7年くらい前でしたか。仕事での出来事。
ある商品の実験テストを行うため、とある場所にやってきました。ここは、ある施設の敷地の奥、だだっ広い空き地、草むらです。ここで自分を含め10名ほどの男達が、せっせと実験の準備をやっていた。
そのうち自分はトイレが近くなり、といってもオシッコですけど、トイレがある建屋に向かいました。それがまた建屋までが遠い。歩きで行って往復15分程度はありましたか。やってられんなぁと思い、辺りを見渡すと身を隠すのに丁度いい鉄骨が。「よし!あの鉄骨の裏に隠れてしたろ。」と、皆から見えなくなったところでスッと鉄骨に身を隠した。
しめしめと、物陰に身をひそめ噴射ノズルを取り出し迅速に放水準備に取り掛かる。
噴射ノズルを構えスタンバイOK!
カウントダウンが始まった。
放水寸前、ふと前に書かれた表記を見た・・・。
???・・・。
えええ~~っ!
ホンマかぇ?
これには驚きました~。
さすがに己の水を掛けるわけにはいかず、噴射ノズルを出したまま後ずさり、ガーダーに掛からないように事を済ませたのでした。
メンバーのところに戻って事情を話したら、「水を掛けてないでしょうね?」と尋ねられ、「掛けてません!」と、きっぱり回答。
自宅からそう遠くないこんな場所に、あの橋梁のガーダーが保管してあったなんて驚きでした。
長年風雨にさらされた鉄骨を研究材料として欲しいという声が多かったそうです。
最近この付近を通ったら随分景色が変わっていて、外からは見えないんですけど、ガーダーは無さそうでした。それで、もう時効だろうと思って、このブログを書きました。