島根県知事及び地元市町長
「奥出雲おろち号」の運行継続を要望
(奥出雲おろち号運行終了に関してのブログ①)
(今日は何の日?のブログ)
※今回は、個人的見解・意見に関するブログでもあります。
【投稿日 令和3年6月7日】
【追記(Pick) 令和3年6月16日】
1 はじめに
(1)今日は何の日?
〇今回のブログの投稿日は令和3年6月7日であります。
〇令和3年6月7日、島根県知事及び地元市町長がJR西日本米子支社を訪問され、「奥出雲おろち号」の運行継続について要望されました。詳細は、下記3に掲載の通りです。
(2)「奥出雲おろち号」の勇姿
今回のブログの主要テーマは「奥出雲おろち号」でありますが、まず最初にその勇姿について紹介したく思います。今回は、オレンジカードを引用することで紹介させていただきます。
<引用>
※ヤフオクで入手したオレンジカード
(3)今回のブログでは
今回のブログでは、「奥出雲おろち号」廃止発表後の自治体側の動き及び個人的に思うこと等について述べて見たく思います。
2 「奥出雲おろち号」運行終了正式発表等
(1)鉄道ファン等にとって衝撃的なニュース
令和3年(2021年)5月~6月にかけて、鉄道ファンにとって、また地域の発展や地域活性化、地元の観光振興に様々な形で努力している方にとって、衝撃的なニュースが入ってきました。それは、①「SL北びわこ号」の運行終了②「奥出雲おろち号」の運行終了であります(そのうち、「奥出雲おろち号」は、2023年度を最後に運行を終了、とのこと)
そのうち、「奥出雲おろち号」運行終了正式発表までの経緯は、下記(2)以下の通りです。
(「SL北びわこ号」運行終了に関しては、今回は記載省略します)
(2)「奥出雲おろち号」運行終了についての発表(2023年度が最後の運行)
①5月下旬、「奥出雲おろち号」の運行終了に関する報道
令和3年5月下旬、地元の新聞等で、「奥出雲おろち号」の運行終了に関する報道がされました。また、これに関する島根県知事のコメントも発表されています(詳細について記載省略)。
②「奥出雲おろち号」の運行終了正式発表に関して
㋐令和3年6月3日、JR西日本は、2023年度を最後に「奥出雲おろち号」の運行を終了すると正式に発表しました。詳細は次のニュースサイト等の通りです。
<日テレニュース24のサイト>奥出雲おろち号運行終了に関して
※この報道資料によると、「奥出雲おろち号」運行終了の理由として、①車両の老朽化②部品の調達ができなくなった(部品の製造中止により)③2023年の終わりに車両の検査期限を迎える、の3点があげられている。
㋑また、「奥出雲おろち号」の運行終了に関しては、他の方のサイトやブログですが、こちらもご参照ください。
<ねとらぼ交通課氏のブログ>
<金屋代かずお氏のブログ(金屋代かずおのお部屋)>
※上位以外にも様々な方がブログやYouTubeで、この件について投稿しておられますので、そちらもご参照ください。
<参考>なお、「奥出雲おろち号」に関しては、次の島根県奥出雲町や奥出雲町公式観光ガイド等のサイトもご参照ください。
<島根県奥出雲町のホームページ>
<奥出雲町公式観光ガイドのサイト>
<出雲の国・揖斐川サミットのサイト>
※上位以外にも様々な方がブログやYouTubeで、奥出雲おろち号について投稿しておられますので、そちらもご参照ください。
(3)「奥出雲おろち号」運行終了正式発表後の動き1
<島根県等の動き1>
島根県知事及び地元市長・地元町長がJR西日本米子支社を訪問のうえ、トロッコ列車の運行継続についてJR西日本に要望することとなりました。詳細は、次の引用資料(島根県知事コメント等)の通りです。
<引用>
※引用元:島根県ホームページの中の、島根県報道発表資料のページ(6月3日)
URLは次の通り
なお、6月7日の要望活動の案内(6月3日付け)については、次の資料をご参照ください。
3 島根県知事及び地元市町長による「奥出雲おろち号」運行継続に関する要望活動
