2021.6.5 レッドアロークラシックと最後の別れの日【前】 | たいちょ〜の心のつぶやき 第2章

たいちょ〜の心のつぶやき 第2章

『縁は、連結する』鉄道など交通を中心に興味の赴くままに、日々呟き語るブログ。
※最近すっかり鉄道ルポタージュ化してますが、言いたいことを素直に言うという意味でブログタイトルは変えてません。

6月5日土曜日、西武・電車フェスタの開催に合わせて、レッドアロークラシックが西武新宿始発の
ツアー列車として特別運行、これが現役として本当に最後の乗客を乗せた運行となった。

この日は池袋発の4000系ツアー列車も運行されたが、ダイヤがどう調べてもわからず結局往復とも

撮影すらできず、まだ位置情報がアプリで掴みやすかったこちらに自ずとシフトインすることに。


それでも、そこまで積極的に、ではなかったことをここで正直に白状してしまおう。
もう4月から5月にかけて相当に気合い入れて撮って、乗ってを繰り返したこの車両。
自分の中でのお別れは済んでいたから、だいぶ気持ち的には落ち着いたものだった。

そんなわけでこの日は、先ず東武鉄道浅草駅に向かいスペーシアの記念乗車券を購入。
それから西武線に入っていくことになるが、前の週の臨時小江戸号よりも早いダイヤになっていて
新宿線内での撮影場所に大いに迷いを生じさせてしまった。

2000系2007Fこそ花小金井で撮影したものの、そのまま留まらず結局所沢へ。

池袋線3番ホームの先端に収まり、そこでしばらく待つことに。

10:01頃。

渡り線を跨ぎ、4番線に入線。

結局、なんか中途半端な構図になってしまう。


多くのファンが一斉にシャッターを切る。


何回か撮ってきた所沢駅だったが、逆線進入は唯一のことだった。


しかし、ゆっくり撮影できる時間はあまりなく…


3分もすれば、すぐに発車。

定期列車の分刻みの走りの間隙を縫った、文字通り綱渡りのダイヤだったようだ。


結局最後まで中途半端なままで、モヤモヤしながら追って池袋線へ。


10:26頃。

後続の快速急行に程よく乗り飯能まで行くと、幸いにして追いつくことができた。

5番線特急ホームに佇む姿を、ほんの僅かだけ捉える。


すると、1分くらいですぐに発車。


この後、武蔵丘で!


線路側にも大勢のギャラリーに見送られて、そこから颯爽と走り去っていった。


そして、武蔵丘では。

およそ35分ほど並んで、最後の撮影会。


今回は新たな区画を設けて、撮りやすい位置で撮影ができた。

並びは難行苦行ではあったが、このアングルができたのは苦労して並んだ甲斐があったか。

これまでは被写体が遠くて、それなりにズームの使えるデジカメしか向かない撮影会という感じで

行っても並びすらしなかった(暑さで体力も消耗する)から、尚のことに。

また、暑さも例年に比べたら格段に厳しくなかったのがプラスに働いた。


最後の前面幕愛称表示は「おくちちぶ」。

結局走る姿には一度もお目にかかれていない、懐かしい愛称で有終の美を飾った。


結局、その場で撮影できたのは3分ほど。


これが本当に最後になるか…

まぁ、1ヶ月半本当にありがとう…


と思っていたが。

まだもう少し、別れのシャッターを切る機会が残されていた。