2021九州旅:対馬のインバウンド対応と国内需要 | 停車場遍路の鉄道雑記帳(副)

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韓国からの入国は北部の比田勝港が殆どだと思ってましたが、釜山-厳原の航路もあって厳原の街中もハングルが目立ちます。

比田勝から貸切バスツアーなりレンタカーなりで移動して戻るなら、路線バスにハングルは不要だろうと思ってましたが、厳原-比田勝の移動があると分かったので納得です。

せっかくインバウンドがあっても韓国資本が回収して行っては意味がないですが比田勝にはそういう店舗があって休業中と聞きました。

日本語が併記されていないハングルの表記は然るべき必要性に基づくのですが、ホテルには(室内履きである)スリッパで外出しないようにと(図から推測できる)注意書きがありました。

トラブルを起こして出禁にしている観光地・店舗もあるそうです。距離が近すぎて安く来られるので客のレベルがそれなりです。


一方、日本人には実距離以上に観光のハードルが高い島です。

以前の記事の繰り返しになりますがレンタカーやレンタルバイクを利用しない層は、絶望的に高い観光タクシーと一日フリーパスが激安だけど使いづらい路線バスの二択しかない。

定期観光バスが運行されていないのは需要減もありますが島全体を周ると丸一日のコースになるので、福岡から空路で弾丸ツアーか島内で前泊・後泊ありきになってしまうのでしょう。

島外からのツアーは関西・東京から組まれてます。たいてい壱岐も組み込まれるので対馬だけが目的だと使いづらいし、それなりのお値段しますし。

流行のゲーム「ゴーストオブツシマ」の聖地巡礼は始まっているそうです。どこまでの需要があるか分かりませんが、レンタカーより安い料金設定でないと専用のツアーも成立しないでしょう。


キャッチ画像は万関展望所から見た対馬海峡です。左に海面が少し見えています。なお、前方へ移動しても展望は良くなりませんでした。


-つづく-