(1)島根県知事及び地元市町長による要望活動 (島根県知事等の動き2)
①概要…令和3年6月7日、島根県知事及び地元市町長(雲南市長、出雲市長、松江市長、奥出雲町長)がJR西日本米子支社を訪問され、「奥出雲おろち号」の運行継続について要望されました。詳細は、次の報道資料の通りです(6月7日 22時時点)。
<NHK>
<日本海テレビ>
<ちゃんねるテレポート山陰氏のYouTube動画>(内容はBSS山陰放送)
<BSS山陰放送>
<山陰中央新報>
<さんいん中央テレビ>
②要望内容概要及び島根県知事発言とJR西日本米子支社長の発言内容概要
上記日本海テレビによると
<引用>
「(前略)7日、島根県と沿線自治体の首長5人がJR西日本米子支社を訪れ運行継続を求める連名の要望書を提出した。要望書には運行終了が沿線地域に与える影響が非常に大きいことから運行継続の再検討の要望や難しい場合は後継車両の整備の検討を求める内容が記されている。
雲南市 石飛厚志市長「地域ぐるみで観光の魅力をアップしおろち号を盛り上げてきたまさに宝だと思っておりまして、これを存続してほしいというのが沿線市町・住民の願い」
JR西日本米子支社 牧原弘支社長「今後県の方で議論の進め方も含めて調整していただけるというので、そちらで議論していく」
(中略)
島根県と沿線自治体は、JR西日本に対して今後も引き続きおろち号の運行継続を求めていくとしている。」
※引用元:令和3年6月7日 日本海テレビ
※引用理由:島根県知事及び地元市町長による「奥出雲おろち号」運行継続に関する要望内容とJR西日本米子支社長の回答内容についてに述べられており、要望活動の概要を知るためには引用する必要があると思われるため。
とのことであります。
また、上記BSS山陰放送によると
<引用>
「(前略)
島根県の丸山達也知事と4つの市と町の首長は、JR米子支社の牧原弘支社長に対し、現行車両継続を再検討するよう求めました。
島根県 丸山達也知事
「同じような観光振興上の効果あるものであれば、車両更新に対しての公的支援も考えられる。そうしたことも含めて検討しなければと。」
これに対し、牧原支社長は、現行車両の継続について安全を確保できず、商品として提供できないとして応じませんでした。
(以下略)」
※引用元:令和3年6月7日 BSS山陰放送
※引用理由:島根県知事等による「奥出雲おろち号」運行継続に関する要望内容とJR西日本米子支社長の回答内容について述べられており、要望活動の概要を知るためには引用する必要があると思われるため。
とのことであります。
(2)要望書
現時点では入手できておりません。
(3)その後の動き
現時点では未定です。
4 個人的に思ったことや実行したこと①(6月6日頃)
(1)個人的事情
実は、私は、「奥出雲おろち号」には一度も乗ったことがありません。しかし、今回の件について思ったことがあったため、現時点で思っていること等を記載します。
(2)個人的に考えたこと及び個人的な行動
令和3年6月5日、次の通り要望書を島根県及び島根県選出国会議員あて要望することを考え、6月6日に実際に要望しました。(島根県ホームページ及び自民党ホームページを通じて)
①島根県知事あて要望(6月6日)
<要望書>
「奥出雲おろち号」運行継続に関する要望(提案)
JR西日本より、「奥出雲おろち号」について、2023年度を最後に運行を終了する旨正式に発表があった。
最近の新聞記事や島根県知事コメントにも書かれている通り、「奥出雲おろち号」は、木次線沿線の観光振興や地域振興、地域活性化について重要な役割を果たしてきたのは事実である。JRもそれについて認めていると思われる。トロッコ列車の運行継続は、沿線の観光振興・地域振興・地域活性化のために必要であり、私自身も「奥出雲おろち号」の運行継続を願っている。
