大楽毛駅簡易券売機撤去
3月末で根室線・大楽毛(おたのしけ)駅の券売機が使用停止となりました。4月以降撤去するとのことだったので、この記事が出る頃には撤去済みかもしれません。
大楽毛駅は釧路市の郊外にあります。駅舎は割と新しく、向かって右側の釧路市大楽毛支所と左側のラーメン屋との合築で、中で繋がっていて行き来もできます。旧駅舎のものと思われる駅名標も置いてあります。
待合室内に窓口は残るものの、2001(平成13)年に無人化されています。無人化前は常備券を発売していました。現在は窓口の左側にある簡易券売機が稼働するのみです。
簡易券売機はこのようなものです。正式な名称ではありませんが、押しボタン式で硬貨と千円札のみ対応し、エドモンソン券が発券されるものです。JR北海道では有人駅で窓口の補助的に設置されているものや、比較的利用客の多い無人駅で設置されています。特急停車駅には自由席特急券の口座がある場合もあります。釧路支社管内で無人駅に簡易券売機が設置されているのはここと西帯広駅だけでした。
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現物はこういうきっぷです。日付や券番の数字が縦長で、こってりとした太い印字が特徴です。右下に〇ムの印字もあります。これを買って立ち去ろうとしたところ、気になるものを見つけました。
100Km以内の2,100円区間の下に「帯広 2420円」の口座がありました。JR北海道では近距離券売機で需要の多い区間の長距離口座が設定されていることはありますが、簡易券売機では初めて見ました。
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買おうかどうか悩みましたが、JR北海道へのお布施と割り切って小児券を買ってしまいました。有効期限のところはちゃんと「発売日共2日間有効」となっていて、下車前途無効の表記がなくなって右下が妙にすっきりしています。
悩んだといっても上の券ともども発券時刻が15:08なので、悩んだ時間は1分以内だったと思われます。きっぷヲタにとっては買ってしまった後悔より買わなかった&買えなかった後悔の方が大きいので、これはこれでよしとします。
ところで、撤去された券売機はどうするんでしょうね?老朽化した感じはしないので、どこかの駅に転用するような気がしてるんですが…。