皆様こんばんは。ブログおよびホームページ管理人の神@北見です。

 

先日はTomixさんの古い製品であるキハ58系広島急行色セットから、「みよし」カラーとも言えるグリーンストライプ車の整備を行っていました。

 

 

 

 

この記事の最後に、キハ28の前位側乗務員ドアステップとキハ58の元空気ダメをやり残したと書いていました。このまましまっておくと絶対忘れ去られそうでしたので、勢いで加工することにしました。

 

 

↑キハ28です。

 

この塗装になったキハ28平窓車は、機関冷却水給水口が前位側にあり運転席窓バランサー点検蓋が無い2137・2306・2309・2329と、機関冷却水給水口が車体中央付近に移り運転席窓バランサー点検蓋が有る2429・2483・2484・2492に分かれ、模型のような機関冷却水給水口が前位側にあり運転席窓バランサー点検蓋が有る357~397に該当する車は存在しません。なので模型をどのタイプに仕立てるのかは非常に悩みましたが、機関冷却水給水口位置を優先し300番代前期型を選定することにしました。

 

しかし、そうすると乗務員ドアステップが模型の幅狭では無く実車は幅広になります。

 

↑「みよし」色のキハ28で機関冷却水給水口が前位側にある車は、乗務員ドアステップが幅広です。よってこれを交換することにします。非常に細かくて「どーでもいいじゃん!?」という気もしますが…。

 

↑古いロットなので、製品についていたTNは線バネ仕様の古いものです。これは乗務員ドアステップがベースに直付けされているので、これが別パーツになっている新しいスプリングバネのTNと交換します。

 

↑乗務員ドアステップと発電動機箱が一体で別パーツになっており、双方とも使わないので取り外します。

 

↑この通り取り外します。

 

↑ステップハーツを取り外しましたのでステップが無くなりました。

 

ではここで幅広のステップを用意します。いつもは銀河モデルの「乗務員ドアステップ 旧型気動車用」を使うのですが、プライマーから塗装が必要なので、ここは端折ってTomixキハ20系用のエアホースパーツから切り出して使用します。

 

↑Tomix製キハ20系用のエアホース&ステップパーツです。これは幅広のステップになっていますのでこれを切り出して使います。キハ55系やキハ10系用も同じステップ形状なのでこれらでも使えると思います。

 

↑ステップのみを切り出しました。ステップ上部は接着剤を使う際の「のりしろ」になりますので残しておきます。

 

↑TN本体と車体裾部の間に隙間がありますので、ここに差し込む形で取り付けます。ステップは車体側に接着するように取り付けました。

 

↑無事に幅広ステップになりました。なんとも地味な…。

 

↑色も黒いので言われないと気づかないでしょう…。ただ上の実車写真を見ても黒色であまり目立ちませんので、このくらいで良いと思います。

 

 

次にキハ58の前位側に元空気溜めをつけます。本当は後位側にも負荷空気溜めがありますがこちらは割愛します。

 

 

↑お馴染みでGMの旧型客車の床下機器パーツ分売より利用します。先日購入した3Dパーツは後にとっておきます。(スミマセン!)

 

↑キハ58側は旧ロットのTNのままとしました。矢印の、スノープロウ取付穴の突起が邪魔そうでしたのでこれを切除します。

 

↑この通り切除しました。

 

↑GMの旧形客車床下機器パーツから切り出した空気タンクをあてがってみました。丁度入るようです。問題なさそうなので接着剤で固定します。

 

↑2両とも無事に固定完了です。先ほどのGM製旧形客車床下機器パーツの1ランナーから2つの空気タンクが使えますので、お得です。

 

↑無事に元空気溜めが付きました。こちらも幅狭の乗務員ドアステップ共々全然目立ちませんね…。

 

↑実車でも乗務員ドアステップと空気溜めは全然目立ちません。なお写真はキハ58 563でスノープロウが付いています。広島では元宮原の563・589・592・593にスノープロウが付いていましたので、模型では広島生え抜きの645・647・648をモデルとしておきました。

 

スノープロウ付きの車にするのも面白いのですがそうするとスプリングバネの新しいTNを使用しなければならず、またスノープロウの取り付け部やスノープロウ自体と空気溜めが干渉するので非常に難易度が上がります。そのため今回は手抜きしてスノープロウ無しの車を選定しました。

 

↑これでキハ28は幅広ステップに交換し、キハ58は空気溜めを追加する加工が完了しました。本当に地味です。

 

こんな地味な加工をしていますが、肝心のキハ28の運転席窓バランサー点検蓋撤去やキハ28・58の乗降ドア下部の丸窓埋めは車体加工が必要なため割愛しています…。大事なところに手をつけず、地味なところばかり加工しても…という気もしますが、今回はこのくらいで加工は終了したいと思います。如何せん車体加工のウデに自信がないものですから…。

 

ということでとりあえず自分で出来る、まぁやっておきたかった加工は終了しました。

 

 

さて、広島シリーズというとこれ以外にも緑色時代の広島急行色(新)、赤色時代の広島急行色(旧)、黄色の広島普通色もいます。これら全車整備加工するのはいつになるでしょうね…。

 

 

今回も最後までご覧いただきありがとうございました。それでは次回もお楽しみに!!