こんにちは、今日も休みですが、出かけることなく家で過ごしていました。
そんな中・・・
なにやらお届け物がw(といっても注文したのは私なので「なにやら・・・」はおかしいのですがw)
中身は5月29日の「京都市営地下鉄の地下鉄の日」が今年で40周年を迎え、その記念に色々なグッズが発売されました。
グッズの中に気になるモノがあり、瞬殺するかもしれないと思い、解禁の10時に合わせて購入しました。しかし瞬殺にはならず、余裕で購入できました。(しかし同日の晩には完売していましたので、ちょっとは特別感がありますw)
商品は京都市交通局の外郭団体である「京都市交通局協力会」(いかにも天下り先になりそうな団体w)が取り扱っており、発送は中身のもろさにも関わらず「紙袋」発送という不安げな販売者でしたw(ネットでは実際に箱が潰れて届いた等の話もあり、私も届くまでは不安でしたw)
ドキドキ(つぶれが無いか)とワクワク(お届け物のお楽しみ)の半々で開封すると、四角い箱と輪っか、棒などが出てきましたw
中身は「鉄道の日」限定グッズの「鉄道コレクション(京都市交通局10系・40周年記念限定版)セット」です。
商品構成は4月下旬に発売された鉄コレの京都市交通局10系の限定版と烏丸線で使用された吊手組付きのセットです。
そして購入特典で京都市交通局のステッカーと鉛筆がおまけで付いてきました。
ボール紙2枚は鉄コレをプチプチで巻いた後に保護材として鉄コレをサンドして入れられていましたが、これはおそらく車両の中の差し込み広告ではないかと思われます。(ドア付近にある差し込み広告)ちょっと厚目のボール紙で、鉄コレの箱サイズにカットされているので、半分ほどの大きさになっています。なかなかエコロジーな取り組みですw(どうせなら1枚の広告になるようにしてくれたらよかったのですが、私に届いたのは別々のものでしたw)
まずは吊り輪ですが・・・・本当に使用済み感が強く、ちょっとアルコール消毒しておいた方が良さげに感じる汚れ具合でしたw
しかしバンドの内側部分は鉄枠と擦れた後が残っており、乗客の安全を守ってくれた感がにじみ出ていますw
そして組付き一式なので、上部のネジを緩めると実際にどこ何ぶら下げることができるようです!
といっても、どこに使えばよいのやらw
鉄道部品は以前に国鉄のプレート(詳しくはコチラ)を買ったのみで、2個目の鉄道部品になります。本来であれば3個目のはずでしたが、アレ(詳しくはコチラ)は瞬殺で買えませんでしたorz
ひとまずこれはどこかにぶら下げるところが決まるまでは部屋の片隅に放置プレーとなりそうですw
こちらはおまけのシールと鉛筆ですが、シールは市バスと市営地下鉄をキャラクター化していますが・・・名前が載ってませんww
ネットでググるとバスの方は「京ちゃん」で電車の方は「都くん」・・・・二つ合わせて・・・「京都」・・・・なんてわかりやすいw
そして鉛筆の方は地下鉄車両がデザインされており、烏丸線と東西線が1本ずつ入っており、こちらは嬉しいおまけでしたw
まぁどちらも使うことはないのですが、鉄コレの箱に一緒に入れておくことにしましょうw(鉄コレを出すたびに眺めることができますw)
ということで本命の鉄コレを見ていきましょう!!
って、以前にブログ(詳しくはコチラ)で・・・・「鉄コレでライトも付かないし、割高なので「見送り!」と言ってたじゃねーかっ!」と突っ込まれそうですが・・・・・
「ええっ!負けましたよ!限定商法に!!つり革も付いてくるって言われたし、限定450セットの甘言に・・・・・」
通常版なら2割引きの8500円ほどで買えるのに、今回はつり革が付いているといっても定価で、送料もばっちり購入者負担だったので、結局、11500円払ってますw つり革、シール、鉛筆が付いているとはいえ・・ね?
