前の記事は東白楽駅でしたが、今回は白楽駅。

白楽駅も、同じように行燈式の列車接近表示器が使用停止となっています。

 

まずはこちら。上りホームのもの。

 

「使用停止」の紙が貼られている

 

こちらは別角度から。

 

もはや稼働していない

 

この表示器、列車接近のたびに「電車がきます」と表示したり、通過列車の場合は「この電車はとまりません」という表示も同時にしていたりしたものですが、これは現在のようなLEDによるスクロール式表示ではなく、字幕に裏から蛍光灯の光を当てて字を浮かび上がらせるという、原理としては非常に単純なもの。それが令和の御世まで使われていたというのは、驚くべきことです。

 

ご参考までに、白楽駅の列車接近表示器が稼働していたころの写真(一昨年7月)を再掲いたします。勿論、これらは以前の記事からの転載です。あえてノーキャプションで。ただしこちらは下りホームですが。

 

 

 

いかがでしょうか。

2枚目など、西武車と表示器との組合せが面白いと思ったものです。この編成、見たところ当初から戸袋窓のない編成のようですから、6000系アルミ車の後期型でしょう。しかしまさか、東急の、東横線の路線を西武の車両が走るようになるとは…。両社の総帥である五島慶太vs堤康次郎の「伊豆戦争」「箱根山戦争」の企業間バトルに言及するつもりはありませんが、そのような激しいバトルを展開した両社が、手を携えて相互直通運転を実現させるとは。もっとも、五島と堤が激しくやりあったのは、あくまで商売上のことだけだという話もありますから、案外泉下では仲良く酒を酌み交わしているのかもしれません。

 

◇関連記事(下記記事の関連記事も是非ご参照ください)

 

【おことわり】

当記事は、以前に書きためた記事の自動投稿です。