皆様こんばんは。ブログおよびホームページ管理人の神@北見です。
今日はお馴染みの憂鬱な月曜日です。本当に週初めはテンション低めです。。。
さて、Tomixさんから8月にキハ56系モデルチェンジ車が発売予告されています。これは正直言ってかれこれ20年以上前から待ち望んでいた車で、諦めかけていた頃にやっと製品化されるということになりますね!!
製品は特急「北斗」の代走で使用された、比較的登場初期の姿がプロトタイプのようですが、1970年代末期から1980年代初頭まではあまり変化が無いためそのまま使えると思います。では、このモデルチェンジ車達をどの急行で使用しましょうかね。折角ですので長編成で楽しめる例を探してみたいと思います。
北海道の気動車急行で、編成が長そうというと…
宗谷・狩勝・ニセコ…
等という急行が思い浮かびますが、1978年10月改正以降に限ってみると、これらは6~8両編成くらいであまり長くありません。もっとも今の感覚からするとキハ56で8両編成というと十分長いですが…。
では、1978年10月改正以降で北海道内で最も編成の長い気動車急行は、なんと「大雪・紋別・はぼろ」になります。なんともまぁ地味な…。
他の本州内の急行にも言えますが、単一名称の列車で長編成になる列車はなかなか無く、線路容量の関係で多くの編成を併結しなければならないような列車の方が長くなる傾向があります。なかには急行「だいせん」のように単一名称で11両編成というものもありましたが、豊岡で2両切り離し、出雲市で大社行きと浜田行きと分かれ、浜田まで行くのは5両のみでした。
この急行「大雪・紋別・はぼろ」は1978年10月改正以降13両編成と当時の最長編成両数タイを誇り、1980年以降は唯一の13両編成、1982年11月の急行大幅廃止後も13両で残り当時は最長編成を誇っていました。しかし1985年3月の改正でキハ183系の短編成化(キハ183 100の登場)もあり特急格上げされ廃止されてしまいました。
では、モデルチェンジ車のキハ56・27、キロ26が登場したら、この「大雪・紋別・はぼろ」を再現してみたいなぁと思います。
参考までに、1980年10月から1984年2月までの編成は…
<キハ56+キハ27+キハ56+キハ27>はぼろ:札幌担当+<キハ56+キハ56+キハ27+キロ26+キハ56>大雪:札幌担当+<キハ56+キハ27+キハ27+キハ56>紋別:苗穂担当
の13両になっており、1984年2月以降1985年3月までは
<キハ56+キハ27+キハ56+キハ27>はぼろ:札幌担当+<キハ56+キハ27+キハ56+キハ56>紋別:札幌担当+<キハ56+キロ26+キハ27+キハ56+キハ56>大雪:苗穂担当
となっています。晩年キロ26 200は201と202が苗穂に移っていますので、1984年2月から1985年3月までの編成を再現すると今回発売されるキハ56・27 キロ26の200番代を上手く活用できそうですね。
1984年4月の時点での札幌・苗穂のキハ56系配置は…
札幌
キハ27 27・28・29・36・37・38・40・115・116・117・118・119・120・121・207・208・209・210・211
キハ56 122・123・124・125・128・129・149・150・201・202・203・204・206・207・208・209・210
苗穂
キロ26 5・12・13・18・101・103・104・105・106・107・201・202
キハ27 3・4・5・11・16・17・20・26・44・46・47・48・49・50・51・52・53・54・55・56・108・109・110・111・112・113・114・125・126・201・202・203・212・215・216・217
キハ56 20・22・23・26・27・28・31・32・33・34・35・37・39・40・41・42・43・44・46・110・117・118・119・126・127・130・131・132・134・135・136・137・141・142・143・144・145・146・147・148・151・211・212・213・214
赤字が今年8月に発売予定のキハ56系モデルチェンジ車、青字はこれまでに発売されているキハ56系 100番代で製品の形態と近い車です。
特に札幌では後期車の割合が高く、晩年の急行「大雪・紋別・はぼろ」を見ると200番代車が編成に入っているのを良く見ますので200番代が発売されたらぜひこれを組み込んで当時の編成を再現してみたいですね。
8月のモデルチェンジ車発売に先立ち、ウチのキハ56系を引っ張り出してみました。
↑結構いっぱいあるなぁ。
↑キロ入り4連が8本分と、増結3連が4本分ありました。
↑キロだけで箱に入れてしまっていました。Tomixさんから発売のキロ26は104~107の4両がプロトタイプなので、8両もあると実車を超えてしまっています…。本当はこれらを使ってキロ26 200に改造しようと思って集めていたのですが、新規発売されるとなると余ってしまいますね…。しかも良く見ると新ロット品は最初から帯入りなので1980年頃までの列車にしか使えませんね。
↑Tomix製のキハ27は通風器8個車がモデルでしたが、実車は通風器6個車や、8個ながら左右が逆になったロットがあります。
Tomix製品は側面の機関冷却水給水口が車体中央付近にあり、108以降が該当しますが、
108~112:通風器6個
113~118:通風器8個
119~124:通風器8個ながら左右が逆(このうち122~124はキロ29 お座敷くつろぎに改造)
になっています。なお107以前は機関冷却水給水口が前位寄り、125以降は便所窓が横長の小窓になっています。
余談ですが、くつろぎのキロ29を改造で模型化される際は、上記より通風器が左右逆ですので注意が必要です。
↑左から通風器が6個の108~112の仕様、中が製品のままで通風器8個の113~118、右が通風器8個で左右逆な119~124となっており、一見みな同じようなキハ27でも細かな差異があります。
さて、8月にモデルチェンジ車が登場すると、更に仲間が増えますね。ちなみにキハ27の200番代は細かな差異で201~203、204~214、215~217の3種に分かれますが、いったいどのタイプで模型化するのでしょうか楽しみですね。やはり最大数の204~214かな。
今回も最後までご覧いただきありがとうございました。それでは次回もお楽しみに!!