箱は通常版と同じものでセットAとなっています。(1・2次車でBとなると・・・やはりラッピングものでしょうか?と想像w)
しかし箱正面の左上に「京都市営地下鉄開業40周年記念」シールが申し訳程度に貼られていますw
ちょっと特別感がありましたw
実際に順番に並べてお座敷レイアウトに入線させました。
今回の付属品はパーツのみで動力車用の台車パーツと列車無線アンテナ(地上と地下用)のみです。他の鉄コレでは行先シールなどが入っていることが多いのですが、今回は無しでした。
順番にみていきますが、まずは先頭車の「1102」と「1802」です。
こちらは昭和56年に京都-北大路間を烏丸線として開業した際に製造された10系(計9編成)のうちの第2編成です。
開業当初の車両は1・2次車(なぜ2も付くのかはわかりませんがw)と呼ばれており、あとの3~6次車との見分け方は車番もですが、形状は先頭車に特徴があります。まずは缶詰の縁のような前面と緊急時用の貫通ドア(緑部分)は3次車以降と違い、窓がありません。
模型でも前面の缶詰というか、額縁の縁のような前面が少し凹んだスタイルは見事に再現されています。そして塗装も特に問題なく、ステンレス感もばっちりです。
敢えて言うならスカートの「しゃくれ角度」が少し浅いように感じます。もう少し前に張り出すとイイのですがw
そして40周年記念限定版となっているこのセットは行先が「京都」になっています。通常品は「急行 奈良」になっています。
京都市営地下鉄なので「京都」ならばっちり!と思われるかもしれませんが、6両編成になってから10系は北大路-竹田間、延伸して国際会館-竹田や近鉄との相互乗り入れで新田辺や奈良はありますが・・・途中駅の京都行はありません!!
通常品の「急行 奈良」も微妙ですが、こちらの「京都」も・・・・と思っていましたが、実は・・・・詳しくはのちほどにw
お次は中間電動車の「1202」と「1702」です。
こちらは前後にパンタグラフを装備しており、編成では2両目と5両目に連結されています。
今回はまだN化部品を購入していない(売ってない)ので鉄コレのプラパンタのままですw
模型としてはパンタや屋根周りの配線、抵抗器などもしっかりと再現されており、よくできています。
そして最後は中間付随車の「1302」と「1602」です。
こちらはもともと開業当初の10系は先頭車2両と中間電動車2両の4両編成でしたが、昭和63年に竹田駅まで延伸した際に6両編成の3次車が追加製造され、それに合わせて4両編成であった1・2次車にも3次車の付随車を追加し、6両編成化されました。
こちらは付随車なので屋根上はエアコン機器のみですっきりとしています。
1・2次車の中間電動車と3次車の付随車を並べました。違いはパンタの有無や床下機器の違いのみではありません。
側面は同じですが、妻面を見ると1・2次車の妻面窓の片側は開閉窓となっていますが3次車は固定式となっています。
そしてパンタがあるので1・2次車の妻面には配線も床下に向けて這わせています。
模型でもちゃんと再現されており、こういう作り分けが鉄コレでもされるようになってきたので、値段も上昇しているのではと思われます。(材料費や中国の人件費もあると思いますがw)
6両編成の10系・・・・走らせたいな・・・・レイアウトで先頭車を手に転がすと、イイ感じで転がりますが、電気を流して走らせたいな・・・・・という思いが強くなり、どこかに指定されたTM-14動力が無いか探すと・・・・
ありました!以前に「鉄コレ動力ケチケチ運用」で購入したものが!!(詳しくはコチラ、コチラ)
参照通りですが、一つの鉄コレ動力を複数の車両で使いまわすというTomyTecに嫌われそうな運用ですが・・・
今回はさらに京都交通局の10系でも運用してみたいと思います!
ということで、さっそく鉄摸置き場からセット化した「TM14動力 ケチケチ運用セット」を探し出し、中のTM-14動力を取り出します。
「ケチケチ運用」ではケチケチですがTNカプラーを使用していたので、部品入れから鉄コレ用のアーノルドカプラーアダプタを2個用意し、10系に付属していた動力用台車をランナーから切り出しました。
そしてそれを中間電動車の「1202」にセット。(床下機器も付け替えましたw)
鉄コレ動力は作りはシンプルですが、気持ちのいいくらい、快走してくれます。
しかし今回はあくまでもちょっと雰囲気を楽しむだけなので、他の車両は全くN化しておりません!
なのでプラ車輪のままで、重りもなく、そしてカプラーも鉄コレの簡易アーノルドカプラーですw
動画では先頭車などがややふらふらしているのは軽かったり、プラ車輪の精度が低いからと思われます。しかし全く脱線することなく、そこそこの速度でもちゃんとお座敷レイアウトを完走できましたw
パンタも鉄コレのプラ製ですが、雰囲気は抜群でした!これは早く動力とパンタ、銀車輪を購入してN化したいです!!
