人のあたたかさを感じたエピソードある?

▼本日限定!ブログスタンプ

あなたもスタンプをGETしよう


 敢えて「親切」を意識して人に接したことはないけれど、普段から数えきれないほどたくさんの人たちから助けられていると思います。

 その「親切」や「恩」に対してこちらもできる限りのことをしている…もしかしたらそれが相手にとって「親切にしてもらった」ということに繋がっているかもしれません。その連鎖がお互いの絆を深めていることになっているのでしょう。


 先日、新潟県内を走るJR東日本新潟支社の観光列車「越乃Shu※Kura」(上越妙高~十日町)車両で運転された「ゆざわShu※Kura」(上越妙高~越後湯沢)に乗車したときのアテンダントさんのうちのひとりの後ろ姿が車内を撮影したときに写ってしまっていますが、彼女には楽しい旅を提供していただけたと感謝しています。

 このときの旅の模様は先月の記事にアップしていますが、彼女から受けた「親切」にはあまり大きく触れていませんでした。

 このときは母ちゃんを引率して夫婦旅を楽しむつもりで上越妙高~越後湯沢、越後湯沢~上越妙高というように往復乗車しました。

 この列車は1号車がびゅうトラベルサービス旅行商品専用車、2号車が座席のないイベントスペース及びフリースペースとなっていて売店も設置されています。この車両でのジャズの生演奏もこの列車のウリのひとつですが、新型コロナウイルス感染防止の観点から現在は中止となっています。
 そして3号車がリクライニングシートの普通座席車両で全車指定席です。



 この時は母ちゃんの誕生日プレゼントも兼ねていたので奮発して(?)往復1号車を利用して上下列車で異なる食事のメニューも楽しんだわけですが、復路での1号車の乗客は全区間私たち夫婦二人だけ…。

 そんなこともあってか、アテンダントさんから「お二人なのでどこの座席にお座りになっても結構ですよ」
と言っていただきました。
 そして「日本海に一番近い駅」のひとつに数えられる青海川駅で設けられている20分ほどの停車時間を利用して私が列車の外に出て写真を撮っているあいだ列車に残っていた母ちゃんの話し相手を務めてくださったり、終点の上越妙高駅に到着する前には1号車で提供される食事に付いてくるこの列車のロゴマークの入った箸袋入りの箸をいくつも持たせてくれたり親切にしていただきました。
 他に乗客がいなかったからこそのことであり、彼女にとっては日常の業務のサービスの一環のつもりなのかもしれませんが、それを受け止めた私たちにとっては「親切」なのです。
 普段は上越新幹線の車内販売もしているという彼女ですが、新型コロナウイルス感染防止のために新幹線の車内販売が休止されているため、羽越本線を走る「海里」や磐越西線を走る「ばんえつ物語」といったJR東日本新潟支社の観光列車のアテンダントを他の従業員の方たちと分担して務めているのだとか…。

 海里…直江津にて。

 彼女が私たちにしてくれたことは些細なことかもしれないし、彼女自身にしてもなにか特別に意識して親切心でしてくれたことではないかもしれない…ましてこちらから求めるべきことではありません。

 しかし、彼女が提供してくれた「小さな親切」は間違いなくこの列車に乗車した私たちにとって「一番の記念」になったわけで、JR東日本新潟支社が運行する他の観光列車「海里」「ばんえつ物語」にもぜひ乗車したいという気持ちにさせてくれたわけです。

 無意識のうちに行われたに違いない「親切」は時として企業にとって大きな相乗効果を生むことに繋がることでしょう。冒頭で述べた「連鎖」とはそのような意味もあるのです。