段で書いた電車型客車のカテゴリーⅠに該当する客車とは何でしょうか?

 

思えば12系以降の客車は、153系なり183系なりと同等のエポックに属し、

 

 

動力は違えどその設計思想や運用方法はエポック毎に、時代の需要によって筋を通していると思われます。

 

チャートの左下、キハ66・117系に対応する客車がこれです。優等列車運用からあぶれ出した12系を改造した近郊型客車、オハ57系。

 

 

発電用ディーゼルエンジンを搭載したスハフ57はスハフ12と同じサービス電源供給と言う役割を持っていますが、他系列と併結する際は冷房をオフにして走った辺りが国鉄らしい「負の律儀さ」の顕れでしょう。

 

ED78牽引の奥羽本線普通列車。スハフ57+オハ57+オハフ56+オハフ33+オハ50+オハ50+オハフ50

 

後に書くと思いますが、飯田線119系投入直後に大挙して静岡地区(するがシャトル)へ派出された穴埋めに、怪しげな新性能電車が多数投入され、その中に電車不足を補うため、一部のオハ57系を伊那松島に転入、上諏訪~天竜峡間でED62やED64に牽引されていたのは記憶に新しい所です。

 

 

その活躍の最後は久大本線で、親戚のオハ12系と共通で編成され2000年頃まで運用されていました。

 

 

 


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