皆様こんばんは、備前国鉄道です。

2021年6月9日

この日はクモヤ443系の福塩線検測のため福山までの回送列車が走りました。

今回は岡山駅で狙います。

というのも、こんな並びが撮りたかったからなんです。



日本最後の国鉄型特急「やくも」381系との顔合わせです。

クモヤ443系も381系も、日本国有鉄道の代名詞とも言える485系に似た前面形状で、通称「電気釜」と呼ばれる車両同士です。

高速走行に対応するため運転席が高い位置にあり、前面が平らになっていて、車体が釜の本体に、運転席が釜の蓋のように見えることから、当時の電気釜(炊飯器)によく似ていたようです。



クモヤ443系は1975年に国鉄が製造した電気設備および信号設備を検測するための電車で、民営化に伴いJR東日本とJR西日本に各1編成が継承されました。

JR東日本のものは既に引退し、現在はJR西日本の2両1編成のみが活躍しています。(東日本は新型に置き換え)

現役で活躍する最後の国鉄形電気検測車であり、JR九州のマヤ34などと同じく希少な存在となった国鉄形検測車の貴重な生き残りの一つとなっています。



2016年におよそ7年ぶりに全般検査を受け、塗装・車体・台車・車内や床下機器などが更新され、スカートに編成番号「D01」が付けられましたが、今夏で引退するとかしないとか、、、不穏な噂が聞こえてきます。

今のところ代替車両が準備されているとの話は聞いていませんので、果たして引退が本当なのかどうかは判りませんが…。


↑比較的古い鉄道車両の車体に時々「●」と書かれていることがありますが、これは現在は廃止されている信越本線の横川~軽井沢間(碓氷峠)を通過可能であることを示すマーク。この車両も昔はあの難所を通っていたのですね。

さて、今回の記事をもちまして、投稿するネタのストックがなくなってしまいました。

一昨日まで発令されていた緊急事態宣言の影響もあって最近撮影をしていないので、今後しばらくはブログの更新頻度が下がると思いますが何卒ご了承下さい。

最後までご覧下さいましてありがとうございました。