あいの風とやま鉄道の観光列車「一万三千尺物語」の乗車記を全4回でお伝えしています。
その①では、概要や車両の外観を
その②では、車内の様子を
今回その③では、お料理や出発後の様子をお伝えします。
今回は珍しく辛口のコメントになっています⚠️
■出発
もともと私は、1号「富山湾鮨コース」を予約していたのですが、最少催行人員8名に満たなかったため、2号「懐石料理コース」に変更した経緯がありました。
乗車すると、早速アテンダントさんが、そのことを気にかけてくれ、お詫びとお礼のご挨拶を頂きました😌
15:22、富山駅の駅員の方に見送られ、列車はまず高岡駅に向かいます。
通勤や通学の日常の風景を横目に見ながら、出発する特別感で、気分も高揚します⤴️
富山駅を出て間もなく、列車は神通(じんつう)川を渡ります。
席には、すでにお料理が用意されています。
2号「懐石料理コース」のお料理は、合掌造りの古民家を移築した千里山荘さんが提供しています。

まずは、一の重と二の重ですね。
一の重 (手前)
左側には、八寸として、ホタルイカ旨煮、玉子焼、鰆くわ焼、スモークサーモンアスパラ巻、鮭骨昆布巻、海老旨煮、カニ真丈、黒作り焼売、クリームチーズ西京漬、酢レンコン、小梅貝旨煮、きゃらぶき、スナップエンドウ。
右側には、煮物として、竹の子ピリ辛煮、わかめ、木の芽、絹さや。
二の重(奥)
わらびローストビーフ巻、海鮮土佐酢ゼリーがけ、ほっき貝、鯵、鮑。

それぞれ、普通に美味しくて、お料理としての基準はクリアしていると思いますが……、
全く感動がありません😭
観光列車のお料理に必須な、
郷土色の演出が抜け落ちてしまっています。
野菜ひとつとっても、「○○町産の●●」というだけで、魅力的に感じるものです🙄
また、富山湾の名物として名高いホタルイカは、旨煮1匹だけ。
非常にもったいないです😣

富山駅を出て20分後に、高岡駅で下車観光があるのですが、
「せっかくお料理を食べ始めたばかりなのに、今、下車観光??」
という、タイミングで非常に残念です。
出発直後に、アテンダントさんが、ウエルカムドリンクを持ってきてくださいました。
飲み終わった頃に、追加の飲み物のオーダーをとらなかったことに疑問を感じていたのですが、下車観光のタイミングを知っていたからかもしれません🤔
■高岡駅
高岡駅はJR氷見線、城端線の分岐駅。
到着前に車庫が見えてきますが、左側には「忍者ハットリくん」のキハ40の姿がありました。
私が鉄道好きということを知っていた、アテンダントさんの藤井さん(男性)が、テツ的な見どころを解説してくださいました。
※藤井さんも相当お好きなようです。

高岡駅では、22分間の停車時間があり、ガイドさんと一緒に駅周辺の見どころを回ります。
駅コンコースからの立山連峰の眺望や、券売機横にある「おりん」で発車メロディーを奏でられることをご案内。
そして、高岡市がドラえもんの作者の藤子・F・不二雄先生の出身地ということで、ドラえもんのポストを紹介してくださいました。

このドラえもんポストから投函したお手紙には、ドラえもんの消印が押されるということで、私も投函してみました📮
帰宅後、数日して思い出のハガキが届くのはいいですね。

■小杉駅
高岡駅の散策で喉も乾いたので、車内に戻ってからビールを注文しました。
「宇奈月ビール」という地ビールもあったのですが、キリン一番搾り(400円)をオーダー。
ビール自体は美味しいのですが、13,000円の観光列車にもかかわらず、缶ビールと薄いプラスチックのグラスで出てきたのには、ガッカリでした。

ガッカリしていても仕方ないので、お造りをいただきます😋
お造りは、白海老、アオリイカ、サス昆布〆、甘エビです。
何が盛られているかの説明はありましたが、
白海老は「富山湾の宝石」とも呼ばれるほどのブランドのはず。
もっとアピールしてくださいよ。
富山の方は、自己アピールが苦手な県民性なのかもしれません🤔

高岡駅を出て9分で、小杉駅で10分間停車。
お食事を楽しみたいので、下車をためらっていましたが、ブログのためには降りてみなくてはいけません😅
ガイドさんが、ホームにある鏝絵(こてえ)の額を紹介してくださいました。
