前回の記事(蔵を作る。(2))で、次は屋根を作ると書きましたが、工程を考えると、下図の赤枠で示した石積み部分を先に作った方が都合が良いと判断し、予定変更です。
石積みは、1mm厚のスチレンボード(紙を貼ってないスチレンの素板)、石の階段は2mm厚のスチレンボードで作ります。
非常に分かりにくいですが、上写真は、4mm幅に切り出したスチレンボードに、シャープペンシルで石積みの筋を入れたところです。4mm幅では、石がかなり小さくなります。設計ミスですね。目立つ所ではないので、このまま進みます(こういう所が私のダメなところです。自覚はあるのですが..)。
下写真は、2mm厚のスチレンボードに筋を入れ、階段状に重ねて接着したものです。
スチレンボードを石の質感に近づけるため、私はいつも、セメダインの木工パテをアルコールで溶きながら、筆で塗布しています。アルコールで溶くのは、乾燥が早いような気がするからですが、あんまり意味はないような気もします。
石積みの表面の凸凹を強調したい時は、「塗る」というより、パテの塊を「置く」感じで塗布します。今回は、やや強調してみました。
石積みに木工パテを塗布し、アルコールでごく薄く溶いた墨汁を流したところです。
階段に木工パテを塗布したところです。
この後、階段にもアルコール墨汁を流し、本格的な塗装を行います。
石の色は非常に難しく、何度やっても上手くいったと思えたことがありません。
今回も不満ですが、目立つ所ではないので、あまり塗膜が厚くならないうちに妥協しました。
そして、完成した状態が下写真です。
今回も「写真写り」は悪くないかな。レイアウト制作では、地上に存在するあらゆるものを表現する必要があるので、ひとつひとつに拘り過ぎると完成が遠くなりますよね。やっぱり、これで満足しましょう。
最後は駅舎の横から遠景のショットです。
後ろに写っているのは、はるか昔、十代の頃の自作車輛、片ボギーのガソリンカーです。
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