東北本線全駅間歩き5(宇都宮-黒磯) その10・いよいよ那須エリアに突入 | 駅から駅まで・旅のあしあと

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鉄道路線全ての駅間を歩く全駅間歩きを10年以上続けています。
今は東海~北海道エリアを歩いていますが、目指すは全国全路線全区間踏破!
そんな壮大な目標、たぶん一生レベルでかかるので、長い目で見守っていただけるとうれしいです。
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その9からの続き

 

-野崎(9:06着・9:25発)-

 

 

長峰公園を経由して東へ進むと、一面の稲作地帯が広がりました。

 

箒(ほうき)川を渡りました。

 

 

 

新幹線も少し先で箒川を渡っています。

こういう風景を見ると、遠くまで来た感じがします。

 

 

 

箒川を渡ると、大田原市です。

 

「大田原」という駅名がないと油断してしまいますが、

人口は矢板市よりも多い約7万5千人。

天気予報も県北は「大田原」になっているものが多いですよね。

 

そして、ここから先は那須エリアです。

那須の語源は諸説あるそうですが、アイヌ語源(「野の麓・裾」)説もあるとか。

古代以前から存在する名前ということを考えると「那珂川の中州の略」説よりも有力そう…。

 

 

 

道なりに大田原市街まで行ってしまうと、次の駅に行けなくなります。

中薄葉交差点を左折して、北西へ。

 

 

 

新幹線の高架を再びくぐりました。

 

 

 

道なりに進むと、左手に上薄葉自治公民館が見えてきました。

ここにはかつて野崎村の村役場があったそうです。

 

野崎村は1954年に大田原市と矢板市に分割編入されたそうですが、

そう言われると、役場があったような雰囲気もしますよね。

 

 

 

東北本線の踏切が見えてきました。

このあたりが野崎村の中心だったのでしょうか。

 

 

 

踏切を渡って右折。

野崎駅まであと少しです。

 

 

 

野崎駅に着きました。

ここも昔ながらの木造駅舎が残っています。

 

 

 

ホームは2面2線。

かつては2面3線で、現在も真ん中に一部線路が残っていますが、使用されていないようです。

 

 

 

駅前の広場には、弓を持って祈る武士の像が。

この武士は、屋島合戦でおなじみの那須与一です。

…手の組み方全然違うけど、一瞬五郎丸ポーズに見えた。

 

 

那須与一は現在の大田原市にあたる地域の出身といわれており、

市内唯一の鉄道駅ということもあり、区画整理完成の記念に設置されたようです。

大田原市街地の最寄り駅は次の西那須野駅ですが、

西那須野駅は那須塩原市なので。

 

「那須」は単なる名字で地名とは関係無いと思っていたのですが、

本当にこの地域の出身だったんですね。

 

 

 

さて、次の駅へ向かいます。

 

線路沿いに続く県道を歩くのが最短ルートですが、

それはつまらないのでちっくら大回りしますよ。

 

 

 

駅前通りからひとつ北側の大通りに出ました。

 

はじめのうちは比較的新しい民家が立ち並んでいましたが、

まもなく工業団地に入りました。

 

 

 

さらに進むと左側の視界が開けて、高原風景に。

正面奥の建物は那須中央病院です。

 

こういう風景見ながら入院すれば、

気持ちも落ち着く…のかな?

 

 

 

工業団地を歩き続けること、約20分。

次の角を右折して、国道4号に合流します。

 

 

その11へ続く

 

 

野崎駅周辺のGPSログ(1/35,000)です。

 

このあたりでは線路沿いを歩ける道もありますが、

今回は敢えて大回りをしました。