連載「令和のバスコレクションの展開はどうなる?②価格編」 | きままな鉄道模型

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ぼちぼちなマイペースで鉄道模型を楽しみながら、川崎重工兵庫工場の車両を見に行っています。

バスコレの魅力は、鉄道模型界にかなりの衝撃を与えたことは間違いありませんが、最近の値段と魅力を比べると、値段ばかりが高騰し、勢いがなくなっているのかもしれません。

ということで次は価格を見てみたいと思います。

そこで注目なのが「開発者が語るバスコレ誕生秘話」です。もともとはコンビニの食玩企画で、キャンディトイとしての製品化のために製造コストの上限が決められているために制約があり、ホビージャンルへの企画変更されたようです。クオリティを考えるとこれはありがたい選択だったのかもしれません。そして2003年5月に第1弾が発売されました。

そして価格についてですが、「発売当初の価格はトミカに準じて」とあります。当初の第2弾までは、塗装とデカールの併用で仕上げられています。タンポ印刷は価格高騰となり、試作品でデカールでもよかったとのことでデカールでの完成となったようです。そして価格も500円という案もありながらトミカに準じて300円の壁ということで360円になっています。確かに360円でデカール仕様とはいえバスモデルが入手できるなら十分な感じだったように思います。ただ他社さんが全国各地の事業者の塗装を施した特製品が2台で3000円でも飛ぶように売れていたとあり、おそらくグリーンマックスのバスだと思いますが、この頃から1台1500円までは許容範囲の中で360円スタートだったのかもしれません。

ちなみに7弾では、旧車と新型の組み合わせで個人的にはバスコレで一番らしい弾でもあります。しかもタンポ印刷になっても1弾からの価格をキープした最後の弾でもあります。やはりワンコインという壁はユーザーにとってかなり大きなものだったと思います。現在割引店でもぎりぎりお札1枚と、ワンコインなら買いたくなる気持ちが大きく異なります。

 

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