(JR名松線 伊勢奥津駅)
JR名松線で伊勢奥津へ
松阪駅を15時11分に発車した名松線 伊勢奥津行き普通列車は、
15時48分、名松線の拠点駅である家城(いえき)駅に到着。16時01分まで13分間停車。
※画像は基本的に後方展望
家城駅構内には、JR東海で一番最後まで腕木式信号機が残っていたが、2004年(平成16年)1月末に色灯信号機化された。
家城駅は2面2線の相対式ホーム。名松線唯一の行き違い可能駅で駅員も配置されている。
松阪駅を除く名松線内の駅で、唯一JR全線きっぷ販売窓口が設置されているが、列車到着から発車までの間、駅員は運転扱い業務があり、その間は窓口が閉鎖されるため、ワンマン方式(車内整理券方式)となる。
駅舎
15時42分に家城駅に到着した、伊勢奥津発松阪行き上り普通列車と交換
上り松阪行き普通列車は、15時55分に先に発車
名松線の閉塞方式は、松阪駅〜家城駅間は票券閉塞式、家城駅〜伊勢奥津駅間はスタフ閉塞式
家城駅では、今も、駅員による運転扱い業務を見ることができる。
16時01分、家城駅を発車。駅員は列車が遠ざかるまで見送る。
家城駅から先は、2009年(平成21年)10月8日の台風18号による豪雨による甚大な被災で、家城〜伊勢奥津間が不通になりバス代行となった。
JR東海は名松線・家城〜伊勢奥津間の「廃止」を表明したが、関係者間の協議により、紆余曲折の末、2016年(平成28年)3月26日に復旧し、運転再開された。
一時、廃止の方針が示されが名松線は、実に6年半の歳月をかけて全線復旧となった。
家城駅から先は、利用客が極端に少なくなる区間。急勾配や急カーブが連続する。
伊勢竹原(いせたけはら)駅
古い駅舎が残る。
貨物設備の痕跡も残る。
三重県と奈良県の県境に位置する三峰山に源を発する雲出川に沿って走る。
沿線は茶の栽培も盛ん。
伊勢鎌倉(いせかまくら)駅
伊勢八知(いせやち)駅
駅舎には「グリーンハウス美杉」という津市営研修施設が併設。美杉地区特産の「美杉杉」を建物に使用。
雲出川を何度も渡る。
沿線はさらに山深くなっていく。
比津(ひつ)駅
盲腸線の行き止まりの終着駅。
かつてここから名張まで延伸計画があったが、未成のまま計画は無くなった。
桜と給水塔
折返し発車までのひとときを、静かな伊勢奥津駅で過ごす。
★チャンネル三重県(動画)↓↓↓
※2021年(令和3年)春
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(続く)