【2編成目】伊豆急8000系TB-7編成が“無ラッピング”にて営業運転復帰

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伊豆急行では、創立60周年記念事業として、格安で8000系を貸切出来る

これに関連して、これまでのTA-7編成に加え、TB-7編成が“無ラッピング”となって5日より営業運転に復帰しています。

団臨運用と“無ラッピング”

新たに銀一色となったTB-7はスカート(排障器)がグレーのまま

伊豆急行は、2021年12月10日で開業から60周年を迎えます。

これを記念して、伊豆急行では貸切列車を格安で運行できる企画を実施しており、6月1日から受付を開始したものの5日には募集を締め切る好評っぷりです。

これらの団体臨時列車・撮影会などの様々な用途で活用すべく、伊豆急行ではこれまで実施されていた“無ラッピング”(いわゆる無塗装)を3両1編成から2編成とすることが発表されました。

従来はTA-7編成が“無ラッピング”とされていましたが、新たにTB-7編成が“無ラッピング”化されました。

6月初旬からのデビューが発表されており、5日の5652M(下田方に連結)から営業運転を開始しています。

15編成中2編成となったことで出会える機会が倍増したことは嬉しいポイントです。

また、これまでのTA編成は下田側が先頭車化改造されたグループですが、今回のTB編成は熱海側がシングルアームパンタグラフを増設したグループです。上り側・下り側ともに表情が異なり、新たな形態となりました。ただし、2012年度にもTB-2編成が同様のスタイルとなっていましたので、厳密には“復活”となります。

このほか、記事公開日時点ではスカートは通常のグレーのままとなっており、2012年に実施されたリバイバル運行でも見られなかった形態で異彩を放っています。天候上の都合で塗装を一時的に見送ったのか、今後もこの形態で運行されるのかは不明です。

これまで運行されてきたTA-7・2012年度はスカートを黒色に塗装

“並び”や“併結”に期待

青スカート・カナヘイ装飾のTB-1編成と“無ラッピング”の併結

伊豆急8000系の運用数は年々余裕が生じており、リゾート21が2編成とも稼動している場合は15編成中最大5編成が稼働しない状態となります。

しかし、現在は“キンメトレイン”R-3編成が定期検査へ入場しているため、稼働率は少し高い状態です。

また、“黒船電車”R-4編成についても運用がない日があるため、この日には高確率で狙うことができそうです。

そして、ファンにとって狙いどころとしては、“無ラッピング”同士の離合シーンや6両編成の組成でしょうか。

TB-7編成の運用初日となった5日はTA-7編成が運用なし、6日はともに日中に熱海駅〜伊豆急下田駅の全線を走る運用(6両編成の下田寄り)となっていました。

このため、現時点では離合シーンは実現したものの、6両組成は実施されていません。

増解結により色々なペアが見られる一方で、日中は1往復するたびに併結相手が変わる運用も多く、6両編成や離合シーンを狙っての撮影はなかなか困難となりそうです。団体臨時列車のプレミア感を出すべく、意図的に避ける可能性さえ否定できません。

TA-7編成が熱海寄り・TB編成が下田寄りとなれば純正に近い組成、逆順であればシングルアームパンタグラフの“前パン”・先頭車化改造の個性的な顔が楽しめます。

色々な組み合わせが楽しめる反面、伊豆急では運用非公開とされており、団体臨時列車での6両組成以外は根気強く狙う必要がありそうです。

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