1988年に営業運転を開始した小田急1000形。
小田急1000形全編成ガイドでは、各編成ごとの特徴やデータをまとめています。

1754Fの概要

4両の1552Fと1553Fを組み合わせ、2004年に登場した6両です。
組み替えられて誕生した4編成の中で、1次車と2次車が編成内に混在する唯一の編成で、1553Fの小田原寄り中間に1552Fの2両が挿入されており、車内の仕様が車両によって異なります。

側扉の開口幅は組み替え前に1.6mへと改造されており、組み替えは2回目の大改造でした。
4両から6両への組み替えでは、クハ1552を中間車化する改造が行われており、外見には先頭車の名残があります。

1754Fは、2014年6月19日に大野総合車両所の構内で脱線事故を起こしています。
ポイント付近で、デハ1804、サハ1854、クハ1954の3両が脱線し、長時間の運転見合わせとなってしまいました。
脱線した3両の位置関係が興味深いところですが、詮索するのはやめておきましょう。

組み替え後は、6両単独での各停や、4両と組んだ10両で優等列車に使われましたが、先頭車から中間車に改造された車両の扉位置が通常と異なり、ホームドアへの対応ができないことから、ホームドアの設置後は運用が制限され、区間を限定して6両単独で使われるようになりました。

編成表

クハ1754-デハ1704-デハ1804-サハ1854-デハ1904-クハ1954
※左側が新宿方

製造区分

クハ1754:2次車
デハ1704:2次車
デハ1804:2次車
サハ1854:1次車
デハ1904:1次車
クハ1954:2次車

製造所

クハ1754:東急車輛製造
デハ1704:東急車輛製造
デハ1804:東急車輛製造
サハ1854:川崎重工業
デハ1904:川崎重工業
クハ1954:東急車輛製造

旧番号

クハ1754:クハ1553
デハ1704:デハ1503
デハ1804:デハ1603
サハ1854:クハ1552
デハ1904:デハ1502
クハ1954:クハ1653

竣功日

クハ1754:1992年2月9日
デハ1704:1992年2月9日
デハ1804:1992年2月9日
サハ1854:1991年3月4日
デハ1904:1991年3月4日
クハ1954:1992年2月9日

6両固定編成化・改番日

クハ1754:2004年7月6日
デハ1704:2004年7月6日
デハ1804:2004年7月6日
サハ1854:2004年7月6日
デハ1904:2004年7月6日
クハ1954:2004年7月6日

1754Fの写真

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