こんにちは。

今日はNゲージ鉄道模型、ホームの延伸が終わったばかりですが、早速一部バラす羽目にあってしまいました。関連してDCC初導入の頃の話と共に書いてみたいと思います。

 

バラすきっかけを作ってくれちゃったのがこのKATO WX310ダブルクロスポイント、ED75 759+マヤ34が通過しようとしているヤツです。

 

ホームの延伸も終わったので運転していた所、脱線が多発するようになったんです。前側(写真左側)2軸脱線しています。原因は矢印部 ポイント不完全転換です。レバーが左一杯迄振れきれずに止まってますよね。このポイントは他にも調子悪いところがあったので..

 

やれやれ..とバラしました。延伸ホームの一部を撤去して、ポイントが乗る部分を高架道床ごと外して原因チェックです。通常のポイントはDCC基板を内蔵としているので配線不要ですが、ダブルクロスだけはDS-52という基板を別において配線する必要があります。

がポイント制御用配線、がホームと高架道床下に付けたLED照明の配線、どちらも3本づつです。コネクターを外して線路を一部外してリード線が車両に当たって倒さないよう神経使いながら、狭いところから出して来るって結構大変なんですが、高架道床下にリード線を埋め込んでいるのでこうするより仕方ありません。

 

再度動作チェックです。右下は再現良く不完全転換状態で止まります。他にもカチ、カチっと2、3度音がしますが、固くて何度か切換操作を行わないと完全に転換しない状態です。(連続で何度も切換操作を行っています。)

 

裏蓋を開けてチェックです。特段おかしなところは見当たりませんが、矢印部のネジの締め方を調整して、軽く切換るようにします。緩めすぎるとフログレールへの導通が怪しくなるので微妙な匙加減です。基板周りのリード線がゴチャゴチャしていますがこれはDCCならではのもの、ポイント切換方向に関わらず電源が行き渡る様に接続しています。

 

不完全転換の原因は裏蓋の内側に貼った絶縁テープにありました。矢印の部分が浮いて可動部が引っかかっていたようです。一部カットし、浮かないようにしました。

 

 

これで修復、整備完了。問題なく切換るようになりました。

しかしこのダブルクロス、結構ボロボロです。ネジが緩くなっている箇所もあるし..

そろそろガタかなー。

 

セッティングを元に戻します。無事に通過してくれるようになりました。ひとまず良かった。

写真の新幹線でも脱線を起こしまして...台車部にカバーがある分復旧が大変でした。

 

ダブルクロスは今12本使っていますがまだ1本も取り替えたこと無し、写真の2008年より前から使っている生抜きもある筈です。なので予備を1本買っておくことにしました。調べたところ品薄になりつつある感じだったので..レイアウト上ダブルクロスが補充出来ないはショック大きいですから..。

ダブルクロスの脇に見える緑の四角い基板がDCCポイント制御DS-52です。ダブルクロスは4本もコイルが入っているので内臓という訳には行かず です。

 

さて、2008年の上の写真(6月の撮影だったので丁度13年前)はDCCを始めて間もない頃のレイアウト、今と随分違いますよね。

今は大規模になってますが、最初から目指してたわけでは無いんです。

写真は既にDCC制御器が2台になっていますが、本当に最初の導入時って...

 

KATOのDCCページを見て面白そうだ と。

(ホビーセンターのページから上記リンクが削除されているようなので貼っておきます。)

ページを見て検討し、

最少限からまー試してみっか~から始まった

と思います。

 

最少限とは..

■右のDCS50Kコントローラ1台

 電源や付属コードと共にD101セットとして売られていました。今は後継のD102セット(DCS51K)です。

■DCCデコーダを載せた車両

 デコーダーは自分で載せますが、DCCフレンドリー車両もあります。ex.E5系新幹線 FL-12の扱いに注意ですが簡単です。2台(2編成)あるとDCCの楽しみを実感できます。

これだけです。

 

左横にパワーパックを置いてますが、DCS50Kと繋いで運転することが出来ます。

 

緑色の専用コネクターで接続します。D101/102セットに付属しています。これでパワーパックでDCC運転が出来るようになります(”Jump制御”と言います。)から、都合2編成を別々に動かせます。

 

久しぶりに実際Jump制御をやってみました。

上の写真は6503表示 左のEF65 1103をDCS50Kで制御できる状態です。

 

そして”Jump”と言う押しボタンを押すと表示もJUMPの下にが点灯し、6526と表示が変わります。上の写真右側EF65 526をJumpモード=パワーパックで制御できることを意味します。JUMPを押した状態でアドレスを変えれば任意の車両を動かせます。こうしてDCS機器で1編成、パワーパックで1編成を別々に制御でき、すれ違いも並走も続行運転も何でもOKです。DCC機器で総括制御設定をすれば重連運転も出来ます。

 

今から13年前、最初のスタートはこんな感じだったと思います。初期投資は安くないけど、問題あったら元(パワーパック)に戻りゃいいや とも思っていました。この辺性格てきとーです。

 

ポイントも最初からDCC化しなくてもOKです。EF65が並んでたデスク上の作業線は今もKATOのポイントスイッチ制御です。DCCをやる前からあったものを有効活用しています。

 

こうして始まったDCC、いざやってみると

こりゃー面白い

と車両増、線路増、ポイントのDCC化など順次手を出して行き..

13年かかってこうなりました(笑)。

 

昨日のホーム延伸もそうですが、私は計画を立ててそこへ向かって実行 ってあまり得意ではありません。先ずここまでやってみよう、上手く行ったらその次..と段々拡げて行く..

仕事でこれやって失敗したこともありますが(汗)、最初から壮大な計画を立てない分気楽に進められる気がするんですよね。まして模型は趣味の世界ですし。

DCCは始めてすぐ面白さを感じてから夢中で突っ走った感もありますが..(笑)。

 

第一次南極越冬隊長、西堀栄三郎さんの著書”南極越冬記”に、こういうやり方を”漸進主義”と表現されていました。共感しますねー。”悪く言えば調子に乗ること”とも書かれていましたが😅、西堀さんもこの方針を取られたそうです。

 

今後とも何か思いついた方向へ進んでいくんだろうな  と思います。

 

KATOのHPからDCCへのリンクが消えていた、そもそも内容が古いまま更新されない、

DCC撤退の方向?という心配もあって書いてみました。

国際規格ですからDCCそのものが無くなることはまずあり得ないですけどね。

 

最後までご覧いただきありがとうございました。

 

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