(つづき)
道の駅 富来里から歩き始めた、
当初目標は、館山市の「南総文化ホール」まで。
当初計画に盛り込まれた安房高校演奏会の観賞が消えたので、スケジュールには、休憩時間、昼飯、トイレなどを加えて、「人間的」なゆとりダイヤに改めたつもりだったが…
まず、道の駅から、岩井駅までが遠かった
近道しようとして墓穴を掘って田んぼの行き止まりに何度か引っ掛かり、40分もかかった
ようやく岩井駅に到着
駅内には「ウォーキングセンター」もあったが、対象は山歩きで、海沿いを歩く人は関係なさそう
それは、後ほど痛いほどわかる
伊豆急の駅にも「ウォーキングセンター」を期間限定で設けてもいいのでは。
丁度列車がやって来た
E131系2両ワンマン
やはり違和感しかない、
113系が8両ぐらいで走っていたのを何度も見たり乗ったりした私には
岩井の中心市街
海水浴場も近い
ちょっと道を逸れて、踏切を渡って、岩井小学校跡地へ
校舎だけ撤去され、「ポツンと体育館」状態
道の駅「保田小学校」みたいに観光施設や宿泊施設にできなかったのか・・・
そして、旧道へちょっと分け入った場所に、いい感じの「水準点」発見
国土地理院の地図を見たら、山間部への細道沿いに約2km間隔で水準点があることから、この道が館山への古道(往還)のようだ。
以前は海沿いは危なっかしいがけ地で、海上からの砲撃を避けるため、幹線道路はあえて山越えだったのか?
そいうえば、横須賀の国道16号も大昔は田浦付近が、山越えの十三峠経由で、車が通れない険しい峠越えだった。
当初は、古道を歩きかったが、途中には危険な「化けトン」が存在し、歩行困難のため回避した
お化けが怖いのではなく、歩道も灯りも無く、車に轢かれる可能性が高く危険なため。
もっとも、すれ違う車のドライバーは暗闇の人影に、かなりの恐怖を感じるはず。
市街地における国道の「角折れ」がまだ健在
個人的に好きなんだよね、
最近は、拡幅やバイパスの整備で減少しつつある。
岩井の海水浴場
目と鼻の先には三浦半島が見え、横須賀市や三浦市の見慣れた住宅団地が見える
望遠鏡を使えば自宅(付近の山や電線)が見つかるかもしれない
橋や道路が無いだけで、私は地元を歩いているんだ!
不要不急の旅ではなく、自宅周辺での鍛錬に過ぎないのだ。
それにしても、自宅から岩井や富浦は近いのだった、凄く親近感が・・・
所々、車の少ない旧道を行く
渋い素掘りトンネルが現役
こちらは地域住民が歩くので、灯りが灯って安全。
しかし、やはり、旧道へ逃げられない区間があった
やむなく歩道のない国道トンネルを通過
車がギリギリのところを交わしてゆく。
トンネル出口付近はドライバーの目が馴れない箇所なので、思わぬ歩行者の突然の発見に急ハンドルを切るドライバーが目立った。
対向車がいたら、事故になっていたであろうケースが数回(怖!)
ここは、ウォーキングは避けて、電車に乗って移動をお勧めします。
なお、以前あったバス路線(なむや~金谷港)は廃止された
そして、無事、「なむや」(南無谷)にたどり着いた。
ここからは休日でも毎時1本バス(日東交通)があり、気持ちホッとする。
この時点で、すでに予定より40分ほど遅れていたが、少し休憩。
富浦の手前で、山側に旧道トンネルを発見
昔は内房の道路は貧弱で、大正期に鉄道が開通するまでは、東京湾の舟運がメインルートだったのだろう。
千葉から先、総武本線や外房線が先に開通しているのも、合点がいく。
ようやく富浦駅に到着
岩井の道の駅から2時間以上もかかって、すでに予定より1時間遅れ
それでも、ちょっと寄り道して、踏切の反対側の南房総市役所まで行ってみた。
どうやら、位置は富浦の庁舎に落ち着いてしまったようだ。
白浜地区や千倉地区からは遠すぎだ。
そもそも、南房総市の市域自体がいびつで、役所を置くとなると、市外の館山市中心部のようが良さそうだ。
もっとも、かつて合併協議会で館山市と周辺8町村が対立したから、館山市は、よその市役所の設置は頑として認めないだろうが。
たまたま列車が来た、周回差で1時間後の次の便だ。
コミュニティバスもやってきた、しかし、誘惑を断ち切り、ウォーキングを継続
富浦の中心街
何となく寂れた感
館山にイオンが出来たからだろうか
バスでも簡単に行ける
地形や人の流れを考えると、旧富浦町は館山市に編入されるべきだった。
そして、富山町・鋸南町の2町が合併して、別の町が誕生すれば良かったのだ。
歩いていて、強く思う
富浦駅近くの原岡海水浴場へ立ち寄り
桟橋には季節外れの観光客が多数
映画か何かの「聖地巡礼」?
この岡本桟橋、「映え」ポイントで有名らしい、知らなかった。
夕景が凄いそうだ
そして、予定より1時間10分遅れで、道の駅とみうら「枇杷倶楽部」に到着
ここで20分ほど休憩して「びわソフトクリーム」を味わうスケジュール
さて、これ以上遅れるわけにいかず、代替手段登場か?
(つづく)