JR九州向けDD200-701甲種輸送@博多 | 風かおる 鉄の路

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主に私が乗車した乗り物関連(鉄道中心)、その他気になったことを綴っていきます。稀にお絵かき。

JR九州の保有する機関車といえば、「ななつ星in九州」専用機のDF200-7000、臨時列車の牽引や工臨を牽引するDE10の2種類が存在します。

 

このうちDE10は現在、熊本と鹿児島に合わせて8両が配置されており、全ての車両が黒色に塗色されています。

 

去年(2020年)はSL鬼滅の刃の後補機、今年は熊本~鳥栖間のSL人吉の復路牽引機として活躍するDE10。

すでに製造から40年以上が経過しており、そろそろその去就が気になる頃となってきました。

 

そんな中、川崎重工業兵庫工場から1両の黒い機関車が甲種輸送されることとなりました。

その名は「DD200-701」。

情報によると行き先は熊本(操)……

間違いなくJR九州向けの車両です。

DE10の後継機第1号の甲種輸送。

せっかくなら見たい…!と思って調べてみたら、どうやら間に合いそうなので、今回は鹿児島本線内走行の様子を見てきました。

 

6月18日夜。雨が降る中やってきたのは博多駅。

情報によるとここで甲種輸送は5分停車するとか。
Twitterで九州内の牽引機はまさかの銀釜(EF81-303)という情報が流れたこともあり、夜遅くにもかかわらず、多くの方がひと目見ようと訪れていました。
 
22:30を少し過ぎた頃、車体をギラリと光らせながら銀釜牽引の甲種輸送列車が博多駅に入線です!
 

 

到着時にソニックの回送にかぶられてしまいました(笑)

 
初めて博多駅にその姿を現したDD200-701。
DE10を引き継ぎ、高級感のある黒い車体がかっこいいです!
 
銀釜との連結部。
 
まさか銀釜が担当するなんて…びっくり。
すごいサプライズですね!
 
JR九州所属を示す赤いJRマークと熊本車両センター所属を示す「熊」の文字。
窓には川崎重工のマークが書かれた紙が貼られています。
甲種輸送ならではです。

 

 

 
5分の停車はあっという間。
列車は熊本を目指し、夜の鹿児島本線を南下していきました。
 
黒いDD200…ななつ星を牽引したり、SL人吉の客車を牽引したり…と活躍の様子を想像すると楽しみですね。
今後もその様子を追えていけたら…と思います。
それでは。
 

★列車データ

9363レ 兵庫(10:43 [17日])→北九州貨物ターミナル(17:42/20:37 [18日])→博多(20:33/20:38 [18日])→熊本(操)(1:25 [19日])

EF81-303+DD200-701

兵庫→鷹取間は9892レ、DE10-1743牽引

鷹取→新南陽間は8863レ、EF210-8牽引

新南陽→北九州貨物ターミナル間は8463レ、幡生(操)までEF210-8牽引、その先はEH500-70牽引

※2021年6月17日~19日運行

 

 

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以前の銀釜牽引の甲種輸送列車の様子です。

 

銀釜が九州鉄道記念館で展示されたときの様子です。