走行時にいくつかの発見があったので・・・
まずは車間ですが、4両目と5両目を撮影しています。ノーマルの簡易アーノルドですが、かなりタイトな車間であり、見栄えがかなり良いです。そしてよく見ると貫通ドアの先に渡し板も再現さえれており、上からの写真でも確認できます。
電車の鉄コレはあまり買わないのですが、中間車で渡し板を再現しているのは初めて見ました。そしてそれを走行させてもお座敷レイアウトの最小半径であるR282でも問題なく走行しています。
あまり目立たない箇所ですが、うれしい再現ですw ただ幌パーツが付けにくくなりますがw
もう一つは前面です。行先の京都がはっきりと写っていますが、その右下の運転席を見ると座席がついています!!
鉄コレは気動車をいくつも買っていますが、座席は客席のみで運転席が再現されているのは初めてですw
なので「パカリスト」を呼んでパカカッと開けましたw
比較用に中間電動車もパカッてますが、中間は妻面までロングシートが再現されており、先頭車の方は運転台側はシートパーツが短くなっており、ボディに組み込まれた運転室仕切り(運転席付き)が入るようになっています。
ただパーツはよく見ると窓の位置が全く違うので、おそらく他の車両との共通パーツ(ようは流用ですw)となっているみたいです。しかしそれでも無いよりは前面がビシッと決まるので、私的には「あり」かと思いますw
そして最後に開業から竹田延伸まで活躍した4両編成を再現しました。3,4両目の3次車の付随車を抜いただけですw
この4両編成を再現するときは限定セットの特典である「京都」の行先表示が活躍します!!(通常品の「急行 奈良」ではありえないので・・・)
見た目は真ん中2両にパンタ車が連続しますが、これはこれで面白みがあります。
もともと京都市営地下鉄の構想では開業は4両編成で始まり、2両ずつ延長して最終的には8両編成になる計画でした。
なのでナンバーも先頭から
1102-1202-1702-1802
となっており、見方としては最初の一桁は10系の「1」で2桁目は号車番号、3,4桁目は編成番号となるので、「1702」の場合は10系第2編成の7号車となります。
最初の4両編成は号車番号が将来の8両編成化を予定していたので、1302,1402,1502,1602は使われませんでした。そして竹田延伸の際に2両目と3両目の間に付随車が追加され、
1102-1202-1302-1602-1702-1802
と3次車の1302と1602が3両目と4両目のナンバーとなりました。
現在はまだ6両ですが、計画では8両となると1302と1602の間に1402と1502の〇次車の付随車が連結されることになりますが、京都市営地下鉄の利用客数では8両までの延長は現段階では不要と判断されており、昭和63年に6両まで伸びましたが、以降30年以上、そのままで運用され、そしてこの2021年秋から2025年にかけて更新を迎える開業時の9編成が順次、新型に入れ替わっていく予定となっており、1402と1502は追加されることなく、廃車となってしまうようです。
追加時の改番作業の手間を省くためにイレギュラーなナンバリングになっていますが、計画と実際はなかなか一致しないも多く、この京都市営地下鉄も計画倒れになっています。
車輛のナンバリングだけなら笑い話で済みますが、8両編成になる計画で地下鉄を整備しているので・・・・駅のホームもちゃんと8両が入るようになっていますが・・・当然・・・無駄になっていますw
ということで今回は「買わないかも」と言っていた鉄コレの京都交通局10系を「限定」と「おまけ」(活用方法のわからないつり革w)につられて買ってしまいました。
しかし今回の限定品が発売されなかったとしても、鉄道模型愛好会でおそらくAさんが動力化して持ち込まれると思うので、それを見たら、学生時代の思い出である10系と今回の鉄コレの塗装や造詣(やや「しゃくれ」が甘いですがw)を見たら、必ず欲しくなり、買っていたと思います。
なので今回の京都交通局の10系は・・・乗ったことのある方、馴染みのなる方には「買い」であり、おすすめ度は「何が何でも買っておけ」レベルです!!
最後に両方とも時期は違いますが、近鉄新田辺駅で停車中の10系を撮影しています。
1枚目は第4編成の1・2次車で2枚目は第16編成の平成5年に製造された5次車です。
やはり個人的な思いですが、1・2次系の前面凹み顔が特徴的でかっこいいですw
それと模型ではやや足りなかったスカートの「しゃくれ」も合わせてご確認ください(笑)
でわでわ