらいホームへ。

ここからはほんの数分間、Laviewの乗り心地を堪能。

Laview、やっぱり凄い。

乗り心地いいし、静粛性半端ない。


ところが、そうして浸っていたのはほんの1分ちょいくらいだった。

あれっ⁉️


武蔵丘車両検修場を車内から眺めていると、レッドアロークラシックが見えた。

そして追い抜いた。


実は、武蔵丘でそれとなくレッドアロークラシックのツアー列車の発車時刻は聞いていた。

そこで返ってきた答えが「15時くらい」と。

ただ、その後のダイヤはまるで見当つかなかったから、まさか追い抜けるとまでは思わなかった。


てことで、Laviewは飯能で降り(←あくまで予定通り)待つこと数分。

15:12、4番線に…


レッドアロークラシック、入線‼️


運転停車のためドアは開かぬまま、静かにエンド交換。

入れ替わりにLaviewが先に発車し、特急ホームから撮影するというイレギュラーな場面に。


やはり事前情報に乏しかったのか、それともこれまでの機会でみんなやり切ったのか。
正真正銘のラスト運行の割にはきわめて穏やかな雰囲気で、折り返しの数分間を過ごす。

ここでホームを移動し、4番線へ。


思っていたよりも長い時間、そこにいてくれた。


そのせいもあってか、先頭はそれなりに群がっていても終始落ち着いていた。

落ち着きすぎて動かない人も中には居たが、それは最近のJR線などでありがちな喧騒は無かった。


そして、Laviewが特急ホームに入ってきたのと入れ替わるように…


16:21。


所沢に向けて発車。


これが(今のところ)自分にとって、最後のレッドアロークラシックとなった。

このまま所沢までツアー客を乗せて走り、この日はそのまま南入曽へ入庫し終了。


そして、6月8日火曜日、横瀬へ廃車回送。


今は横瀬車両基地の片隅で、搬出へ向けて準備が始まっているようだ。


ただただ濃かった1ヶ月半が、遂に終わった。

それとともに、自分の熱も…とならなければいいけど。いろんな意味で。

ともかく、ここまで西武特急とがっつり対峙したのは今までになかったこと。

大きなスターは遂に走り去ってしまったが、まだニューレッドアローの走り自体は続く。

これからも利用する機会はありそうだから、様々な場面で気にして目を向けてみたい。


最後になりますが、いち特別塗装車へこのような花道を作ってくれた西武鉄道関係者の皆様。

そしてこの一連のイベントを通して出会い、お世話になった皆様に心から御礼を申し上げます。