昭和47年6月1日に全線が廃止となりました三菱鉱業美唄鉄道常盤台駅で、昭和43年に発行されました普通入場券です。
無地紋の料金20円の券となります。
「ときわだい」と呼称する駅は、現在も東武鉄道東上線に「ときわ台駅」、能勢電鉄妙見線に「ときわ台駅」が存在しておりますが、東武鉄道の「ときわ台駅」は昭和26年10月1日に「武蔵常盤駅」から駅名が改称されて誕生し、能勢電鉄の「ときわ台駅」は昭和43年7月7日に新規開業した駅ですから、大正13年1に「北一ノ沢駅」から駅名が改称されて誕生した美唄鉄道の「常盤台駅」が、「ときわだい」と呼称する駅の元祖と考えられ、この普通入場券が発行された当時は、能勢電鉄の「ときわ台駅」も新規開業したばかりですから、「ときわだい」と呼称する駅が全国に3つあった事になります。
裏面です。
社名は裏面に記載されています。
美唄鉄道の正式な社名は「三菱鉱業美唄鉄道」となりますが、この普通入場券は「鉱」の文字が「砿」となっていて、「三菱砿業美唄鉄道」と印刷されています。