写真は鉄で出来ている。

撮らない豚はただの豚だ

第1622列車 「 桃太郎PPのロングレール輸送、8090レを狙う 」

この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。



国道沿いに設置された温度計を見て精神まで

溶けてしまいます本日。


いやぁ、あづいです…


身体によく無いとは判っていても、コンビニに

立ち寄りますとついアイスを手に取ってしまい

ますます肉々しい身体となってしまいます。


水分摂取だけじゃ追いつかないレベルの暑さで

日に日に焼け爛れております…



さて、今回の更新は北九州の新日鐵から

発送されますロングレール輸送列車8090レを

撮影致しましたご報告でございます。


鉄道運行に欠かせないレールでございますが

列車が走れば走るだけ、摩耗致しますので

安全や乗り心地を確保する為に適宜の交換が

必要となります。


このレール、製鉄工場で作られまして船便や

鉄道を用いて輸送されております。


その輸送シーンは一見すると工臨の様に

見えるのですがれっきとした貨物列車でして

残念ながら地元界隈では夜中の通過になり

撮影困難な被写体となっております。


この列車、最近では幡生から東への牽引機が

EF210ばかりとなりました。


まだEF66EF200が複数活躍していた時代は

釜もバラエティ豊かな顔ぶれが見られたので

撮影し甲斐がありましたが、今ではすっかり

面白みが乏しくなりました。


しかしながら、普段はコンテナばかりの桃が

ロンチキを牽引する機会はそう多い訳では無く

やはり今でもマニアックな被写体として一部の

鉄から愛されている列車でございます。


その一部にワタクシも含まれます。



この日はロングレールを輸送する臨時貨物列車

8090レが走る、という事でEF67絡めて

セノハチへ向かったのでございます。


何故セノハチで、なのかと申しますと

8090レも貨物列車でございますから、峠を

越える為には当然、後補機が連結されて

プッシュプルになるから、なのでございます。


どうせ狙うのであれば一枚の写真に

前後の釜が収まる構図にしたい、と考えまして

狙ってみましたのがコチラ。



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2021-06-06 8090列車

EF210-107が、那須塩原行きの9両と東京タへ

向かう3両、更に西浜松行き9両の21両を牽いて

セノハチへと挑む姿を捉えます。 

 

みっちりと3段に積まれたレールが続く長編成

その向こうには後補機として編成を押し上げる

役割を担う桃太郎の姿も望めます。 

 

 

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2021-06-06 8090列車

引いた構図でもう一度。 


8090レはレールの行先が様々となります。


また編成両数もその都度、行先によっても

変わりますから、必ずしも21両になる訳では

ございません。


この日は偶々21両となりましたので、撮影地を

ストレートでキュッと圧縮した構図にしようと

決めての布陣をしております。


短い9両だったりしますとこの構図よりも

映える場所が他にありますから、次に参戦する

機会がありましたらそちらへ行きたいな、とも

考えてしまうのでございます。


 

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2021-06-06 8090列車

オマケ。 

 

後補機が見えて参りました。


コキから改造されましたロングレール輸送用の

チキを、持ち前のパゥワーで押し上げますのが

後補機の役割でございます。


これがコンテナ貨物でございましたら

積載されたコンテナが後補機を隠してしまい

表題の様な一枚の中に桃が2両収まる絵には

なりづらいのでございます。


そうした意味でも8090レはセノハチらしさが

引き立つ絵作りの出来る被写体という事で

わざわざ撮影しに参ったのでございました。

 

 

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2021-06-06 8090列車

バックショットもいただきました。


EF210-320が押し上げますこの日の8090レ。


後補機はこの後、無事にセノハチを乗り越えて

西条にて役目を終え、編成から切り離されて

単機で下って参ります。


が、ワタクシはその単機は狙わずに関西の方へ

移動を致しまして。


走り始めてしばらくすると、東広島の市街を

越えた辺りでガソリンスタンドが並んでおり、

宇佐美さんの看板に142/ℓという文言を見つけ

吸い寄せられてしまいました。


安いんです、この価格。


でもどうせプリカとかの値段でしょ?

現金だと146円くらいになるんですよね?と

半ば覚悟しながら敷地へ入りますと、店員が

寄って来られました。


あれ、セルフとちゃうのん?と訝しみますと

フルサービスですよ!と返されます。


店員さんが給油や窓拭きまでして下さる、

昔ながらのスタンドは人件費も上乗せで少し

お高い為、142円は無いな…と

腹を括ったのですが。


レシートを見ますと、確かに142円/ℓとあり

目を疑いました。


なんて安いの、ここ!



そんな感じで給油も済ませ、前を走るノロ

トラックのお尻を眺めながら国道をひた走り

ふと、思いついたのでございます。


あれ?

8090レ、もう一度狙えそうじゃね?


そんな訳で。



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2021-06-06 8090列車

今回の〆。


すっかり夜の帷が下りました駅を疾駆する

EF210-107の牽引します8090レを、もう一度

仕留める事が出来ました。


8090レはセノハチを越えた後に

バカ停をしますので、その間に下道でも

追い抜く事が出来たのでございます。



この後、3094レを仕留めようとして失態を

晒しましたのは第1621列車記事の通りでして。


まぁ8090レだけでも狙えて良かったかな、と

納得しつつ家路に就いたのでございます。


次の機会には、9両の8090レを仕留めてみたい

と思う次第でございます…



それでは、

この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!