トロッコ列車「奥出雲おろち号」2023年度で運行終了 

残る運転計画も発表

来年度は年間130日程度の運行です。

25年の歴史に幕

JR西日本は2021年6月3日(木)、木次線を中心に運行されているトロッコ列車「奥出雲おろち号」について、2023年度を最後に運行を終了すると正式発表しました。

 終了の理由について、JR西日本は「トロッコ列車に使用している現行車両が、製造から約50年経過し老朽化が進んでいるため」としています。

「奥出雲おろち号」は23年前の1998(平成10)年、島根県横田町(現在の奥出雲町)から要請を受けたのを機に運行開始。ディーゼル機関車DE10形やDE15形と12系客車を連結し、出雲市駅や松江駅を起点に、木次線の木次駅・備後落合駅などの間で運行されてきました。

 なお、2022年度は4月から土日祝日を中心に、2021年度と同じ約130日の運行予定。最終年となる2023年度も4月の運行開始が計画されています。

 

 

23年度終了方針のトロッコ列車、7~9月の運行計画を発表

JR西日本米子支社が3日、山陰線の観光列車「あめつち」(鳥取ー出雲市)と木次線のトロッコ列車「奥出雲おろち号」(木次ー備後落合)について、7~9月の運行計画を発表した。 
1日1往復のおろち号は7月22日を皮切りに8月末まで毎日運転。9月は26日まで金曜、土日祝日を主に走る。日曜便は全て出雲市駅発となっている。
 

あめつち

 あめつちは7月3日から9月27日にかけ、土日を中心に1日1往復便を計36日間運行する。鳥取発は午前9時、折り返しの出雲市発は午後1時44分。  
あめつちは、JR西日本米子支社2018年7月1日から運行開始した観光列車快速列車)。山陰本線鳥取駅から出雲市駅の間での運行されている。なお、貸切団体臨時列車としては出雲市駅から益田駅の間でも運行されることがある。
 
山陰地方は、豊かな自然はもちろんのこと、神社、お酒、歌舞伎、相撲など、日本文化の様々なルーツがあるとされ、また多くの神話が誕生した地です。

この自然や日本のルーツを、「ネイティブ・ジャパニーズ」というコンセプトで車両にデザインし、山陰ならではの「古くて新しい日本」を発見していただく旅を。

大山、宍道湖、斐伊川などの見どころや、雄大な日本海を望む車窓では徐行運転を行い、
山陰ならではの美しい風景をゆっくりとお楽しむ!。
キロ47-7006 米トウ 8435D 快速 あめつち 山陰本線の伯耆大山をバックに走行!
 
山陰地方を舞台にした神話が多く書かれている古事記の、「天地(あめつち)の初発(はじめ)のとき」という書き出しに由来し列車名としました。 「あめつち」=漢字では「天」と「地」と書きます。
JR西日本・「あめつち」の運行路線図
 
by   GIG@NET
 
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