JR武豊線 半田駅 日本最古の跨線橋、駅舎 最終日 (2021.6.5(土))  | よっちの鉄道旅ブログ

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愛知県出身なので東海地方中心にお送りします。
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九州の旅のレポは来週にします。

 

昨日(2021.6.5(土)) JR武豊線 半田駅が高架化工事に伴い

跨線橋と駅舎が最終日を迎えました。

 

本日からは仮駅舎と仮跨線橋で営業しています。

 

僕はなるべく最終日は混雑するので行かないようにしていますが、

大変お世話になっている駅なので跨線橋の渡り納めをしたくて行きました。

 

半田駅高架化工事は2017年ぐらいから行われており

・・・といっても用地買収程度ですが。

仮駅舎、跨線橋の完成が見えたときにはそろそろかと覚悟していました。

そして、1か月ほど前に仮駅舎の使用開始が発表されました。

 

しかし、JR公式では一切発表がなく地元じゃない人は知らない人も多かったと思います。

6月に入り、東海地区の新聞やテレビで報道したことによりこのことは一気に鉄道ファンに広まりました。

こうなることは予想できたので5月中に行こうか悩みましたが、

どうせ最終日でも多くて20人程度でしょと思っていました。

しかしその考えは甘かったです。

 

 

では最終日の様子をお送りします。

ホーム、跨線橋、駅舎の順に紹介します。

 

 

半田駅に来たのは15時頃

日中は半田駅で列車交換があります。

 

 

駐輪所にすごい人

 

 

当初この線路わきから撮影を予定していましたが、

ホーム上に人が多すぎて断念。

 

 

 

 

半田駅には1番線がありません。

2・3番線を使用しています。

1番線は駅舎があるところ跨線橋を降りて改札前の通路がまさに旧1番線ホーム

向かいに明らかなホームがありますよね。 そこです。

 

 

 

 

ホーム南端に日本最古の跨線橋

ホーム北端に仮跨線橋

 

 

駅舎も最後です。

外から見るとキレイですが、

裏側は出来た当時のままのようで味があります。

 

 

いよいよ跨線橋を渡ります。

 

 

 

 

 

 

「明治43年11月に完成 JRでは最古の橋です」と書かれています。

正確には出来てから一度も移設していない跨線橋では日本最古です。

移設した跨線橋を含めると島根県のJR大田市駅が最古だそうです。

 

 

跨線橋からの景色

古いホームと古い駅舎 ここが高架になって景色が一変してしまうのですね。

 

 

跨線橋には当時の刻印があります。「明 四十三 鐡道新橋」と書かれています。

ペンキで隠れないようにされていますね。

 

 

「JR最古の跨線橋」

 

 

跨線橋を渡り終えて改札側からのアングルです。

 

 

跨線橋から改札までの通路の旧一番線のホーム屋根です。

柱一本一本もレトロです。

 

 

改札前です。 屋根の感じ古くていいですね

 

 

改札を出て駅舎内です。

壁上部には半田で活動している鉄道少年団の武豊線の絵がびっしり飾られていましたが、

すべて無くなっていました。

この様子だと駅舎はすぐに解体されそうです。

 

 

半田駅に来るまでは人がほとんどいないと思っていたので

駅舎内の撮影とか撮りづらいなと思っていたんですが、

そんな心配は不要でした。

 

この窓口では、トワイライトエクスプレス、カシオペア、北斗星、あけぼのなどの

寝台列車をはじめ、展望列車の最前列など10時打ちで大変お世話になりました。

また、通常のきっぷ、青春18きっぷなどの購入など。

※現在半田駅を含む JR東海の駅では10時打ちは実施していません。

 10時になった時点で窓口が空いている場合に10時打ちしてくれます。

 

 

駅舎内で駅移設の案内がされていました。

 

 

駅舎を出たところです。

半田の人ならこの駅舎入口のデザインに見覚えありますよね。

半田は山車(だし)の街と言われるほどですが、山車の屋根ですね。

はんだ山車まつりの時は臨時列車で中央線の211系が借り出されて武豊線を走行します。

5年に一度なので次回は来年(2022年)の10月8・9日(土・日)ですね。

この頃にはワクチン接種が全国民(希望者)終了しているはずですので開催されると思います。

 

 

駅舎と跨線橋

 

 

画像中央のレンガ造りの油庫も歴史的なもので

これは解体かな?

油庫を特別公開した時のレポ

 

 

ホームから見たときに駐輪場の人が多かったので行ってみました。

すごい人です。

 

 

 

後打ち

地上走行もそのうち貴重になります。

 

 

仮駅舎 日中に入口が閉まっているのも貴重です。

営業開始後は日中は必ず開いていますから。

 

仮駅舎のすぐ奥は鉄道資料館

以前一度入りましたが、今回入場の際、名簿に記帳しなくてはいけなかったので

入るのはやめました。

 

 

半田駅脇

イベントの度にヘッドマークが掲げられています。

 

 

武豊線を最後に走ったSLです。

 

 

中にも入れました。

 

 

仮跨線橋

 

 

跨線橋から駅舎までは通路が長いです。

ここが高架になるのか、仮線路を作るのか。

仮線路を作るなら現行ホームに仮跨線橋は普通作らないですよね。

となるとここに高架か。

そうなると線形が悪くなり、駅前スペースが狭くなります。

駅前のロータリーが作れなくなります。

どうするのでしょうかね?

 

 

反対側

このスペースは昔からありました。

貨物線の線路が昔はあったのだろうと思います。

昔は半田駅から貨物線が伸びていました。

現在は東浦と東成岩から貨物線が伸びていて現役です。

 

 

この場所に立ち入れるのも今だけですね。

 

 

仮駅舎と旧駅舎 (←昨日までの営業なので旧駅舎と表現してます)

 

 

その後、東成岩へ列車移動し、

降り立った時にホームに鉄道ファンがおり

そうだ! 貨物だ! と思い出しました。

時刻を見ると到着1分前。

このまま待とう。

 

この駅でタブレットの受け渡しが見れます。

全国的にも貴重になっている駅で見れるタブレット授受です。

 ↓ その場面ではありませんが。

 

ニュースや鉄道ファンのツイッターなどを見ると

みなさん跨線橋のことばかりですが、

本当にお別れなのは駅舎の方なのです。

 

跨線橋は移設され、保存する予定です。

半田駅前に保存されているSLと一緒に保存という報道もあります。

 

駅舎は、保存されることなく解体撤去されます。

 

長い間お疲れさまでした。