2021/4/17 その1 芸備線の現状 | 金屋代かずおのお部屋

金屋代かずおのお部屋

周防大島町を拠点に鉄道旅行・鉄道もけいの活動を行っています.

(寂しくなったジャンクション)

 

目次

 

それでは,早速「奥出雲おろち号」に乗りましょう.と言いたいところですが,2021年度ダイヤでは残念ながら,広島駅からその日の「奥出雲おろち号」に乗ることができません.昨今は専用と言える臨時列車も運行されておらず,寂しいです.詳しくはこちらをご覧ください.

というわけで,まずは出雲市へ行くこととなります.広島〜出雲市の公共交通はバスが基本となりますが,ここはやはり鉄道を,可能であれば芸備線を使用したいところです.

 

カメラの電源温存のため三次まではカメラを使わず,旧三江線が合流したところで初めてカメラを使うこととしました.

三次駅に到着です.

三次駅のホーム端には三江線の108キロポストが記念碑的に残っていました.

(黄色い線の外側であるため,裏側からの撮影です)

車両は「福塩色」のキハ120が並びます.更新車も増えてきました.一部「美祢色」も見えます.

キハ120の内部です.乗客は十数人はいました.多くは筆者のように鉄道利用が目的となっている方ですが,特に備後庄原あたりまでは地元の通学・通院客もそれ相当にあります.

田園の中を通り,中には田んぼの畦道のように線路が通る場所もあります.当日は雨が降っており,地元の生徒が傘を車内に忘れそうであった光景も見られました.

比婆山駅からはさらに険しく,スノーシェードなども車窓に登場します.そのような区間をおそるおそる通り抜けると,備後落合駅に到着です.

備後落合駅は地元のボランティアの方によって整備されており,一つの観光拠点となっています.

駅舎内は一種の資料館のようになっていました.ジオラマも充実してきました.

残された転車台などがかつての賑わいを示します.以前は広島駅への直通の急行列車も多く運行されていました.

木次線列車がやってきました.備後落合駅が最も賑わう時間です.この日は「石見色」がやってきました.「石見色」「木次色」は交換されて運用されていることがよくあります(石見地区での例.三江線が営業していた時期からもそうでした).

 

さて,筆者は芸備線をさらに東上し,新見へ向かいます.

特に東城までは「もっとすごい」光景が車窓に飛び込んできます.維持費が掛かるのも宜なるかな,という感じもします.

伯備線を左に見ると備中神代に到着.芸備線はここから始まります.

布原駅は芸備線列車のみの停車です.仮に芸備線が廃止された場合はこの布原駅も信号場に格下げになると思われます.というより,布原駅は元々信号所でした.

新見に到着しました.とある列車を迎えるべく,さらに米子方面を目指しますが,このご時世ですので,やくもは減便されていました.

特に急いで行くことはありません.普通列車に乗って北下します.

 

続く

 

筆者が芸備線を通り抜けるのはこれが2度目です.1度目(2019/10)はこちらをご覧ください.