「奥出雲おろち号」運行終了の理由は、上述の通り、「㋐車両の老朽化」「㋑部品の調達ができなくなった(部品の製造中止により)」「㋒2023年の終わりに車両の検査期限を迎える」、の3点である。しかし、「奥出雲おろち号」運行終了の本当の理由は、「㋐車両の老朽化」「㋑部品の調達ができなくなった」に加え、JR西日本の経営が極端に悪化(原因はコロナ)したこともあげられると思われる。
そういった理由から、運行継続のためには車両の新製が絶対に必要であるが、JR自体が新車両を製造するのは非常に難しいと思われるので、新車両製造にかかる費用を自治体側が全額負担することが必要である(もしくは、寄付を民間から募る等の方法もあると思われる。)。更に、運行継続となった場合についても、赤字になった場合は、自治体側が補てん(もしくは寄付等で補てん)する必要がある。
よって、新車両製造にかかる費用及び運行継続となった後に発生する赤字の補てんにかかる費用については、全額島根県及び地元市町において負担していただきますようお願いします(その際、国からの補助金や交付金を活用できるのであればうまく活用していただきたい。また、民間から寄付を募る、という方法もあると思われる。)
<要望の方法>
島根県知事への提案箱のページに案内されている方法で要望しました。
②島根県選出国会議員(自民党)あて要望(6月6日)
<要望書>
「奥出雲おろち号」運行継続に関する要望
JR西日本より、「奥出雲おろち号」について、2023年度を最後に運行を終了する旨正式に発表があった。
島根県及び地元市町長におかれては、JRに対し、運行継続の要望をされる、とのことであるが、「奥出雲おろち号」の運行継続のためには、新車両の新製が絶対に必要であり、またそのための費用については諸事情により地元自治体が負担する必要があると思われる。また、運行継続となった場合の赤字補填も地元自治体が行う必要があると思われる。
よって、そのための地元自治体の費用負担を軽減するため、国から地元自治体に対し財政援助措置が講じられるよう、国に対し強力に働きかけていただきますようお願いします。
<要望先>
衆議院 細田博之議員(島根1区、自由民主党)
衆議院 竹下 亘議員(島根2区、自由民主党)
参議院 青木一彦議員(鳥取県・島根県選挙区、自由民主党)
参議院 舞立昇治議員(鳥取県・島根県選挙区、自由民主党)
<要望の方法>
自民党ホームページ内の意見を送信するページにて要望しました。
③(個人的事情)
※前の職場(公務員)で要望書を作成したりするときは、「だ・である」調が圧倒的に多かったため、今回は「だ・である」調で書きました。
5 個人的に思ったこと②(6月7日島根県知事等による要望活動後)
㋐今回の、島根県知事及び地元市町長による、JR西日本に対する、「奥出雲おろち号」運行継続についての要望活動では、現行車両(12系客車)継続の再検討についても要望されていることから、日本鉄道史上2回目の、地方自治体による客車列車廃止反対運動(客車列車運行継続に関する運動)と言えると思いました。(ちなみに、1回目は、平成17年12月の、寝台特急出雲号廃止反対運動。後日別途ブログを投稿予定)
㋑とはいえ、現在の車両の老朽化や部品調達が困難であること、JR西日本の経営がかなり悪化しているという現状を考えると、やはり、「奥出雲おろち号」運行継続のためには、車両の新製が絶対に必要であり、車両新製に係る費用は自治体側が全額負担する必要があると思います。また、運行継続になった場合、赤字の補てんについても自治体側が全額行う必要があると思います。(自治体が負担する費用については、民間から寄付を募ってまかなう、という方法もあるかもしれません)
㋒寝台特急出雲号廃止の時と異なり、地元自治体とJRが協議する時間はたっぷりあると思いました(「奥出雲おろち号」は2023年度を最後に運行終了のため)
6 今後について
今後の動きについてはどうなるか分かりませんが、気になる動きが出てくれば、このテーマに関するブログを改めて書きたく思います。
※引用箇所について転載等禁止
※カバーの写真については、引用写真を使用
本日も最後までご覧いただきありがとうございました。