1,概要

2,北陸鉄道譲渡だといえる根拠

1,概要

 

先日(6月7、8日の深夜にかけて)東京メトロ東西線深川検車区行徳分室から、03系130Fの先頭車が北陸方面に陸送されました。碓氷峠での目撃情報があるため、北陸へ向かったことは確実です。

えぬさんはTwitterを使っています 「東京メトロ日比谷線の03系が碓氷峠にいました。 今回陸送されたのは元03-130編成の先頭車である03-130と03-830の2両で北陸方面へ向かうものと見られます。 見た感じ冷房装置が外されシートで養成されてますが”某所で解体”となるのか”北陸鉄道へ譲渡するため松任へ向かう”のか気になるところですね。 https://t.co/WI2A7qEVxh」 / Twitter

一部ではこれは伊豆箱根鉄道に行く予定だったといっている人もいますが、私は北陸鉄道に譲渡されたのだと思います。

2,北陸鉄道譲渡だといえる根拠

 

まず、車体の処理です。エアコン撤去後の養生が丁寧にされています。また、メトロマークが外されていません。解体のための陸送では、エアコン撤去後の養生はしませんし、マークも必ず撤去します。この時点で、解体である可能性は低くなります。

次に輸送方法です。また、長野電鉄向けの譲渡では、1回目は2編成つないだ6両編成で甲種輸送されていますが、2回目は1編成3両を陸送しています。これは、甲種輸送は1列車ごとに値段が設定されているので、運びきれる量であれば値段は変わりません。そのため、ある程度よりも短い編成を運ぶ際は、陸送した方が安いのです。例えば、ひたちなか海浜鉄道へのキハ11の譲渡では線路がつながっているのに陸送されましたし、JR北海道のH100型は12両セットで甲種輸送されています。また、解体なら7000系を解体している千葉県某所の解体工事でよいのであって、わざわざ北陸まで持っていく意味がないです。このような観点から恐らく北陸鉄道譲渡だと思われます。まだまだ残っている03系の今後に注目です。