2021.5.29 レッドアロークラシックラストラン〜小江戸最後の旅路① | たいちょ〜の心のつぶやき 第2章

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『縁は、連結する』鉄道など交通を中心に興味の赴くままに、日々呟き語るブログ。
※最近すっかり鉄道ルポタージュ化してますが、言いたいことを素直に言うという意味でブログタイトルは変えてません。

5月29日土曜日。

いよいよレッドアロークラシック、一般営業運転ではラストラン。

あくまで一般営業運転でと書いたのは、西武線内の特急券前売り販売で買える列車としては最後で

西武・電車フェスタ開催決定ニュースのリリース時にツアー列車運行が追加されたからだ。

この日の運転が最後だろうと踏んで特急券を頑張って押さえたのは何だったのかとガックリきたが

それはそれで気持ちをリセットして、自分が乗れる最後の機会として構え直した。


しかし、一度崩れかけた気持ちを建て直すのはなかなか難しい。

それは今後西武・電車フェスタ当日の記録出しの際にも触れることになるが、特に送り込み回送の

記録に関しては(既に16日から若干の兆候があったが)迷走を極め始めていた。


先ずは、朝の送り込みから。

この週末、中央線でリゾートやまどりによる臨時快速「リゾート那須野満喫号」の設定があった。

それの送り込みや発着場面を立川や八王子で軽めに収め、そこから西武新宿線へ移動を開始。

国分寺から西武国分寺線8:09発に乗り換えて、ふとアプリを見ていてある事に気づいた。


あれ、もうレッドアロークラシックが動き出した!?


実はこの日に限らず、レッドアロークラシックは回送列車でも位置情報アプリに出ていた。

南入曽に入庫までは掴んでいて、西武新宿発の時刻から逆算した予想から、もう少し後に南入曽を

発車して、発車時刻9:42の7分くらい前に西武新宿到着だろうか…などと漠然と考えていた。

それなのにもう動いている、困ったなーと思ったが、もはやリカバリー設定は不可能だった。


しかし、東村山駅に着いてから3分後、8:23頃のことだった。

ふぅ、どうにか間に合った。


少し先行につかえていたらしく、東村山駅を通過するところを迎撃成功。

高架化工事中で条件的には最悪だったかもしれないが、過渡期の貴重な記録になったか。


ともかく、早めに通過してしまいさぁどうするか…

取るもとりあえず、後続の急行で移動を開始。

しばらくすると…


あれ、東伏見で追い抜いた!


ここで待避していたとは想定外。

(後から詳しい人に聞いた話、ここでの時間調整はよくやるらしい)

ていうか、やはり慣れていない西武新宿線、動きがまるで読めない。

やむなく上石神井で降り、後続の各停に乗り換え。

さらに東進し、電車は井荻に到着。

ここで車掌からアナウンスが入る。


ここで通過電車2本待ち合わせます。


えっ?

ということは、もしかして??


まず急行が通過。

そこから約1分ほど後。

9:00ちょうど。

来た。


そして、もう行っちゃった。


そして、この先に待避できる駅はない。

中井にも中線はあるが、ずっと待っていられる余裕はない。

アプリの位置情報は、グングンと西武新宿に向けて進んでいる。

仕方なく、そのまま各停で西武新宿まで追いかけていく。


本日に限りまして、3番線への到着です。


西武新宿駅もレッドアロークラシックの運転に伴い、定期電車の発着番線変更が掛かっていた。

最後まで読めない動きに翻弄され、どうにか追いついた。

各停しか停車しない駅で逡巡していたら、乗車に間に合わない可能性もあったから危なかった。


9:23到着。

すでに西武新宿駅ホームは、レッドアロークラシック目当てと日常利用客が交錯し大混雑に。

ここでは定期運転最終日にも撮れているので、がっつり撮ることはなく周りの記録もセットで。

しかも発車まで約20分、思っていた以上に発車までの余裕時間があった。

定期電車の発車番線の変更を激しくかけてでも発車前の余裕時間を割いてくれたのは、この車両に

対する西武新宿線なりの特別感の演出やリスペクトの表れだったのかもしれない。


今回は多客臨時特急「小江戸」の扱いで運転。

方向幕も西武球場前駅での展示以来久々に特急小江戸本川越」を掲出。

定期電車の合間を縫いながら、撮影は前後共に賑やかだった。


西武新宿駅入線は最後の日ではなくなったが、それなりの賑わいで発車時間まで推移した。


実際、4月29日までとほとんど変わらない雰囲気で平穏に過ごせたのは大きかった。


発車案内も、ほぼいつものままで。


ラストランに際しての掲示物はあちこちに増えていたが、それでもなお極めて穏やかに。

そして、そんな動きを眺めていたら、いよいよ発車の時間が近づいてきた。