蒲郡市博物館の保存車と蒲郡のシャトルバス | 鉄道きさらんど

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いつも列車・バスなど公共交通の事ばっか考えてます。

13日は蒲郡市へ行ってきた。目的は蒲郡市博物館に行くこと。ここはD51201とオハフ332424が保存してあり見学や撮影ができる。緊急事態宣言の期間は県内在住者に限り事前の電話予約をして入館でいるという事で前日に予約をした。蒲郡駅に着いて、高架下の「壺屋」で昼食にそばといなりずしを食べてから歩いて10分の博物館へ。

 

入館無料、海沿いの立地で屋外展示、車内見学自由という条件にしてはかなり保存状態がよくて感激した。さすがに地元のボランティアの方が保存会で熱心に清掃活動を行っておられるだけある。

 

 

この手の施設は蒸気機関車のみ保存という場合がほとんどだが機関車と客車をセットにしているというのもいい。

蒲郡SLを守る会が発足したのは1976年だが、15年前の企画展「鉄道高架開通記念 蒲郡の交通」の図録(300円)によれば、73年に地元の子どもから市長への手紙がきっかけで73年に国鉄から蒲郡市へ貸与されたらしい。ということは今も所有権はJR東海にあるのだろうか。

客車のオハ332424のほうはいつ蒲郡に来たのか、所有権は今は誰にあるのか気になる。米原客貨車区に配置され北陸線でばかり運用されていて東海道線を走ったことがなさそうだが、どういう経緯でここに来たのだろうか。(当時の米マイは名鉄局なので愛知とのつながりを見出せるが)サボの標記は「蒲郡-中津川」だが、さすがにこれは国鉄時代にない運用だろうしフィクションの標記だろう。車体の標記は現役時代を再現してあると言えそうだが…。

 

蒲郡駅に戻ってベルマートを利用すると雨がっぱの棚に「フェスの必需品!」というPOPが掲示してあって蒲郡でフェス!?と思ったがラグーナで「森・道・市場」という野外フェスが開催中だったと知った。名鉄バスの有料シャトルバスが駅前からひっきりなしに発着。常備券タイプの乗車券が売られていたので1枚買ってみた。紙の路線バスのきっぷも今じゃレアなので...。

 

帰りの電車に乗る前に高架下の喫茶店「かめ」で一休みした。蒲郡の高架駅完成は2005年だがここは昭和ムードがある温かみのあるほっとする雰囲気の素朴な昔ながらの「サテン」で、恐らくここに移転する以前からずっとこの街で営業していたんだろうなと思った。